『富良野から旭岳へ』-旭岳・姿見の池-
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今回は旭岳の2回目となります。前回では、旭岳山麓駅で旭岳ロープウェイに乗り所要時間10分程で5合目「姿見駅」に到着。休憩施設で再度身支度を整え、眼の前に見えている山頂目指して「いざ、出発っ!」というところです。
昨日、旭岳へ向かって来る時には山頂付近は厚い雲で覆われていて「明日の天気は、どうなるの?」とそればかり心配してました。事前に見ていたの旭岳周辺の天気予報(tenki.jp等)では、「高気圧に覆われ、ここ数日は晴れが続くでしょう」でしたが…。
でも、当日は天気予報様・様で、これ以上望みようがないほどの晴天に恵まれました。温かく、風もなく、眩しいほどの朝陽を浴び、朝露で光り輝く道端の植物たちを愛でながら、北海道最高峰を登る至福の時を過ごしていることに感謝・感謝でした。
まずは「姿見の池」を目指し姿見駅を後にしました。乗車定員101名の始発便ロープウェイに乗った人達はもう思い思いに登り始めていました。私もその中の一人なんですが、見るもの聞くもの全て初めてで新鮮、駅中を探検して歩いている間に、気づいたら2便、3便のお客さんで駅は一杯でした。
押し出されるように私は登山道を歩きだしました。案内板を見ると、「姿見の池」辺りまでは傾斜も緩やかでハイキング気分で行けそうです。ここは北海道最高峰の「5合目」です、周囲には「トムラウシ山」、「化雲岳」、「忠別岳」、十勝岳連邦の山々が連なって見えています。
暦は8月中旬、下界ではそろそろ「お盆過ぎると夏の暑さもひと段落」という会話が始まる頃です。でも、ここでは見渡すと所々にまだ白い雪が見えていました。「ここに夏はいつ来るの?」と聞きたくなりました。この分では、夏より先に秋がやってきそうです。
「愛の鐘」が見えてきました 振り返ると、ずいぶん小さく見える「姿見駅」
感激です! ここがあの「姿見の池」 ついにやってきました!
姿見展望台の「大雪愛の鐘」
ロマンチックな名前がつけられているこの鐘、設置された経緯がプレートに書かれてありました。以下、一部引用させて頂きます。
『 大雪山愛の鐘について
一九六二年十二月三十日道学大函館分校山岳部員十名が旭岳で遭難した痛ましい事故を契機に大雪山で遭難した多くの登山者の霊魂を慰めるとともに濃霧や吹雪等で方向を見失った登山者のためこの鐘の音が姿見の池の所在を知らせて事故を防止したいという願いを込めて・・・(以下略) 』
休憩と緊急避難用の「旭岳石室」(宿泊利用は濃霧等遭難の恐れがある緊急時のみ、また周辺でのテント設営等も禁止されているそうです)
休憩は終わりにして、また歩き始めます 姿見駅がますます小さくなって見えます
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