『富良野から旭岳へ』-旭岳・山頂-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、いよいよ山頂です。絶好の登山日和に恵まれ、数少ない登山経験から焦らず亀の歩みのように一歩一歩ゆっくり登るようにしました。
うさぎのように気が急くのに任せて登ってしまうと、汗は滝のように流れ、息は切れて、喉は乾くしで良いところは一つもありません。
今回の登山は長丁場ですので、登りに無理をすると、下りの際に腿や膝に疲労がきてしまうことを心配していました。
私のように太っていると、痩せている人よりもたくさんの水が必要になるそうです。そんな話をネットで見ました。
脱水症状で動けなくなったら大へんなので、今回はペットボトル3本、合わせて6ℓをリュックに入れて持って行きました(その重いこと重いこと! 痩せねば…)。
やがて本物の「金庫岩」の前に差し掛かりました。よく見ると、やっぱりこっちの方が「金庫」らしく見えてくるのは、私の「気のせい」なのでしょうか?
近寄って下の方を覗くと、「姿見駅」が小さくなって見えていました。
今回の登山は天気も順調、体調も順調に9合目を過ぎました。上を見上げると、山頂はまだ見えませんが、空がすごく近くに見え、視線の先にはほとんど雲がありません。
振り返ると、遠くの方に十勝岳へ続く? 山並みが見えていました。
胸突き八丁と言いますが、頂上に近い所は結構な急坂でした。ゆっくり登っているつもりでも、息が弾んできます。
後ろを振り向き下方を見ると、さっき通った「ニセ金庫岩」の所で休んでいる人達が見えました。
こちらは「忠別岳」の方角なのかな?
本物の「金庫岩」の横を通って、さらに登って行きます。
山頂に近づいて行くと、道幅が狭くなり、崖に近く危険な所にはロープが張ってありました。そして、そのロープは頂上まで延びているようです。
空がずい分近くに見えてきました 雲は遠くの離れた所に見えています
傾斜が急な分、歩くにつれて雲が少しずつ下へ下がって行くのが分かります。さらに頂上に近づくにつれて傾斜が緩やかになってきました。
またまた振り返ってみると、下界がまるでパノラマを見ているかように小さく見えました。横の方に見えている雲が日差しを遮り、ずっと下にある樹海に影を落としています。
とうとう頂上に辿り着きました。嬉しいことに、360度見渡す限り山々の姿がすっきりときれいに見えています。こんな偶然に遭おうと思っても、なかなか遭えるものではありません、本当にラッキーでした。
山頂にある『一等三角点「瓊多窟(ぬたっく)」選点100年記念』の碑 です。その近くには、右のような物もありました。でも、何の説明書きもなかったので何なのかよく分かりませんでした。
まだ早い時間でしたが、山頂はたくさんの人で大賑わいでした。それに国際的でした、中国語らしい言葉も聞こえていました。
さらに数km歩くと、他の山へ行ける案内板もありました。私は、この旭岳だけでお腹いっぱいでした。
でも、いくらお腹いっぱいでも朝食のおにぎりは食べました。そして、北海道で一番高いてっぺんからの眺めを堪能していました。
残念ながら初心者の私には山の名前がさっぱり分かりません。そこで、持って来ていた登山地図を見ながら、山々の名前を確かめてみました。
そんなこんなで山頂で1時間近くを楽しく過ごしました。山頂も初めは晴れ渡っていたのですが、少しずつゆっくりと薄いガスが近づいてきて、それがだんだん濃いものに変わってきました。
下の方を見ると、ほとんど雲はなく眺めは良かったので、頂上付近だけ雲がかかり始めていたようです。名残惜しい気持ちは一杯でしたが、ガスがひどくならないうちに下山することにしました。
ご訪問頂きありがとうございました。
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