『登山日記・いぶりの山々』-オロフレ山・山頂へ、そして下山-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は「山頂へ、そして下山」、ついに山頂にたどり着くことができ無事に登山口に至るまでの様子を紹介します。
(訪問日:2020年(令和2年)10月中旬)
昔「大観峰」と呼ばれていたオロフレ峠展望台に隣接した登山口を出発し、絶景ポイントの一つではありますが足のすくむ様な片側が切り立った崖になっている羅漢岩付近の登山道を無事に通過し、「山神」の石碑が立っている小岩峰に登りました。
オロフレ山々頂へ
↑ 小岩峰を降り1000mケルンへ向かって行きました(画像左)。右手の方には山並みの向こうに太平洋が見えていました(朝日の方角なので逆光になっています:画像右)
↑ 太平洋をズームしてみました(画像左)。 太平洋の左手の方へ視線を移していくと樽前山や風不死岳が見えていました(ズーム:画像右)
※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
小岩峰の上も絶景ポイントの一つで東側にある登山道から脇道に逸れて登り、頂上には「山神」と刻まれた石碑などがありました。
↑ 1062峰へ向かって坂道を登って行きました(振り向くと、1000mケルンが小さく見えていました:画像左)、手前に見えるピークが1062m峰、その奥のピークがオロフレ山です(画像右)
※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
↑ 1062m峰に向かって登って行きました、思ったほどそれほどの急な坂道でもなく順調に進んでいきました。
その西側は切り落ちていて谷が広がっていて滑落でもしたら命はないような…、そんなところでしたが、そこからの眺望は素晴らしいものでした。
↑ 山の陰になって一部倶多楽湖が見えていました(画像左)。一方、高度が上がったからでしょうか太平洋が遠くに大きく広がって見えるようになりました(画像右)。
↑ 1062峰のピークを過ぎ少し下って、標高1050m辺りからは急な坂道になってきました(画像左)。振り返ると、稜線に歩いてきた道が筋を描いていました(画像右)。
↑ 太平洋上の朝日が逆光になって山並みが暗く写っています(画像左)。 南の方角に見えていたピークは、多分「来馬岳」だと思います(画像右)。
小岩峰からの景色を堪能した私は、そこからも見えていた本命のオロフレ山の山頂を目指して手足を十二分に活用し四つん這いになりながら元の登山道へと降りていきました。
↑ 山頂直下辺りまで来ると、岩場になってきて歩きにくくなりました、もう少しで頂上だと思い登って行くと偽ピークだったりして、頂上が思っていた以上に遠くに感じました。
※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
↑ 偽ピークに「ヤレヤレッ」と思って振り返ると、休憩をした1000mケルンが見えていました(画像左)。
小岩峰から降りると登山道は少し下り坂になり、やがて平坦な道になっていきました。
そこを進んでいくと、「1000mケルン」と呼ばれているレルンの所に着きました。
↑ 山頂直下の急坂に息を切らしては立ち止まりきょろきょろと周囲の景色を見回しました。すると、眼下に展望台らしきスペースが見えていました。
そこは吹き通しで眺望も良く広く平坦な場所なので休憩をとるにはもってこいの所で、しかも目の前には「1062m峰」がそびえ立つような感じで見えていましたので、ここでの景色を楽しみながらの休憩はおすすめです。
↑ 西の方角に視線を移すと遠くに「洞爺湖」が見え、その湖の左端に「有珠山」とその手前に茶色いお椀のような形をした「昭和新山」も見えていました。
↑ 「この坂を登った所が頂上かな…?」と思って行くと、その向こうにさらにピークが…。
↑ 「今度こそこれを登ったら山頂か…?」という感じで、何度か偽ピークに騙され騙され登って行きました。
オロフレ山の山肌には茶色く割れ目のような傷に見える部分があって、遠くから見ても目立っていて印象的です。
それは、オロフレ山西側の斜面にある崩落地で、その規模は斜面方向の水平距離約650m、幅約170mあるそうです。
↑ 「いや~っ、偽ピークにはドっと疲れる!」たまらず足を止め小休止、振り向くと倶多楽湖のほとんどが山の陰になって見えていました(画像右)。
これまでに何回も崩落を続けているらしく、そのため植物が生えられずにずっと傷跡のような模様になっているそうです。
↑ 「今度こそここを登れな頂上かっ!?」と、あまり期待しないように気持ちを抑えながら登って行きました。
※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
↑ 恐る恐る…? 登って行くと、ついに山頂標識が立っているオロフレ山の頂上に辿りつきました!!
