『登山日記・ニセコアンヌプリ』-山頂まで1500mまで-
 こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
2024(令和6)年の最初の登山は1年間の登山ブランクを解消する一環として足・腰の回復のため低山への登山・ニセコ連邦「イワオヌプリ」への登山でした。
そして、そのイワオヌプリ山頂から眺めた隣の山「ニセコアンヌプリ」の姿が目に焼き付き、その流麗な山の山頂に立ってみたいと思いました。
それで次の仕事が休みの日の天気も良好な予報でしたので、その一週間後にニセコアンヌプリ登山を決行しました。
今回から数回に亘ると思いますが紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
(訪問日:2024年9月上旬)
「ニセコアンヌプリ」は、ニセコ町と倶知安町(くっちゃんちょう)にまたがる成層火山で標高1308.2mでニセコ連邦の主峰です。
西側には「イワオヌプリ」、「ニトヌプリ」、「チセヌプリ」などが、北側にはワイスホルンがあります。
 
 
↑ 五色温泉野営場へ向かう道中の車中から
尻別川を挟んで向かいには「羊蹄山」があり、外国人に人気のスキー場がある山でもあります。
日本三百名山で山頂には一等三角点(点名:「似古安岳」)があり、ニセコ積丹小樽海岸国定公園内にあります。
 
 
↑ 五色温泉野営場で車中泊(前泊)し、早朝に山頂へと出発!
ニセコの地名は、尻別川支流の「ニセコアンベツ川」のアイヌ語名「ニセイコアンベッ」で、「絶壁・向かって・いる・川(峡谷にある川)」に由来しているそうです。
そして、「ニセコアンヌプリ」は、アイヌ語の「ニセイ・コ・アン・ヌプリ」(ニセコアンベツ川の(源の)山」に由来しているそうです。
 
 
↑ この建物はトイレです(下段の画像2枚)
約70万年前から約25万年前に活動した火山で、それ以降は火山活動はなくなり「チセヌプリ」や「イワオヌプリ」等へ活動が移っていきました。
ニセコアンヌプリ山頂には「ニセコ観測所跡」の石碑があります。
ここは、第二次世界大戦中の冬季に北海道大学・中谷宇吉郎教授らの研究チームがゼロ戦を使った着氷実験の軍事研究が行われた場所でした。
 
 
↑ 先週登頂を果たした「イワオヌプリ」(下段・左画像) 、登山口(下段・右画像)
ニセコアンヌプリのスキー場は、1961(昭和36)年から整備されスキーリゾートとして広く知られています。
私も若かりし頃に「ヒラフスキー場」を仲間達と訪れて颯爽と?斜面をスキーで滑走したことを覚えています。
今では数十年前からスキーから離れて久しくなってしまいました(と言いますか、スポーツ全般から遠ざかっています)。
    
  
ニセコアンヌプリ登山は、天気が良ければ間近に羊蹄山の絶景を見ることができる登山コースとなっていることが魅力です。
幸いなことに私が登山に訪れた日は好天に恵まれ、羊蹄山の山頂まできれいに眺望でき、その富士残のような端正な姿を堪能できました。
 
↑ 野営場をあとにして、ニセコアンヌプリ山頂目指していざ!出発です
 
別の機会に別の目的で羊蹄山を眺望できる道路を走ったことが過去に何回もありましたが、山頂まで雲がかからずに見られる機会はなかなかなかった記憶があります。
ですから今回のような登山の機会にすっきりと晴れて山頂を拝めるなんて大きな幸運に恵まれたとしか思えませんでした。
 
 
↑ 「山頂まであと2500m」地点に到着!
ニセコアンヌプリには登山コースがいくつかあり、私は一般的と言われる「五色温泉コース」を選択しましたが、それは山行が一番楽そうで、所要時間も短そうだったので選びました。
それに車中泊に好都合な「五色温泉野営場」があり、そこに登山口もあるなんて「盆と正月が一緒に来た!」みたいな感じでした。
 
 
↑ 「山頂まであと2000m」地点に到着!
先週に登ったばかりの「イワオヌプリ」の姿を見ながら登れることも選んだ理由の一つでした。
すでに登頂した山を他山から改めて眺めるというのもいいものです。
今回はだいぶん前に登頂した特徴的な形をしている「昆布岳」も遠くに眺めることができたのでさらにうれしかったです。
 
 
登って見て分かったのですが、ニセコアンヌプリ登山道には「山頂まであと〇〇〇m」という500m毎の標識が道端の所々に置かれていることも登りの励みになって良かったです。
ニセコアンヌプリの斜面には3つのスキー場があり、夏場にもスキーのゴンドラを利用して標高1000mの所にある展望台へ登ることができます。
 
↑ 道の先に目指しニセコアンヌプリの姿が見えていました
 
※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
今回は自前の足を使っての登山でしたが、近いうちにそのゴンドラを利用しての山頂までの登山の様子も紹介してみたいと思っています。
ただしスキー場の斜面を夏場に登っていくのは他の山の登山でもうコリゴリしているので、決して計画は致しません!
 
↑ 遠くの山並みの中に見えている三角形のピークが「昆布岳」(標高1045m)です
 
※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
スキー場のホームページを見ると、ゴンドラを利用すると正面にそびえ立つ羊蹄山を望め、洞爺湖や日本海・噴火湾なども見渡せるビューポイントだそうなので大変魅力を感じていますので、来シーズンには行ってみたいです。
しかも展望台横からの山頂への登山コースは、ニセコアンヌプリ登頂の最短コースということなので一層魅力的な山行に思えました。
 
 
↑ 「山頂まであと1500m」地点に到着!
※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
そんなこんなでそんなことを思いながら進めていたら、記事は「山頂まで1500m地点」に来ていました。
こんな感じの登山道を登りながら、「山頂まで1500m地点」に着きました。
次回は「山頂」の様子までを紹介していきたいと思っています。
※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
※ ウィキペディアフリー百科事典「 ニセコアンヌプリ」「五色温泉インフォメーションセンター」「ニセコ」を参考にさせて頂きました。
ご訪問頂きありがとうございました。
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