『登山日記・十勝岳』-上ホロ避難小屋へ-

スポンサーリンク

上ホロ避難小屋  こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。

   今回は、「上ホロ避難小屋へ」向かっている時のようすを紹介します。

                       (訪問日:2021年(令和3年)8月上旬)

 十勝岳登頂再挑戦のために前回途中撤退してしまった望岳台登山口からではなく、富良野岳(標高1912m)登頂に成功し気を良くした十勝岳温泉登山口から、まずは上富良野岳(標高1893m)を目指して登り始めました。

 登山口から上富良野岳山頂までは、富良野岳登頂を目指した山行の際にすでに経験済みのコースでしたので、例によって汗水流し息を切らせながらも第一関門は無事に突破することができました。

上ホロ避難小屋へ 上ホロ避難小屋へ

上ホロ避難小屋へ 上ホロ避難小屋へ

 次の関門は、上富良野岳から上ホロカメットク山への行程でした。

 上ホロカメットク山へは、まず一度上富良野岳から下り坂をグッと降りて行きます。

 その後、今度はけっこうな急坂を登って行かなくてはなりませんでした。

上ホロ避難小屋へ 上ホロ避難小屋へ

上ホロ避難小屋へ 上ホロ避難小屋へ

 急な坂道を休み休み登って行った先が上ホロカメットク山の山頂でした。

 来た道を振り返って見ると先日登って来た富良野岳が、視線を右に移すと遠くに上富良野の町と眼下には安政火口が、これから向かう先のは山頂付近に雲がかかっている十勝岳が見えていました。

 十勝岳まではまだまだ先が長く、第二の難関・上ホロカメットク山の次に目指すは「上ホロ避難小屋」でした。

上ホロ避難小屋へ 上ホロ避難小屋へ

 上ホロ避難小屋へ

 上ホロ避難小屋に向って稜線を歩き始めましたが、避難小屋の手前にかなり手強い難所が待ちかまえていました。

 そこは急な上に大小様々な大きさの岩でゴツゴツしていて足場が悪く、堪らず岩場に手をかけながら上り下りしなければならない所でした。

上ホロ避難小屋へ 上ホロ避難小屋へ

上ホロ避難小屋へ 上ホロ避難小屋へ

 今振り返って思い出してみると、十勝岳への第二の挑戦であそこの岩場が一番の難所と言えば難所でした。

 落ち着いて一歩一歩両手両足を繰り出して行けば、私でも無事にクリアできました、とは言っても変に慌てるような元気もありませんでしたけれど…。

※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に注意して下さい。

上ホロ避難小屋へ 上ホロ避難小屋へ

上ホロ避難小屋へ 上ホロ避難小屋へ

 その難関・岩山をクリアできたら、しばらくゆるやかな下り坂でした。

 そして、その下り坂を下っていった底辺りに標識らしき物があり、そこから右手へ少し下りた所にポツンと小さく上ホロ避難小屋が見えていました。

 坂を下りながら遠い行く先の方に視線を向けると、ゆるやかな上り下りが続く稜線上の一筋の道の先に相変わらず山頂に雲を戴いた十勝岳の姿が見えていました。

上ホロ避難小屋へ 上ホロ避難小屋へ

上ホロ避難小屋へ 上ホロ避難小屋へ

 この辺りは一段と高い場所なので、左手の切れ落ちている崖の向こう森の中に今朝出発してきた登山口のある凌雲閣の姿がポツンと見えていました。

 坂道を下り終えた辺りに「上ホロ小屋」と書かれた看板があり、その右手・緩い坂道を下りて行った先の平坦なスペースの一画にその小屋はありました。

上ホロ避難小屋へ 上ホロ避難小屋へ

上ホロ避難小屋へ 上ホロ避難小屋

上ホロ避難小屋 上ホロ避難小屋

 近づいて行って見ると、小屋は2階建てになっているようでした。 

 1階の出入り口の他に、2階にも出入口のような物が設けられていてそこへ梯子がかけられてありました。

 多分、冬期間に降る雪のために1階の出入口が閉ざされて使えなくなるので、2階にも第二の出入口を作ってあるのだろうと私は思いました、違うかもしれませんが…。

上ホロ避難小屋 上ホロ避難小屋

上ホロ避難小屋・トイレ 上ホロ避難小屋・トイレ

 私が訪れた時の上の画像にあるような旧避難小屋は2022年に解体され、新しい強度のに優れた避難小屋に建て替えられたそうです。

 年々気力・体力が落ちてきているように感じる私なので、十勝岳登頂への再挑戦は多分ないとは思いますが、新しく生まれ替わった上ホロ避難小屋の姿も見てみたい気もしています。

※ 上ホロ避難小屋は標高1810mの場所に1980(昭和55)年に建てられた無人の小屋です。築40年以上が経っていたためかなり老朽化が進んでいました。

 2022(令和4)年5月末から建て替え工事が始まり7月初めに着工、10月上旬にはほぼ完成しました。

 旧避難小屋は解体され、コンクリートの基礎からすべて造り直され木造2階建て延べ47㎡で旧避難小屋とほぼ同じ規模ですが、強度の強い木材や強化プラスチック製の窓、屋根には特殊素材が使われました。

 上ホロ避難小屋・トイレ

 また、避難小屋の裏にあったトイレも小屋と一緒に建て替えられたようで、デジタル版の記事を見ると外観がきれいになっていました。

上ホロ避難小屋内部のようす 上ホロ避難小屋内部のようす

上ホロ避難小屋内部のようす 上ホロ避難小屋内部のようす

上ホロ避難小屋内部のようす 上ホロ避難小屋内部のようす

上ホロ避難小屋内部のようす 上ホロ避難小屋内部のようす

上ホロ避難小屋内部のようす 上ホロ避難小屋内部のようす

上ホロ避難小屋内部のようす 上ホロ避難小屋内部のようす

 上の数枚の画像は旧上ホロ避難小屋の物です。今は解体されてしまいましたので、その記録画像として懐かしく思われる時が来るかもしれません…。

※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に注意して下さい。

トイレ内部のようす 上ホロ避難小屋内部のようす

↑ 最近、「どこそこの山のトイレが登山客のマナーが悪さに撤去された」というニュース記事をWebニュースで目にしました。私が訪れた時のここのトイレはそんな心配は要りませんでした。「これからもずっとそうあって欲しい」と願うばかりです。

上ホロ避難小屋付近から 上ホロ避難小屋付近から

上ホロ避難小屋付近から 上ホロ避難小屋から

 避難小屋で腰を下ろして一休みした後、まだまだ先は長くのんびりとはしていられませんので最終目的地・十勝岳山頂を目指して再び歩き始めました。

※ ウィキペディアフリー百科事典「十勝岳」・「上ホロカメットク山」、かみふらの十勝岳観光協会公式サイト『上富良野Navi 「【再周知】上ホロ避難小屋建て替え工事について」(2022/6/9付)』、読売新聞オンライン 「百名山の十勝岳で避難小屋建て替え、まもなく完成…噴火に備え屋根にアラミド繊維」(2022/9/13付)、朝日新聞デジタル 「「防弾チョッキ」まとった避難小屋が完成 御嶽山噴火の教訓ふまえて」(2022/11/7付)を参考にさせて頂きました。

 ご訪問頂きありがとうございました。

 

上ホロカメットク山へ ⇦⇦⇦ 今     回 ⇨⇨⇨ 山頂へ、そして下山

※青字部分をクリックすると、そのページが表示されます。

※これまで掲載した記事をご覧いただくには、「ホーム」ページの「インデックス」をご利用ください。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。