『道南の旅』-函館山探訪その2-

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千畳敷先頭指令所跡 こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。

 今回は、「函館山探訪その1」として、函館山のいくつかの歴史的遺構を紹介していきます。

         (訪問日:2019年(令和元年)7月下旬)

   千畳敷戦闘指令所跡

 前回では、函館山ロープウェイの建物(3階建て)屋上の函館山展望台からの眺望を堪能した私は、その建物から出て「つつじ山駐車場」へ降り、そこから「御殿山第2砲台跡」に向かおうとしていました。

 現在、函館山ロープウェイと展望台の建物や放送局のアンテナ群が建てられている辺りには、戦前「御殿山第1砲台」が造られていたそうです。

千畳敷先頭指令所跡へ 千畳敷先頭指令所跡へ

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 驚いたことに、その建物群の地下部分には今でも当時の砲台の遺構が残されているのでした。

 前述のように現在は各テレビ局やFM局のアンテナの建物があって勝手にその敷地内へ入ることはできませんので、一観光客の私には「御殿山第1砲台」の取材などできるはずもなく断念しました。

千畳敷先頭指令所跡 千畳敷先頭指令所跡

千畳敷先頭指令所跡 千畳敷先頭指令所跡

千畳敷先頭指令所跡 千畳敷先頭指令所跡

 さらに御殿山第2砲台跡から散策路の「千畳敷(せんじょうじき)コース」に合流し「つつつじ山」方面へと進み、次に「入江山高地観測所跡」へと向かいました。

 途中にあった穴澗(あなま)海岸に出る分岐をパスして江山の尾根沿いに進み、高射砲の基礎だった小さい丸い砲台の跡も通過し、やっと入江山高地観測所跡に着きました。

千畳敷先頭指令所跡 千畳敷先頭指令所跡

千畳敷先頭指令所跡 千畳敷先頭指令所跡

千畳敷先頭指令所跡 千畳敷先頭指令所跡

 戦後70年以上の年月が経っている現在でも当時の施設が残っていて、立ち入り禁止の場所もありましたが当時「通信室」だった部屋等を見学することができました。

 入江山高地観測所跡を一通り見学し終わったので来た道を戻り、次の目的地「千畳敷戦闘指令所跡」へと向かいました。

千畳敷先頭指令所跡 千畳敷先頭指令所跡

千畳敷先頭指令所跡 千畳敷先頭指令所跡

千畳敷先頭指令所跡 千畳敷先頭指令所跡

 入江山からつつじ山を回り込むようにして進み水元山、八幡山、牛の背山という小さなピークを左手に見ながらしばらくの間主稜線上の砂利道を歩いて行き、やがて牛の背と呼ばれているこの「臥牛山」(函館山の別名)の鞍部辺りに着きました。

