『登山日記・羊蹄山Ⅱ』-九合目~山頂、そして下山-

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 こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。

 今回は、「九合目~山頂、そして下山」の様子を紹介します。

        (訪問日:2019年(令和元年)8月上旬)

   九 合 目

 八合目を過ぎると、それまではずっと上り坂が続いていた道が、ガレ場を横切ったりする道に変わってきました。

 足元に注意しながらも、険しいこの羊蹄山登山の山場を少し越えられたような気がしました。

9合目へ 9合目へ

9合目へ 9合目へ

 見上げると山頂付近は晴れていて雲もほとんどない様子でしたが、逆に見下ろすと8合目辺りには雲が多くて雲海も広がっていました。

 9合目に近づいて行くと、雲の切れ間から麓の様子も窺えるようになり展望が利くようになってきました。

9合目へ 9合目へ

9合目へ 9合目へ

 雲海は山から少し離れた所から広がっていましたので、山と雲海との間から見える景色を楽しみながら歩いていると9合目に到着しました。

 道の右手に立てられていた「9合目」の標示板の下に、「羊蹄山避難小屋」への分岐を示す矢印と「山頂」への方角を示す矢印の二つの矢印がありました。

9合目へ 9合目へ

↑ 眼下に「羊蹄山自然公園」が見えていました、あそこから登って来ました(画像左)。

9合目へ 9合目へ

※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

 羊蹄山避難小屋まではそこから左折して10分程の距離とのことですが、ここまで休み休みしながら登ってきたので下山にかかる時間なども考えると時間的に余裕のない厳しい状況でした。

 前回登った時にも時間に余裕がなくなり避難小屋に立ち寄ることができなかったので、是非とも今回は寄りたいと思っていました。

9合目へ 9合目へ

9合目へ 9合目へ

 再挑戦の今回はまず登頂を果たすことを第一に考え、下山時にもしも時間に余裕があったら避難小屋に寄ることにしようと決めました。

 ハイマツのトンネルを過ぎて真狩肩と言われる所を越えると再び急な上り坂となりました。

9合目へ 9合目へ

9合目へ 9合目へ

※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

 急登を登ると大きな岩の標識がある外輪山に出ました。

 その標識には、「⇦(左):旧小屋跡経由」「(右)⇨:岩場経由」とあったので、今回は岩場経由で行くことにして右方向に進みました。

9合目へ 9合目へ

9合目へ 9合目へ

 地図を見ると、お鉢(大火口:父釜)を挟んで正面に目指す羊蹄山々頂があることが分かりました。

 そこから山頂方向を眺めて「ここから山頂標識が見えるかな?」と思って目を凝らして探しました。

 向こうの外輪山上にいくつかピークが見えていたのですが、どれが目当ての山頂ピークなのか私には見分けがつかず分かりませんでした。

9合目 9合目

9合目 9合目

   山 頂 へ

 このお鉢を反時計回りに約半周ほど岩場などを歩き喜茂別分岐を越えた辺りに山頂(1898m)があるはずでした。

※ 羊蹄山最高標高点(喜茂別ピーク、山頂標識あり)が1898m、真狩岳(真狩ピーク、一等三角点あり)が1893m、北山(雲泉岳、三等三角点あり)が1843mとなっています。

外輪山に到着 外輪山に到着

外輪山から山頂へ 外輪山から山頂へ

 また地図を見ると、その山頂からさらに少し行った所にあるもう一つのピークが真狩岳(真狩ピーク)です。

 前回の羊蹄山登山でガスに巻かれながら行き着いた所がこのピークだったのかも…?と思いました。

外輪山から山頂へ 外輪山から山頂へ

外輪山から山頂へ 外輪山から山頂へ 

※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

 「今回こそは登頂するぞ!」と覚悟を決め、難しそうな岩場を経由する登山道を歩き始めました。

 歩いている途中で石碑を見つけましたが、何と刻んであるのか読み取ることができませんでした。

外輪山から山頂へ 外輪山から山頂へ

外輪山から山頂へ 外輪山から山頂へ

※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

 大きな岩を四つん這いで乗り越えたり、岩を避けるように作られた巻き道を歩いたりしながら登って行くと、数十mほど先に一段と高い岩山が見えてきました。

 そして、その岩山の山頂に1本の標柱らしき物が立っているのを発見しました。

外輪山から山頂へ 外輪山から山頂へ

外輪山から山頂へ      山頂へ

 「ひょっとすると、あそこが目指している山頂なんでないかい?」と思い、若干足取りが軽くなったような気がしました。

 気を良くした私は大小様々な岩がゴロゴロしている道をさらに登って行きました。

羊蹄山々頂      山頂

羊蹄山々頂 山頂

※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

 標柱が立ち大きな岩がたくさん積み重なってできた岩山が羊蹄山山頂(標高最高点)でした。

 2度目の挑戦でやっと羊蹄山の山頂に立つことができたので、喜びも一入(ひとしお)でした。

山頂から 山頂から

   そして、下山

 いつものように山頂からのすばらしい眺望を画像や動画に収めた後、山頂の大きな岩に腰掛けて周囲の風景を眺めていました。

下山途中で 下山途中で

 下山途中で

 でもここは羊蹄山々頂ですから、そこからの下山にもかなり多くの時間がかかることは承知していました。

 いつもの調子で山頂からのんびりゆっくり眺めている訳にもいきません。

下山途中で  下山途中で

下山途中で 下山途中で

※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

 ここは気持ちを切り替えて、早々に下山を開始しなければなりませんでした。

 時計を見て時刻を確認すると、「明るい内に登山口に戻ることができるか」微妙なところでした。

下山途中で 下山途中で

↑ 眼下に「羊蹄山自然公園」が見えていました、あそこへ戻って行きます(画像左)。

下山途中で 

 走ったりすることは危険なので出来ませんが足早気味に坂道を下っている途中、ふと右手の方に目をやると下山途中で寄ろうと思っていた避難小屋が見えました。

 何となく予想はしていたんですけれど、やはり今回も時間がないので寄ることは諦めました。

外輪山の分岐標識 外輪山の分岐

山頂から 山頂から

※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

 その避難小屋がどんどん小さく見え「今回も寄ることができなかったな…」と思いながら下っていると、上りで9合目から外輪山に登った所にあった分岐標識の大きな岩の所まで戻ってきました。

 「ここから少し下った所が9合目、あと8,7,6合目…先はまだまだ長いな~、陽が暮れる前には登山口に着きたい!」と思いながら、2回目の羊蹄山からの下山を続けました。

 尚、この「登山日記・羊蹄山Ⅱ」シリーズは今回で終了いたします、ありがとうございました。

※ ウィキペディアフリー百科事典「 羊蹄山」、北海道真狩村の観光情報サイトHello!Makkari「羊蹄山自然公園」等を参考にさせて頂きました。

 ご訪問頂きありがとうございました。

 

   六合目~八合目 ⇦⇦⇦ 今     回 

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