『道北の旅Ⅱ』-ポン山-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、「ポン山」(利尻郡利尻富士町国有林120、121林班)を紹介します。
(訪問日:2019年(令和元年)7月下旬)
前回紹介しました「ベシ岬」を見学して駐車場に戻った時には、夕暮れの時間がもう間もなくという頃合いでした。
利尻島に滞在中車中泊の場所にしていた「北麓野営場」へ戻るのですが、その前に何はなくても今晩のご飯と翌朝のご飯の調達は絶対に外せませんし、風呂に入って一日の汗と疲れを流したいと思いました。
※ 以下の動画には風切音、機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量にご注意ください。
それでまずは、これも利尻島に渡ってきて以来ずっとお世話になっている「利尻富士温泉」に立ち寄りました。
利尻富士温泉は北麓野営場へ向う道の途中にあり、銭湯並みのリーズナブルな入浴料金と施設内にコインランドリーもあるので私にとっては至れり尽くせりの温泉です。
北麓野営場に戻りここ数日間のいつも駐車していたほぼ定位置に車を停め、少々の晩酌と晩ご飯を食べながら明日の行動計画を再確認しました。
明日は、利尻島観光の最終日として「ポン山」に登る予定でした。
ポン山には「大ポん山(標高444m)」と「小ポン山(標高413m)」があり、他の方の書かれたブログなどによると小ポン山は眺望が利かないので、大ポん山がメインということです。
でも、私は時間的にも何時間もかかるわけではないようなので、せっかく利尻島までやって来ているのだから両方の山に登ってみることにしました。
翌朝、いつものように早くに目が覚めた私は早々に軽めの朝食を摂り、身支度を済ませました。
標高1,721mの利尻山に比べると444mの小さな・大ポん山ではありますが、道中何が起きるか分かりませんのでリュックの中身はいつもとほぼ同じですが、水(スポドリ)は少し少なめにしました。
※ 以下の動画には風切音、機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量にご注意ください。
ここは利尻山の麓というか山中(3合目)で近すぎて利尻山の様子は見えませんが、空模様を見ると灰色で雲が多く青空は覗けませんでした。
明日からはフェリーで礼文島へ渡ってあちこち観光する予定でしたので、ポン山登山はこの日がタイムリミットでした。
早朝ということもあり、今後陽が上るにつれて晴れてくる可能性もあるので、期待しながら出発しました。
「利尻山登山」シリーズの中でも触れましたが、利尻山登山コースの途中「甘露泉水」(3合目)に分岐点がありますので、そこで左手の道に入って大ポん山・小ポン山へのコースへと進んで行きます。
↑ 晴れていれば、ここからは雄大な利尻山の姿が目前に望めるはずなんですが…
↑ 利尻山とは反対側の鴛泊方面の眺望、礼文水道を隔てて礼文島の島影が見えていました(「明日、お邪魔するのでよろしく!!」と心の中で叫んでいました)
少し行くとまた「分かれ道」があり、そこを右手に行くと「姫沼」方面へと繋がっています。
さらにまた少し行くとまた「分かれ道」があって、左へ行くと「大ポん山」右へ行くと「小ポン山」へと続いています。
※ 以下の動画には風切音、機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量にご注意ください。
↑ 大ポン山からの眺望、残念ながら期待していた利尻山の姿は見られませんでしたが、礼文島の島影を見ることができたので「よし!」として次の小ポン山へ向かいました。
私は「美味しいものは後にとって置くタイプ」ですが、この場合は先にメインの「大ポん山」へ向かいました。
登山道は、急な坂などはなく比較的なだらかでハイキングコースといった感じでした。
甘露泉水から約1時間ほどで大ポん山々頂に着きました。
『 小 動 物 (標示板より)
利尻島の動物は多くはありません。現在みられるものはシマリス、トガリネズミ、キツネ イタチぐらいです。その中キツネとイタチは移入したものです。シマリスも多くはありません。 』
天候は回復せず空には暑い雲が垂れこめた状態で利尻山にも雲がかかり期待していた美しい姿を見ることは叶いませんでした。
「雨に降られないだけでも良かったさ」と思い、続いて小ポン山に向かいました。
先ほど通過した分かれ道の道標から右の方へ進んで行きました。
↑ 歩いて行くと、繁った樹木などによって行く手を阻まれてしまいました。道標も標示板もないので半信半疑ではありましたが、「ここが小ポン山々頂なの?」と思い始めました。途中の道標にあったように真に「確かに展望は開けていません」でした。
道標にも「展望は開けていません」とあったように、人気がなく行く人も少ないせいなでしょうか?背丈の高い草が伸び放題で道を覆っていて寂しい感じが漂う登山道でした。
途中の繁った野草の中に隠されるようにベンチもありました。
道なりに進んで行くと、樹木が繁っていて前へ進めずまた周囲の景色など丸っきり見えない所に出ました。
「もしかしてここが小ポン山々頂?」と思いましたが、繁る樹木のために前には進めそうもありません。
ここにも繁っている草の中にベンチがありました。
※ 以下の動画には風切音、機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量にご注意ください。
「ここが小ポン山々頂なんだな…」と半信半疑ではありましたが自分に納得させて「小ポン山々頂にも到達!」として早々に下山を始めました。
※ 利尻島観光ポータルサイト「りしぷらRISHIRI PLUS 『ポン山』」、「利尻富士町サイト 『ポン山』」、フリー百科事典ウィキペディア『利尻山』」を参考にさせて頂きました。
ご訪問頂きありがとうございました。
※青字部分をクリックすると、そのページが表示されます。
※これまで掲載した記事をご覧いただくには、「ホーム」ページの「インデックス」をご利用ください。