 御殿山第2砲台跡も見ごたえのある遺構ではありましたが、この千畳敷戦闘指令所跡はそれ以上に「要塞感」が強くて迫力がありました。

千畳敷先頭指令所跡 千畳敷先頭指令所跡

千畳敷先頭指令所跡 千畳敷先頭指令所跡

千畳敷先頭指令所跡 千畳敷先頭指令所跡

 軍服を着た兵隊さんがそこここから今にも出てきそうな、そんな妄想にかられるような遺構でした。

 ここも明治時代に旧日本軍がロシア帝国を仮想敵国として函館の防衛のために建設された施設です。

そのため戦後しばらくの間は軍事拠点でありましたので一般人の立ち入りが禁止され、終戦後1946(昭和21)年10月から一般開放されました。

千畳敷先頭指令所跡 千畳敷先頭指令所跡

千畳敷先頭指令所跡 千畳敷先頭指令所跡

千畳敷先頭指令所跡 千畳敷先頭指令所跡

 1904(明治37)年8月に建設が開始され、翌1905(明治38)年12月に竣工しました。

 函館山全山を見渡すことができる円形の観測座や作戦室、砲台等に指令を伝える電話室がありました。

 建設されてから約110年ほども経っているというのに、この指令所跡はよく管理されていてレンガ造りの施設の中までも入ることができます。

千畳敷先頭指令所跡 千畳敷先頭指令所跡

千畳敷先頭指令所跡 千畳敷先頭指令所跡

千畳敷先頭指令所跡 千畳敷先頭指令所跡

※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

 地下に造られた施設の中は日差しがほとんど入らずひんやりとした空気が流れていて、さすがに軍事施設であったことを感じられました。

 観測所で敵艦を発見すると、位置を測定し機器により正確な位置を算出し戦闘指令所へ電話で報告される、というような一連の作業が行われていたことでしょう。

 内部は、小さな部屋が二つとそれに続く電話室、もちろん機器類は一切なく空の空間があるだけではありますが、目を閉じてその当時の様子を想像して楽しむのも、ここならではのことではないかと思いました。

千畳敷先頭指令所跡 千畳敷先頭指令所跡

 ここは海から攻めて来る敵から防衛するための施設なので、海側は広く見渡せると共に函館市街地も見下ろせる場所にあります。

 「100万ドルの夜景」はもちろんですが、ここからの青空の下に広がっている蒼い太平洋と市街地の織り成す眺望も夜景に劣らずすばらしいと思います。

箱館戦争の舞台となった五稜郭、その傍に立つ「五稜郭タワー」(2006(平成18)年にオープンした2代目タワー;後日紹介する予定)も見えていました。

   千畳敷広場、地蔵山見晴台

 千畳敷戦闘指令所跡を後にして、さらに南の方へ歩いて行くと広い広場がありました。

 その広場の端っこの方には休憩舎(水道・トイレがあり)の建物があり、敷地の所々にベンチもある「千畳敷広場」に着きました。

 夏場は地元の子供たちの遠足や家族連れのハイキングで賑わうそうです。

千畳敷広場・休憩所 千畳敷広場・休憩所

千畳敷広場・休憩所 千畳敷広場・休憩所

地蔵山見晴台 地蔵山見晴台

 私は御殿山の方から千畳敷コースを歩いてきましたが、立待岬近くにある「七曲りコース」入口から登ってくるのが一番の近道(旧登山道コースを5合目まで登って千畳敷コースに入る道もあります)です。

 函館山の南側にある大鼻岬の上部になり約標高250m山麓に広がる草原が「千畳敷」です。

地蔵山見晴台 千畳敷広場・休憩所 

地蔵山見晴台へ 地蔵山見晴台へ

地蔵山見晴台へ 地蔵山見晴台

地蔵山見晴台 地蔵山見晴台

 展望台のある休憩所からは函館市街0や津軽海峡、函館湾、そして遠くには山並みも眺めることができます。

 芝生広場の高台の方には千畳敷砲台跡もありますが、私は真っ直ぐ戦闘指令所の方へ向かいました。

地蔵山見晴台 地蔵山見晴台

地蔵山見晴台 地蔵山見晴台

地蔵山見晴台 地蔵山見晴台

※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

 地蔵山見晴台(地蔵山コース)から立待岬方面へ下りて行くと「七曲がりコース」へと入って行きます。

 「七曲り」の名前が示す通り急な斜面を九十九折りにしてジグザグ道にすることで急登を避けているコースです。

 ジグザグ道を下り「七曲りコース」の入口に近づくにつれて道もなだらかになり立待岬公園へつながる道路と合流しました。

※ 函館市公式観光サイトはこぶら「函館山ロープウェイ」・「御殿山第二砲台跡」、フリー百科事典ウィキペディ「函館山ロープウェイ株式会社」・「函館山」・「函館山テレビ・FM放送所」・「函館要塞」・「津軽要塞」、一般財団法人 函館市住宅都市施設公社サイト「函館山緑地」を参考にさせて頂きました。

 ご訪問頂きありがとうございました。

 

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