『登山日記・西別岳』-がまん坂-

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がまん坂 こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。

 今回は、「がまん坂」の様子を紹介します。

       (訪問日:2020年(令和2年)9月中旬)

 登山口を出発し、しばらくは緩やかな坂道を余裕で歩いて行きました。

 この辺は「ウグイス谷」と呼ばれているカラマツの林で、春先にはあの「ホーケキョッ ケキョ ケキョ…」などと練習中のたどたどしい新米ウグイス達の鳴き声に励まされながら登山者はここを登るのでしょう。

がまん坂 がまん坂

がまん坂 がまん坂

 残念ながら、この時の季節は秋で、野鳥からの励ましの声はほとんどありません。

 聞こえてくるのは自分の息切れの呼吸音と風の音、周囲に繁っている笹の葉がこすれ合う音、それが大きくなったり小さくなったり…。

 カラマツ林が終わり一面に笹原が広がっている辺りから、いよいよ「地獄の」と形容されるほどの「がまん坂」の道標の前に着きました。

がまん坂 がまん坂

がまん坂 がまん坂

↑ 笹が刈られ整備された道をいっぱいに使って登って行きましたが、「きつい!」の一言。息が切れ立ち止まっては上と下を眺めることの繰り返しでした。

※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量にご注意ください。

 私の目の前には、まるで立ちはだかるように上へと伸びている急斜面がありました。

 だいたい急な斜面の上りには「九十九折り(つづらおり)」というジグザグの道がつけられているように思うのですが、このがまん坂の道は上までほとんど真っ直ぐに伸びていました。

 幸いにして道の中央部分に通っている踏み跡、その両側の2m近くの笹はきれいに刈られていましたので、そこまで使って小刻みにジグザグしながら登ることはできました。

がまん坂 がまん坂

がまん坂 がまん坂

↑ 息が切れ立ち止まっては上と下を眺めながら休む、この繰り返し。見比べると、少しずつ高度が上がっていることを分かっていただけるでしょうか…、「がんばり」の結果です!

※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量にご注意ください。

 直登は敬遠し小刻みなジグザグ作戦を実行してみましたが思うほど効果はなかったようで、息が切れて息が切れて休み休みゆっくりと登るしかありませんでした。

 「ハイキング的に小学生でも楽に登れる西別登山」のように紹介されていましたが、小学生はとっても若いし元気いっぱいで体力が有り余っていることでしょう。

 

がまん坂 がまん坂

がまん坂 がまん坂

↑ 「がまん坂終わり」の道標。「苦しくても辛くても足を止めさえしなければ、必ず到達できる!」を真に実感させられた「がまん坂」でした。

 還暦過ぎた私には、この「がまん坂」は思った以上に体に負担をかけていたようです。

 この翌日に「斜里岳登山」も計画し実行しようとしていたのですが、その夜思わぬアクシデントに見舞われてしまい断念せざるを得なくなってしまいました(詳しいことは後日また別の機会に紹介しようと思っています)。

※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量にご注意ください。

※ ウィキペディアフリー百科事典「 西別岳」、「摩周岳」、「川湯エコミュージアムセンター・ホームページ『西別岳』」を参考にさせて頂きました。

 ご訪問頂きありがとうございました。

 

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