『登山日記』-ピンネシリ・その1-
こんにちは、ご訪問ありがとうございます。
唐突ですが、皆さんは『ピンネシリ』という山をご存じでしょうか?ピンネシリは、北海道新十津川町と当別町の境にある標高1100m程の山です。その名前は、アイヌ語で「男山」を意味しているそうです。
登山道としては、当別町・月形町に跨る「道民の森」から登る「道民の森コース」と、新十津川町の「砂金沢コース」など幾つかあるようです。「砂金沢コース」は、新十津川町で毎年7月の上旬に開催されている『ピンネシリ登山マラソン』でも使われているコースのようです。
私はふとしたきっかけで「ピンネシリ登山マラソン」のブログ記事を読んだことと、以前から登山にも興味があったこともあって、「ピンネシリ登山」を計画し始めました。ところが、今年は私が休みの土・日曜日に限って何故か「ピンネシリ」辺りの天候が芳しくなく、天気予報を見ながらずっと登山の機会を窺っていました。
そんな中で、やっと8月の下旬にその機会がやってきたので、愛車のバイクを駆って行ってきました。今回はその時の様子を『ピンネシリ逍遥』と題して、これから数回に分けて紹介していきます。お付き合いの程よろしくお願いします。
『ピンネシリ登山マラソン』で検索して頂くと、新十津川町で毎年行われているその大会の様子が書かれたブログ等を見ることができます。このイベントで興味を引かれたことの一つに、山頂にある「レーダー雨雪量観測所」の保守用に造られた舗装路があり、そこもマラソンコースとして利用されているということです。
札幌市にある手稲山(標高約1023m)にもテレビ各局の電波送信・中継設備の保守用に舗装道路が造られていて(登山道よりは遠回りになるようですが)、そこを歩いて山頂へ行くことができます。
空が少し白みかけてきた頃に家を出て、国道275号線を新十津川町を目指して北上して行きました。新十津川町市街地を貫けて道道625号線に入り、道中の所々に看板が出ていますので見逃さないようにゆっくり走りながら『そっち岳スキー場』に向かいます。
「道を間違えたかな?」と思ってしまうくらい山奥へ入り、やっと左手にロッジとゲレンデが見えてきました。その途中の道端に「ほたるからのお願い!」という看板を見かけた時には「来年はホタルを見たいなっ!」と思いました。(私が小学校低学年の頃に住んでいた日高地方の町では、家の周辺でも普通に見ることができましたので・・・。)
さらに道は奥へと続き、臆せずさらに先へと進んで行きます。すると、道が二股に分かれている所がありますので、左側の林道へ入って行きます。そこには看板もありますが、小さいので見逃してしまう可能性が大です。
林道をさらに奥へ6㎞程行くと「登山道入口」の看板があり、さらにさらに進むと「登山コース」の看板と駐車スペースのある所に至ります。(その道の途中に、入山届の入っている「ポスト」がありますので、必要事項を記入してから戻します。)
そこからまたさらに奥へ保守用の道路が続いていますが、一般車両通行止め用のゲートによって閉鎖されています。でも、人はゲートの端や下の方から入り山頂へ向かうことができます。
舗装はされていますが林道と同じようなものですので、熊が出てきてもおかしくない雰囲気が満ち満ちていて「クマ避けの鈴やラジオ等は必需品!持ってきて良かった」と思いました。
ピンネシリへの登山は初めてでしたので、そんな一抹の恐怖心を持ちながら登山を開始した次第です。(手稲山は札幌だけに林道を歩いても、その途中に「熊出没中、注意!」の看板が立ててあってもまだ都会的な雰囲気を感じ、何故か安心感があったような気がします・・・)
ご訪問ありがとうございました。