『北海道のダム』-藻岩発電所・取水堰-
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今回は、「藻岩発電所・取水堰(もいわはつでんしょ・しゅすいせき)」(札幌市南区南33条西11丁目3)を紹介します。
藻岩発電所・取水堰は、1936年(昭和11年)の竣工以来80年以上にわたって電力と水道原水を供給し札幌市民の生活を支えてきました。
※ ↓ 路上からの撮影のため動画中に自動車の走行音などが入っていますので、音量にはご留意ください。
豊平川に建設された簾舞地区の「藻岩ダム」から約10.4㎞の地下水路により藻岩発電所へ導かれ、支流である山鼻川(やまはながわ)へ放流されています。
2007年(平成19年)に発電設備が更新され、その出力は約0.4MW(メガワット)で浄水場内で使われるほか、余剰電力は北海道電力へ売電されています。
藻岩発電所は大規模なもので難工事だったため強制連行されてきた人々がタコ部屋労働を強いられ、多くの人々が犠牲となり亡くなりました。
発電所の近くには犠牲者の追悼のための「殉職者之碑」が建てられ、1994年(平成6年)には札幌市南30条西10丁目にも「藻岩犠牲者の碑」が建てられました。
藻岩発電所の周辺には、山鼻川緑地や藻岩下公園などが整備されています。
洪水を放流するために道内唯一の「ローリングゲート」(鋼製円筒型ゲート:取水堰に横たわる鉄管の様なローリングゲートを太いチェーンで巻き上げて水を放流する)が採用されています。
ピア(橋脚)をつなぐ橋梁や上流面の石張り部分は建設当時のままでその機能も維持されていて「土木学会選奨の土木遺産」に認定されています。
※ ウィキペディアフリー百科事典「藻岩発電所 」を参考にさせて頂きました。
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