『北海道のダム』-雨煙内ダム-
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今回は、「雨煙内(うえんない)ダム」(雨竜郡幌加内町字雨煙内(うりゅうぐんほろかないちょうあざうえんない)を紹介します。
(訪問日:2020年(令和2年)7月下旬)
雨煙内ダムは旭川市の北に隣接している幌加内町にあり、幌加内町市街地の北側・国道275号線と道道126号線が交差する交差点を右折し町道を雨煙内地区へ向かって行くとダムの堤体が見えてきました。
雨煙内ダムは、石狩川水系雨煙内川に灌漑(かんがい)目的に造られたアースフィルダムです。
※ 以下の動画には風切音や機械音等の雑音が入っていますので、視聴に際しては音量にご注意ください。
1929年(昭和4年)に建造された灌漑目的の「新成生(しんなりゅう)ダム」がありましたが、日本有数のそばの生産地へ発展し作付面積が増加が続いたことで新たな水源確保が必要になってきました。
※ 以下の動画には風切音や機械音等の雑音が入っていますので、視聴に際しては音量にご注意ください。
※ 幌加内町のそば・・・幌加内町の冷涼な気候、昼夜の寒暖の差、朝霧などの自然条件がそばの栽培に適していたことなどから、作付面積(3,200ha)が1980年(昭和55年)に日本一になり、生産量も2,900トンを超えています。
因みにあと2つの日本一は、「日本最大の人造湖『朱鞠内湖』(面積:2,373ha)」、「日本最寒記録『̠-41.2度』(1978年(昭和53年)2月幌加内町母子里(ほろかないちょうもしり))」です。
フリー百科事典ウィキペディア『幌加内町』によると、2005年度の「都道府県地価調査」で「調査対象住宅地で日本一地価が安い地点」が「字朱鞠内6400-4」にあったそうです。
そこで、1968年(昭和43年)に北海道開発局農水部直轄事業として新成生ダムの嵩上(かさあ)げ再開発事業が始まり、雨煙内ダムとして1978年(昭和53年)に竣工しました。
※ 以下の動画には風切音や機械音等の雑音が入っていますので、視聴に際しては音量にご注意ください。
↑ 湖やその奥の山並みなどを眺めていましたら、雨煙内ダム幌加内湖を対岸(管理棟が建っている方)に向かってサーフボードに乗って泳いでいるカップル?がいました。(画像右)
新成生(しんなりゅう)ダムは、ダム堤の高さが21m、堤頂長は320m、総貯水容量は675万㎥でした。
雨煙内ダムとなり、ダム堤の高さが26.8m、堤頂長は300m、総貯水容量は432万㎥で、ダム建造によりできた人造湖の名前は「幌加内湖」です。
ダム堤よりさらに奥へ行くと、幌加内湖畔には「ほろかない公園キャンプ場」があり「バーベキューハウス」なども設置されています。
※ 以下の動画には風切音や機械音等の雑音が入っていますので、視聴に際しては音量にご注意ください。
※ 一般財団法人日本ダム協会サイト「ダム便覧『雨煙内ダム』」、「幌加内町ホームページ『日本一が3つあるまち』」、フリー百科事典ウィキペディア『幌加内町』を参考にさせて頂きました。
ご訪問頂きありがとうございました。
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