『石北本線・金華駅を目指して』-旧・旧白滝駅-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、廃止前と廃止後の「旧白滝駅」(紋別郡遠軽町旧白滝)です。
本駅は国道333号線沿いにあり、道路からも見えましたので大へん分かりやすい駅でした。
2016年(平成28年)3月で廃止された石北本線の3駅のうちの一つです。
廃止時点で、下り列車が1本、上り列車が3本の普通列車が停車するだけの駅でした。
因みに一日の列車の発着数が少ない北海道の駅は、現在、札沼線の「新十津川駅」の「一日一回」ではないかと思われます(北海道医療大学駅発7:50-新十津川駅着9:28、新十津川駅発9:40-石狩当別駅着11:03)。
本駅の大まかな成り立ちを紹介します。
・1947年(昭和22年):運輸省石北線の「旧白滝仮乗降場」旅客のみ取扱いとして開業する
・1949年(昭和24年):日本国有鉄道(国鉄)に移管される
※ ここまでの画像が廃止前(平成27年)の旧白滝駅です。
・1961年(昭和36年):線路名が「石北本線」に改称される
・1987年(昭和62年):国鉄分割民営化によりJR北海道に継承され、同時に駅に昇格し「旧白滝駅」となる
・2016年(平成28年):利用者減少によって廃止される
※ 以下の画像は、廃止後(平成28年)の旧白滝駅です。
1面1線の単式ホームをもつ地上駅(無人駅)でした。木造の待合所がありました。
廃止当時運行されていた上下4本の列車は、「地元の女子高校生のためだった」ということが2つの局のテレビ番組で放送されていました。
「JR北海道も粋な計らいをするものだ」と感心させられました。
本駅開設当時、地元住民が寄付を募って建設資金を提供したり、建設工事も手伝ったりしたりするなど地元住民との結び付きが強かったからこそのことだろうと思います。
私が本駅を訪問したのは、廃止前の平成27年の秋と、廃止後の平成28年の夏の2回です。
昨年の夏から秋にかけての期間に、待合所は残念ながら取り壊されてしまったようです(実際に確かめてはいませんが…)。
ご訪問頂きありがとうございました。
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