『石北本線駅巡り』-北見駅-

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北見駅 こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。

 今回は、「北見駅」(北見市大通西1丁目)を紹介します。

 前回紹介しました「西北見駅」を後にして国道39号線の戻り、東へ進みます。

 西北見駅から約5㎞ほど進むと、「大通東1」交差点がありますので、左折すると本駅に着きました。(訪問日:2016年(平成28年)7月下旬)

 本駅の大まかな成り立ちについて紹介します。

・1911年(明治44年):鉄道院網走(あばしり)線(後の網走本線)の一般駅「野付牛駅(のつけうしえき)」として開業する。

北見駅 北見駅

・1912年(大正元年):湧別軽便線(ゆうべつけいべんせん:後の留辺蘂(るべしべ)軽便線、湧別線)・野付牛駅から留辺蘂駅まで開業する。網走線が本駅から網走駅(初代)まで延伸する。その後、網走線が網走本線に改称される。

・1914年(大正3年):湧別軽便線(野付牛駅から留辺蘂駅間)が留辺蘂軽便線と改称される。

北見駅 北見駅

・1932年(昭和7年):湧別線の一部(遠軽駅-野付牛駅間)が石北線に編入され、本駅は網走本線と石北線の接続駅になる。

・1933年(昭和8年):北聯(ほくれん:現・ホクレン農業協同組合連合会)野付牛荷工場が竣工し、専用線が使用開始される。

北見駅 北見駅

・1937年(昭和12年):日清製粉野付牛工場が竣工し、専用線が使用開始される。

・1940年(昭和15年):野付牛酒精工場が操業を開始し、専用線が使用開始される。

・1942年(昭和17年):市制が施行されたのを機会に、駅名が「北見駅」に改称される。

北見駅 北海道ちほく高原鉄道(株)社屋

※ 北見駅の向かって右隣りにあった「北海道ちほく高原鉄道(株)」の建物(上の画像右)です。2018年5月に解体されたそうです。

・1949年(昭和24年):日本国有鉄道(国鉄)に移管される。

・1951年(昭和26年):北見酒精工場が閉鎖され、専用線の使用が停止される。

・1953年(昭和28年):旧北見酒精工場を利用し、北見林産興業がパルプ工場(後の北見パルプ北見工場)が竣工し、専用線も再使用される。

北見駅 北見駅

・1961年(昭和36年):網走本線が分割され、本駅は石北本線(せきほくほんせん:北見駅-網走駅間)と池北線(ちほくせん:池田駅-北見駅間、この年に網走本線から池北線に改称)の接続駅になる。

・1968年(昭和43年):みどりの窓口が設置される。

・1977年(昭和52年):日本初の地下化による連続立体交差事業(北見トンネル)が完成する。

北見駅 北見駅

・1981年(昭和56年):構内を横断する地下道が完成する。

・1983年(昭和58年):駅舎が改築される。

・1986年(昭和61年):荷物・貨物の取扱いを廃止し、旅客駅になる。

北見駅 北見駅

・1987年(昭和62年):国鉄分割民営化によりJR北海道に継承される。貨物の取扱いが再開され一般駅に戻る。

・1989年(平成元年):池北線が「北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線」に転換される。

・2000年(平成12年):駅南北を結ぶ「プロムナード」(中央プロムナード)が開通する。

北見駅 北見駅

・2006年(平成18年):北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線が廃止される。

・2017年(平成29年):ツインクルプラザ(旅行センター)が閉店する。

 1面1線の単式ホームと1面2線の島式ホームの計2面3線のホームをもつ地上駅です。ホーム間は跨線橋で連絡します。

北見駅 北見駅

 終日社員配置駅で、みどりの窓口・自動券売機・待合所・キヨスク・ゆうちょ銀行ATM・駅レンタカー事務所が設置されています。

 駅の西北見側には地下トンネル、柏陽(はくよう)側には高架橋で立体交差化されています。

※池北線・・・1910年(明治43年)網走線として池田駅-陸別駅間が開業。1911年(明治44年)陸別駅-野付牛駅間が開業。1912年(大正元年)野付牛駅-網走駅間が開業し、網走線から網走本線に改称される。1961年(昭和36年)線路名が池北線に改称される。1989年(昭和64年)JR北海道から北海道ちほく高原鉄道に経営移管され「ふるさと銀河線」と改称される。2006年(平成18年)全線が廃止される。

北見駅 北見駅

※ 網走本線・・・1912年(大正元年)野付牛駅-網走駅間が開業し、網走線から網走本線に改称される。1929年(昭和4年)札鶴(さっつる)駅(現・札弦(さっつる)駅)まで全線開業。1931年(昭和6年)網走駅-札鶴駅間が釧網線(せんもうせん:東釧路駅-札鶴駅)と共に釧網本線になる。1961年(昭和36年)石北線と網走本線の一部(野付牛駅-網走駅)を統合し石北本線に改称される(この時点で網走本線の線名は消滅)。

北見駅 北見駅

※ 北見トンネル・・・日本初で日本最北の地下鉄道トンネル。敷設当時は平地を走っていたが、市街地の発展と共に渋滞や事故等が増え、その解消のために鉄道の地下化が行われた。1977年(昭和52年)トンネル・シェルター部分を含めて2.1㎞の北見トンネルが開通した。トンネルの上は、「石北大通公園」になっており、SL等の静態展示もされている。

北見駅            北見駅

※ ウィキペディアフリー百科事典「北見駅」、「石北本線」、「網走本線」、「池北線」、「北海道ちほく高原鉄道」、「北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線」を参考にさせて頂きました。

 ご訪問頂きありがとうございました。

 

西北見駅 👈 本   駅 👉 柏 陽 駅

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