『道南の旅』-佐藤家住宅(寿都町)-

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佐藤家住宅 こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。

 今回は、「佐藤家住宅(寿都町:すっつちょう)」(寿都郡寿都町歌棄(うたすつ)字有戸163)です。

          (訪問日:2019年(令和元年)7月下旬)

 有島武郎文学碑・弁慶の刀掛岩を後にして、海岸線に沿って走るソーランライン(国道229号線)をさらに南下して行きました。

国道229号線から寿都湾 国道229号線から寿都湾

 寿都湾を右手に眺めながら車を走らせていると、湾の奥に風力発電機が何基も並びその大きなプロペラが回っている光景が目に飛び込んできました。

 さらに海岸沿いの道路を挟んで山側には、どこかで見たことがあるような建物も見えてきました。

佐藤家住宅 佐藤家住宅

 道北の旅の際に小平町で見た「旧花田家番屋」のような木造で、しかもその大きさといい、独特の風格?といい大へん立派な建物です。

 「これはいいもの見つけた!」と思い、トンボ返りに引き返し道路脇に車を停め見物に行きました。

佐藤家住宅 佐藤家住宅

 建物の傍に寿都町教育委員会による説明板「有形文化財 漁場建築 佐藤家」がありました。

 この建物は明治10年代頃に建てられたもので、番屋ではなくて親方の住まいとして建てられたものだそうです。

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 出稼ぎの漁師たちが寝泊まりした番屋は現在道路になっている所に建てられ、その前浜には港としての機能も併せもつ貯蔵施設「袋澗(ふくろま)」もあったようです。

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 屋根の洋風六面の明り取り窓や二階正面の上下スライド窓、下見板張りの外壁などが印象的な和洋折衷様式の建物です。

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※ 袋澗・・・獲れたニシンを時化(しけ)等で陸揚げできない時のために石垣で堤を築設し鰊を入れた袋を保管するための施設。また漁で使用する船舶の船留まりや、漁獲物の水揚げ場としての機能も兼ね備え「ミニ漁港」的な性格ももっていました。

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※ 「文化庁ポータルサイト『 文化遺産オンライン・漁場建築佐藤家 りょうばけんちくさとうけ 』」、「北海道環境生活部生活文化・青少年室文化振興課サイト『北海道文化資源データベース・漁場建築佐藤家』」、「寿都観光物産協会・観光情報サイト『寿都町観光案内・カクジュウ佐藤家』」を参考にさせて頂きました

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 ご訪問頂きありがとうございました

 

有島武郎文学碑・弁慶の刀掛岩 👈 今     回 👉 弁  慶  岬

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