『JR小幌駅を目指して』-はじまり-
こんにちは、ご訪問ありがとうござます。
JR北海道室蘭本線にある『小幌駅』は、「廃止か?存続か?」で大きな話題となり、この夏は多くの観光客が訪れ大変な賑わいだったようです。
私が「小幌駅」を訪れたのは今年6月初旬のことでした。その後に、JR北海道から「今年10月末で廃止する」という発表がありました。なので小幌駅が日本全国から注目を集める前で、その日のその時間帯に小幌駅を訪れたのは私の他に二人(会話の様子から道外から来られた方のよう)でした。
薄暗い中、道道16号線を支笏湖方面へ向かいます
「日本一の秘境駅・小幌駅探訪」等のブログを以前から拝読し「ぜひ行ってみたい!」としばらく地図を眺めていました。けれど、JRで行く以外には、草深くよく解らない山道を歩いて行かなければならないことが私を躊躇させていました。
国道276号線(支笏国道)へ入る交差点
昨年の秋からローカル線の駅を巡ることが一番の趣味となり、身近にある駅から以前住んでいた地方の町の懐かしい駅等あちこち見て回っていました。そんな中で、小樽の近くにも秘境駅があることをテレビの報道か何かで見たことをふと思い出し早速調べてみました。
支笏国道を走行中、右手に支笏湖があります
張碓駅
その駅は『張碓(はりうす)駅』といい、朝里駅と銭函駅の間にあって、国道5号線の「張碓トンネル」の近くの海岸沿いにある駅です。私の持っている古いロードマップにはまだ載っています。
まだ夜明け前なので、月も出ています
ところが、いろいろネットで調べてみると、その駅は2006年3月に廃駅となり、「現在は駅舎もホームもほとんど何もなくなっている」とのブログを拝見しました。
場所によっては道路脇数mの所に湖面があります
木々の間から恵庭岳が見え始めました
しばらくの間、右手に恵庭岳が見え続けます
前回は冠雪してましたが、今回は雲をまとっています
張碓駅が廃駅になってしまったことを知り、「『小幌駅』もいつ廃止の憂き目に遭うか分からない」との危機感を抱くようになり重い腰を上げて早々に訪問することにした、という次第です。今振り返ってみると「私の勘は当たったのかな」と思ったりしています。
木々に邪魔されず眺められる所もあります
その後、「小幌駅の廃止延期から存続」という報道もあったようなので一安心しているところです。ただあまり観光地化されてしまうと、6月に訪れた時の日本一の秘境駅『小幌駅の雰囲気』が変わってしまうのではないかな?とも思ってしまいます。
ようやく太陽が顔を出し始めました
礼文駅から小幌駅へ
さて、またまた前置きが長くなってしまいました。ごめんなさい。本題に戻ります。「小幌駅」へJRで行くために一つ前の駅『礼文(れぶん)駅』から上り長万部方面行き7時14分発の列車に乗ることを計画しました。それに遅れると、8時33分、11時35分等の便となります。
支笏トンネル前にある休憩施設
ああ、朝陽がまぶしい!!
帰りは、その逆で『小幌駅』下り苫小牧方面行き9時16分発に乗ります。小幌駅周辺滞在時間はおよそ2時間です。厳しいのは帰りの便で、その後は15時40分、17時55分の便となります。
壮瞥町に入りました
遠くに有珠山や昭和新山が見えてきました
例によって私は単独行動ですし探訪ブログを拝見すると、いつ熊が出てもおかしくないような雰囲気の所ですので、「2時間位の滞在時間が丁度いいかな」と思い計画しました。
もうすぐ壮瞥町市街地
壮瞥町道の駅の案内看板
千歳市から礼文駅まで(愛車の性能と私の運転技術、+αの余裕もみて)と有珠駅から礼文駅までの途中の駅にも寄ってきたい(帰り道で寄ることも一案でしたが、前回霧に悩まされた地球岬を再訪することも計画に入れていたので却下)と欲張った結果、我が愛車での行きの総所要時間を3時間30分と予測しました。
有珠駅
早々にガソリン満タンにする時間も考慮して、我が家を午前3時過ぎに出発しました。夏至の前で、外はまだ薄暗い中での出発でした。
洞爺駅
コースは、千歳市から道道16号線で支笏湖方面へ向かい、途中国道276号線(支笏国道)に入り美笛峠を越え、さらに国道453号線(有珠国道)へ進み、昭和新山の横を通って海岸沿いの国道37号線(胆振国道)に合流します。
豊浦駅
今年私はこのコースを5、6回は往復させてもらいました。函館方面や室蘭方面に行くためのコースとして愛用させて頂き、すっかり馴染んでしまいました。
大岸駅
これから何回かに分けて途中の風景や立ち寄った駅等も紹介しながら小幌駅までの様子を綴っていこうと思いますので宜しくお願いします。
礼文駅
ご訪問ありがとうございました。
本 記 事(その1) 👉 次 回(その2)
※クリックすると、そのページが表示されます。