『石勝線駅巡り』-新得駅-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、「新得駅」(新得町本通北1丁目53)です。
本駅には、石勝線と根室本線の2路線が乗入れていて、石勝線の終着駅です。2路線の分岐点は正確には「新狩勝トンネル」内にある「上落合信号場」です。駅舎は国道38号線から町道に入り、数百m外れた場所にあります。
まず新得町について簡単に触れたいと思います。名前の由来は、アイヌ語の「シットク・ナイ」(山の端)からきているそうです。日高山脈を越える峠の一つ「狩勝峠」(標高644m)が南富良野町と新得町の境にあります。
十勝地方西部の山間地にあり南北に長く、足寄町・別海町・標茶町に次いで全国の町村で4番目に広い面積を持っています。北部は十勝岳・美瑛岳・トムラウシ山のある森林地帯、南部は丘陵地帯で町の特産品「新得そば」のソバ畑が広がっています。
産業では農業、酪農が盛んですが、サホロリゾートスキー場等の観光にも力を入れています。他に観光地としては、トムラウシ温泉噴泉塔、狩勝高原展望台、旧狩勝線・新内駅等があります。
近くをお通りに際には、お立ち寄りしてみてはいかがでしょうか。尚、詳しくは「新得町ホームページ」等をご覧ください。
それでは、本題の新得駅の話題に戻ります。大まかな成り立ちについてです。
・1907年(明治40年):国有鉄道の一般駅として開業する
・1928年(昭和3年):北海道拓殖鉄道が開業し、本駅から屈足(くったり)駅までとなる
・1966年(昭和41年):根室本線・本駅から落合駅間に新線が開通し、旧線が廃止される
・1968年(昭和43年):北海道拓殖鉄道が廃止される
・1981年(昭和56年):石勝線が開業し、分岐駅となる
・1987年(昭和62年):国鉄分割民営化によりJR北海道に継承される
※ 北海道拓殖鉄道・・・国鉄根室本線・新得駅から分岐して上士幌町の国鉄士幌線・上士幌駅までを結んでいた鉄道路線及び運営鉄道事業者、通称「拓鉄」と呼ばれていました。
2面3線のホームを持つ地上駅です。社員が配置されていて、「みどりの窓口」も設置されています。
本駅は、テレビドラマ「北の国から’98時代」のロケ地となっています。お金を借りるために「純」に会いに来た「蛍」が不倫相手の医者と住む「落石」に戻るため、釧路へ向かう夜行列車に乗るために「純」に車で送ってもらった駅がこの「新得駅」でした。
ご訪問頂きありがとうございました。
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