『北海道のダム』-漁川ダム-

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漁川ダム こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。

 今回は、「漁川ダム(いざりがわだむ)」(恵庭市漁平)を紹介します。

        (訪問日:2020年(令和2年)8月下旬)

 漁川ダムは、一級河川・石狩川水系漁川(いしかりがわすいけいいざりがわ)に建設された特定多目的ダム(洪水調節・不特定利水・上水道)で堤体の中央部に粘土などの水を通さない壁(遮水壁)を設ける「中央土質遮水壁型ロックフィルダム」という形式のダムです。

漁川ダム 漁川ダム

漁川ダム 漁川ダム

漁川ダム 漁川ダム

※ 以下の動画の中には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

 堤高45.5m、堤頂長270.0m、湛水面積110.0ha、総貯水容量1530万㎥です。

 事業主体は国土交通省北海道開発局で施工業者は地崎工業・間組、着手年は1971(昭和46)年で竣功は1980(昭和55)年です。

漁川ダム 漁川ダム

漁川ダム 漁川ダム

漁川ダム 漁川ダム

※ 以下の動画の中には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

 ダム湖の名前は、「えにわ湖」です。

 漁川は石狩川水系の主要な支流である「千歳川」に注ぐ河川で、支笏洞爺国立公園に位置する恵庭岳の東麓を水源とし恵庭渓谷を形成し、恵庭市内を経て千歳川に合流しています。

漁川ダム 漁川ダム

漁川ダム 漁川ダム

漁川ダム 漁川ダム

※ 以下の動画の中には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

 上流には原生林に覆われた山地と陸上自衛隊恵庭駐屯地の演習場があり、中流から下流域にかけて恵庭市街があります。

 本ダムは恵庭渓谷の下流部に建設されました。

漁川ダム 漁川ダム

漁川ダム 漁川ダム

漁川ダム 漁川ダム

※ 以下の動画の中には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

 ダム名の「いざり」はアイヌ語で「サケの産卵する川」という意味をもつ「イチャニコッペ」が訛って「イザリ」になったのではないかというが、正確には不明だそうです。

 本ダムは恵庭渓谷の下流部にありますので、アクセスとしては恵庭市街から道道117号(恵庭岳公園線)を支笏湖方面に進み約18㎞(車で約25分)で恵庭渓谷へ向かうルートがあります。

漁川ダム 漁川ダム

漁川ダム 漁川ダム

漁川ダム 漁川ダム

漁川ダム 漁川ダム

※ 以下の動画の中には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

 また、札幌方面からは国道453号を千歳(支笏湖)方面に向かい、途中道道117号と合流する地点があり、そこを左折して恵庭方面に進み約12㎞でダム下にある「桜公園・えにわ湖自由広場」に着きます。

漁川ダム 漁川ダム

漁川ダム 漁川ダム

漁川ダム 漁川ダム

 あるいは、千歳(支笏湖)方面からは国道453号を札幌(真駒内)方面に向かう途中に道道117号と合流する地点がありますので、そこを右折して道道117号を恵庭方面に進むと約12㎞でダム下にある「桜公園・えにわ湖自由広場」に着きます。

漁川ダム 漁川ダム

漁川ダム 漁川ダム

漁川ダム 漁川ダム

※「恵庭渓谷」・・・恵庭市街から道道117号(恵庭岳公園線)を支笏湖方面に進み約18㎞(車で約25分)で恵庭渓谷に着きます。「三段の滝」「ㇻルマナイの滝」「白扇の滝」と三か所の個性的な滝があり、散策路や瀧見広場等が整備されています。

※「漁岳(いざりだけ)」・・・恵庭市・千歳市・札幌市ね接点にある標高1,318mの火山です。北海道百名山に選定されていて、山頂には二等三角点が設置されています。登山道はなく、漁川を遡るか、あるいは「空沼岳(そらぬまだけ:標高1,251m)ここは登山ルートはあるます」から尾根沿いにハイマツ藪漕ぎをして山頂に至るという一般向けの山ではないようです。

漁川ダム 漁川ダム

漁川ダム 漁川ダム

漁川ダム 漁川ダム

 前述のアクセスルートの紹介の中で触れましたが、漁川ダム下には「桜公園・えにわ湖自由広場」がありますので、春の桜や秋の紅葉シーズンには多くの人々で賑わっています。

 尚、「桜公園・えにわ湖自由広場」や「恵庭渓谷の三つの滝」については、後日改めて紹介したいと思っております。

 帰り間際、普段はなかなか目にすることができないような光景に出会いました。

 ダム管理棟の道路の前を何か口に咥えた一匹のキタキツネがこちらの方へゆっくりと歩いてきていることに気がつきました。

 行く手に私がいるのに気づいたキタキツネはすばやくダム堤体の縁の柵とその下の草の間を搔い潜って下の方へ行ってしまいました。

漁川ダム・キタキツネ 漁川ダム・キタキツネ

漁川ダム・キタキツネ 漁川ダム・キタキツネ

漁川ダム・キタキツネ 漁川ダム・キタキツネ

 珍しい光景だと思い、キタキツネの様子をカメラのレンズを通して撮影しながら追いかけて行きました。

 キタキツネが口にくわえていた物は、どうも鹿などの動物の足のようでした。

 何よりのご馳走を見つけ手に入れたキタキツネは、巣穴まで持って行ってゆっくりご賞味しようと、あるいは巣で待っている子ギツネ達に食べさせようと頑張って運んでいたのではないかと察した次第でした。

 「閲覧注意」の部類に入る画像・動画かもしれません、気分を害されたなら申し訳ありません。

 でも、なかなかこんな光景は北海道に住んでいても見ることはできないように思いました。

※ 以下の動画の中には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。また、キタキツネが獲物として動物の足を口に咥えて運んでいるシーンが映っていますので「閲覧注意」でお願いいたします。

 

※ 北海道恵庭市「漁川ダム」「恵庭渓谷」、国土交通省北海道開発局「漁川ダム」「恵庭渓谷」、フリー百科事典・ウィキペディア(Wikipedia)「漁川ダム」「恵庭渓谷」「漁岳」を参考にさせていただきました。

 ご訪問頂きありがとうございました。

 

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