『有珠山から羊蹄山を見たい!』-火口原展望台~洞爺湖展望台-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、「火口原展望台~洞爺湖展望台」を紹介します。
南外輪山展望台で、しばらく天気の様子を見ていましたが雲が晴れる気配はなく、諦めて「有珠山頂駅」の方へ向かうことにしました。
外輪山遊歩道を東へ進み、やがて進行方向に伊達市街や内浦湾が見えてきました。その中でも道央自動車道の東西に長い高架が目に留まりました。
伊達火力発電所のひときわ高い煙突も目につきます。
一方、道の左手山の方を見ると、有珠新山からオガリ山へと移り替わっていきます。
この辺りの道は緩やかな下り坂で、外輪山の尾根を歩いている感じで眺めも良く、吹く風が汗ばんだ体に心地よく快適でした。
さらに進むと外輪山遊歩道の中で唯一のトイレ棟と東屋のある広場に出ました。そこからは噴煙を上げている「銀沼大火口」が展望できます。
洞爺湖・有珠山周辺を上空から俯瞰した絵が載っている案内板がありました。
現在の位置から有珠山頂駅に至る辺りは、有珠の山々の陰になるため羊蹄山を見ることはできないようです。
また、この先には何と「段数269段、最大斜度45度という階段」があることも描いてありました。
広場の北側に目をやると有珠山、南側に移すと内浦湾。高速道路の高架がさっきよりも近くに見えるような気がします。
今朝、あの高架の下をくぐり抜けて登山道入り口までやって来ました。
休憩は終わりにして出発です。見えてきました「269段の階段」が…。まるで長い梯子を有珠山に立て掛けている様に見えました。
そんなことを思いながら歩いていると、「ミーーンミン・ミーーー!」と騒がしいほど鳴いている声の主を見つけました。
まさかこんな近くにお出まし頂けるとは「なんてラッキー!」。
驚かせないようさらにそっと近づき撮りました。サービス精神旺盛なセミのようで、全然私を気にもせず鳴き続けてくれました。
まだ先は長くあまりゆっくりもしていられないので、後ろ髪引かれる思いでセミ君に「バイバイ!」しました。
階段の登り口に行く手前にこの下り道。下りは歓迎なのですが、でも帰り道は逆に上りになるわけです。どっちにしても「ゆるくない!」(「大変!」という意味、「そだね~」みたいなもの)。
さあ、269段階段の始まりです。
上りやすく整備されているとはいえ斜度がきつくて、直ぐに息が上がってしまうし、汗は噴き出し滝のように流れるし…。
8段上っては立ち止まり、5段上っては立ち止まり、3段上っては立ち止まる、なかなか先へ進めません。
二十代そこそこの若いカップル、幼稚園児くらいの小さな子どもを連れた若いご夫妻など、後から来た方々に何度も何度も追い越されてしまいました。
「マイペース、マイペース!」と自分に言い聞かせ、「『遅いおっさん! 大じょうぶ…?』なんて思われてんじゃないのかな…」と思いながら上り続けました。
「銀沼大火口」の表示板、ここまでくると「火口原展望台」まであと少し、胸突き八丁です。
「有珠山 火口原展望台」到着です。
修学旅行などでも有珠山頂駅からここまでは、必ず来ると言っていいほどのコースではないかと思います。
私はもう汗びっしょりで、着替えを持って来なかったことをすごく悔やみました。
久しぶりの「有珠山頂駅」です。
「何年ぶりかな…? この辺りの道、前は砂利道で段差もあったような…」と思いながら歩きました。
車いすでも楽に往来できるようにと整備されているようです。
有珠山頂駅横の「洞爺湖展望台」です。「昭和新山」が眼下に見えています。
いつもは下から見上げるようにして見る昭和新山、上から眺めてみるのもいいものです。
洞爺湖も見えています。有珠山の陰になり湖全体は見えませんが、中島から東側半分が眺望できます。
有珠山から周辺の景色を十分堪能しましたので火口原展望台に戻りました。そして、さらに外輪山遊歩道へ戻るのですが、またこの269段の階段を今度は下りなくてはなりません。「上りよりは汗をかかずに済むかな?」
階段を下りる途中で、トイレと東屋のあるあの展望台が尾根伝いの緑の中に小さく見えました。
有珠登山道の合流地点まで戻ってきました。
「羊蹄山を見たい!」と、ここまで来ました。このまま下山してしまう前に、もう一度「南外輪山展望台」へ行ってみることにしました。
期待していたのですが、行って見ると相変わらず雲がかかっていて見ることはできませんでした。
「もう一度挑戦してみよう!」と思いながら下山しました。
※ ウィキペディアフリー百科事典「 」を参考にさせて頂きました。
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