何度も偽ピークに騙されながらも、やっとの思いで標高1230.8mのオロフレ山の山頂に辿り着きました。
山頂標識は思っていたよりも小さく地味な感じではありましたが、「オロフレ山」と浮き出るように彫られた物で味わいのある感じを受けました。
※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
山頂標識の直ぐ前には「二等三角点」があり、点名は「登別岳」だそうです。
支笏洞爺国立公園内にあり、壮瞥町の最高峰になります。
周囲に高い山がないので独立峰のような感じで、山頂からの眺望は素晴らしく胆振地方で人気の山々が見渡せるので人気があり登山客が多いそうです。
そして、オロフレ山頂から下山
私がこれまでに登った羊蹄山・尻別岳、徳峻瞥山、ホロホロ山、昆布岳、有珠山、昭和新山、樽前山を見ることができ、感激しました(但し、その日の天気にもよります、雲やガスがかかっていれば見えませんが…)。
↑ 1000mケルンの姿です(画像左)。
他にまだこのブログでは紹介していませんが(順次紹介していく予定です)、2023年12月現在で登頂した山、伊達紋別岳、鷲別岳(室蘭岳)、来馬山、風不死岳(この山は紹介途中です)も見られます。
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↑ 「山神」の石碑が立っている小岩峰(画像左)
オロフレ山々頂で眺望を十二分に堪能した私は、いつものように後ろ髪引かれるような思いを振り切って下山することにしました。
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私の体力は低く、脚力もひ弱で登山に要する時間は人様の2倍はまずみていかないと、と常々考えて登山しています。
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↑ この辺りが「羅漢岩」の裏側になるのでしょうか?
今回のオロフレ山登山についても、最初に紹介しました「登ろういぶりの山 山登りまち巡りガイド」(胆振総合振興局)の「オロフレ山」では「登り約90分・下り約60分」と紹介されていました。
※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
↑ この辺りが滑落したら大変なことになる、私が一番恐怖を感じたところです。眺望はいいのですが、スリル満点なところがちょっといただけません。
オロフレ山登山は何か所か気を付けなければならない所もありましたが、「高低差が300mほど」の山ですので「初心者から上級者まで楽しめる山」と紹介されています。
※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
私でも画像・動画を撮りながら休憩一杯の登山でしたが、所要時間の約180分(3時間)まではかかりませんでした。
※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
ましてや逃げ足は遅い方ではありませんので、下りは標準時間よりも少し遅いくらいでいつも下山できています。
※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
↑ 一番緊張してしまったところの最上部です。岩だらけで雨で濡れたりしていると滑りそうな所でした(画像左)。
↑ 難所を無事通過して登山口へ向かいます、安心安心!
今回のオロフレ山登山の下山には時間的に余裕がありましたので、登りでは撮れていない画像や動画を撮りながら下りました。
↑ 登山道から展望台駐車場が見えてきました、登山口ももうすぐです。
そこで、下山時の様子もいつもよりも多く紹介したい(画像と動画で)と思いますのでよろしくお願いいたします(同じコースの下りですので、興味のない方は飛ばしてください)。
↑ 展望台駐車場に着きました、オロフレ山登山の終了です!
尚、この『登山日記・いぶりの山々』-オロフレ山-シリーズは、今回で終了させていただきます。
ありがとうございました
↑ 登山開始時は朝曇りなのか? 雲が多かったため見れませんでしたが、下山後は雲の少なくなり青空の下に羊蹄山・尻別岳がきれいに見えていました。
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↑ 「大観望」の石碑です、心なしか寂しそうに佇んでいる感じがしました。
↑ 眼下には、今は廃道になってしまっている旧道が見えていました。
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↑ 洞爺湖の姿も見えていました。
↑ 三角形の形をしてとんがっている山「昆布岳」が遠くにかすんで見えていました。
※ ウィキペディアフリー百科事典「 オロフレ山」、『胆振総合振興局サイト「登ろういぶりの山―山のぼり町巡りガイド」』を参考にさせて頂きました。
ご訪問頂きありがとうございました。
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