『道南の旅』-道の駅「江差」-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、「道の駅『江差』(えさし)」(江差町字尾山町1)を紹介します。
(訪問日:2019年(令和元年)7月下旬)
前回紹介しました「江差姥神町横山家(えさしうばがみちょうよこやまけ)」を後にして、その日に宿泊する予定にしていた「道の駅『江差』」に向かいました。
「道の駅『江差』」は国道228号線沿いにあるのですが、開陽丸記念館などのある江差町市街地からは、厚沢部町(あっさぶちょう)方面に(北へ)約4㎞ほど戻らなくてはなりません。
道の駅「江差」は、「日本一小さい道の駅」として「建物は小さいながらもお客さんの満足度は1番」となることを目指して2019年(平成31年)4月にリニューアルオープンしたそうです。
私が訪れたのは7月でしたので、ラッキーなことにオープンして間もなくという時に訪問したことになります(その時は、そんなこととはちっとも気づきませんでしたが…)。
その数年前に、今は廃駅となりなくなってしまった「JR北海道・江差線※1」の「旧江差駅」を取材に行った際にもこの道の駅には立ち寄ったことは覚えています。
でも、その違いには全然気づきませんでした。
この道を通ると誰もが「繁次郎(しげじろう)」の像に目が留まり、「何だろう?」と車を停めてみたくなるのではないかと思うくらいインパクトのある印象的な像です。
繁次郎は、江戸時代に江差地域に実在したといわれる「とんちの名人」ということです。
半纏(はんてん)を着てキセルを咥えた格好で座わり、その台座には「笑え わらえ へば ええごとある」という言葉が刻まれています。
近くには、その名のついた「繁次郎温泉」があり、リーズナブルな料金(その時は、大人300円でした)で温泉に浸かり汗を流し1日の疲れを癒すことができました。
私は車中泊でしたが、ニシン番屋を模した「繁次郎番屋」という簡易宿泊施設もあり、布団や風呂、台所、冷蔵庫、炊飯器などが備わっているそうです(道の駅「江差」で申し込みを受け付けているそうです)。
『 にしん街道 (説明板より)
北海道日本海沿岸においては、北前船の交易によって大きく繁栄し、十八世紀半ばのにしん漁最盛期には多くの廻船問屋や土蔵が連ねて建ち並び、「江差の五月は江戸にもない」と言われ、歴史と今に伝わる数々の郷土民芸や建造物をこの地にもたらしました。
そこで、今一度、日本海沿岸の市町村を支えた「にしん」に歴史・文化等多方面からもスポットをあて、新たな産業や観光資源の創出を目的に、各町で「にしんルネサンス事業」が展開されております。
そのため、「にしん」に関係した日本海沿岸の市町村全体に「にしん街道」の標柱を設置することにより。、往時の繁栄された頃の「にしん文化」を再び蘇らせ、後世に引き継ぐとともに、新たな観光ルートの確立など各地域での活性化に繋げる証として、この標柱を設置したものです。
設置月日 平成十七年十月吉日
設置者 江差観光コンベンション協会 』
※1 江差線・・・函館市「五稜郭駅」から江差町「江差駅」までを結んでいたJR北海道の鉄道路線です。
五稜郭駅から木古内駅間は、2016年(平成28年)3月に北海道新幹線の開業に伴い、第三セクター鉄道「道南いさりび鉄道」(道南いさりび鉄道線;五稜郭駅-七重浜駅-東久根別駅-久根別駅-清川口駅-上磯駅-茂辺地駅-渡島当別駅-釜谷駅-泉沢駅/続・泉沢駅-札苅駅/続・札苅駅-木古内駅/続・木古内駅)へ経営が移管されました。
江差駅は、2014年(平成26年)5月に江差線の部分廃線( 木古内駅/続・木古内駅-渡島鶴岡駅-吉堀駅-神明駅-湯ノ岱駅-宮越駅-桂岡駅-中須田駅-上ノ国駅-江差駅)に伴い廃駅になりました。
※ ウィキペディアフリー百科事典「道の駅『江差』 」・「江差駅」・「江差線」、「江差町観光コンベンション協会サイト・いにしえ街道」、「江差町役場公式サイト」を参考にさせて頂きました。
ご訪問頂きありがとうございました。
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