『登山日記・イワオヌプリ』- 山  頂  へ -

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山頂標識 こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。

  2023(令和5)年の1年間は体調不良等の諸事情によりい一切登山からは遠ざかっていましたので、翌2024(令和6)年は足・腰の回復のため低山への登山としました。

 まず最初に登った山はニセコ連邦の中の山で「イワオヌプリ」という火山で、前回はその「ニトヌプリ分岐」までの様子を紹介しました。

 そして、今回は「山頂へ」ということで山頂へ至る様子などを紹介します。

                              (訪問日:2024年9月上旬)

 

噴火口跡 噴火口跡から先へ

噴火口跡から先へ 噴火口跡から先へ

 長い長~い階段が終わると(標高約915m)からは、なだらかな本格的な登山道が続いていました。

 正面に二つ並んだポコのニトチヌプリが見えていましたが、先を急いでイワオヌプリへと向かいました。

噴火口跡から先へ 噴火口跡から先へ

噴火口跡から先へ 噴火口跡から先へ

 割と平坦な道を行くと少し開けた所に出て大きなケルンが目に入ってきました。

 やがてニトヌプリ分岐(標高約930m)があり、道の傾斜も増してきて本格的な登山という感じになってきました。

噴火口跡から先へ 噴火口跡から先へ

噴火口跡から先へ     噴火口跡から先へ

 

 高度を上げていくにしたがってさらにニトヌプリの南峰と北峰が良く見えるようになりさらにその北側にポッカリと見える「大沼」。

 先に通過したニトヌプリ分岐からはニチヌプリ(北峰)方面と小イワヌプリ横を通っての大沼方面へも行けるようで、今後早い時期に計画しその双方にも行ってみたいと思いました。

噴火口跡から先へ 噴火口跡から先へ

噴火口跡から先へ 噴火口跡から先へ

 地形図を見ると、ニトヌプリからチセヌプリ、シャクナゲ岳、シャクナゲ沼、白樺山、前目国内岳、目国内岳、岩内岳へと登山道は続いているようです。

 もちろんそれらの山々を1日で縦走できるわけではないですが、山行のバリエーションが豊富にあること、1日1座で行動すれば私でも無理なく登山出来そうなので今後の山行計画に入れていこうと思いました。

イワオヌプリ山頂へ イワオヌプリ山頂へ

イワオヌプリ山頂へ イワオヌプリ山頂へ

 登山道らしくなったとたんにきつい登り坂が続いて、しかも岩がゴロゴロしている道で、おまけに「落石注意」の立て札まであり浮石に気を付けないと…。

 私は例によって歩いては立ち止まり進んは立ち止まりを繰り返しながら登りを続けていましたが、少し開けたガレ場(標高約970m)に着いたので大休止することにしました。

イワオヌプリ山頂へ イワオヌプリ山頂へ

イワオヌプリ山頂へ 噴火口跡

 振り返ってみるとニトヌプリの右横の方に小さい富士山形をした山・小イワオヌプリが見えていました。

 グルリ見回してみると、富士山のような山容をしたニセコアンヌプリ(標高1308.2m)も見えていて、その後ろには重なるように羊蹄山の一部の姿も覗けました。

 ニセコアンヌプリというと外国人にもその雪質・パウダースノーで人気のスキー場がありますが、ちょうど山の裏側にあってこちら側からは見えません。

 噴火口跡 イワオヌプリ山頂へ 

 眺めを楽しんでいるうちに呼吸が落ち着いてきたのでまた登り始めました。

 少し登っていくと目の前にまた大きなケルンが現れました。

 その周辺には広々とした噴火口跡と言われている砂礫の広場に着きました。

ケルンと大沼 ケルンと大沼

山頂から 山頂標識

 その噴噴火口跡の隣に一段高くなっている同じような砂礫の噴火口跡も見えていました。

 その噴火口跡をグルリと小高い丘のような形の外輪山が取り囲んでいました。

 その外輪山のどこか最高地点にこのイワオヌプリの山頂があるのだろうと思いました。

山頂標識 山頂から

山頂から 山頂から

 周囲の様子を窺っていると、二つの噴火口跡を襟のように囲んでいる外輪山(半円の盛り上がった壁のよう)ですから、右回りにも左回りにも進んで行けるようになっていることが分かりました。

 他の方が書いた登山記録を事前にいくつか調べていたので「右回りは少し急な登りだけで山頂が近い」、「左回りは楽に登れるけれど山頂が少し遠い」ということが分かっていました。

山頂から 東峰へ

東峰へ 東峰へ

 私は「早く山頂に行きたい!」と思っていたので、多少きつくても右回りのコースを選びました。

 「多少きつい」とありましたが両コースの様子を見てみると、大した急登でもなさそうで、今までにもっともっときつい登りを意に反して何度も経験させられてきましたので「そんなに大変でもなさそうだけど…」と思って登って行きました。

東峰へ 東峰へ

東峰へ 東峰へ

大小様々な石がゴロゴロしている中を進んで行くと視線の先にケルンがあってその中に長い棒の上の方に板の標識が付いている物が見えてきました。

「あれが山頂標識なのかな…?」と思いながら近づいていくと、やはり山頂標識でした。

「山頂に着いた!」と喜び、周囲の様子をグルリと眺めてみました。

東峰へ 東峰へ

東峰へ 東峰

 山頂周辺は砂礫で覆われていて、南の方にはニセコアンヌプリの整った山容が青空の元きれいに見えていました。

 この日は天気も良く晴れていて風もそよ風で暑くも寒くもなく丁度よい感じで、とても登山日和の良い日でありました。

 近くにニセコアンヌプリという立派な山がありますが、ほぼ独立峰的なイワオヌプリですので、風の強い日は遮る物もなくもろに吹き付けられると思うのでさぞ大変だろうと予想できました。

東峰 東峰へ

東峰 東峰

 イワオヌプリの山頂は「標識がある所で標高1110m」となっていますが、地形図を見ると「東峰(標高1116m)」と「北峰(標高1110m)」と表示されていました。

 つまり地形図によると、イワオヌプリの本当の山頂(最高標高地点)は東峰ということになります。

 「山頂標識」には敬意を表しますが、ここまで来たからには「本当の山頂に立たないと!」と思い、東峰へ向かうことにしました。

東峰 東峰から

東峰から 東峰から

 そのためには山頂標識のある所から東へざっと約100mほど離れたピークへ行かなければなりませんでした。

 その間の道の様子を見ると、一旦下ってからまた登り返すという感じで特に難しいコースではありませんでした。

 その途中で見える眺めを楽しみながら歩いて行きましたが、それまでニセコアンヌプリの山陰になって見えていなかった「羊蹄山」が少しずつ見えてきたのがうれしかったです。

再び山頂へ 東峰から

東峰から 東峰から

 このイワオヌプリ登山の次は隣の「ニセコアンヌプリ山頂」を目指そうと計画していた私はこの時に「次はニセコアンヌプリだ!」と決めました。

 羊蹄山には二度、山頂までのコースを変えながら挑戦しましたが、二度目にしてやっと山頂標識まで至ることができた、という経験をした思い出ある山なのでその山容を見るだけでも何か感激してしまうのです。

東峰から 山頂から下山

山頂から下山 山頂から下山

 ニセコアンヌプリ山頂へは夏場はスキー場のゴンドラ等を使って至ることもできるようですが、そのスキー場の裏側にある五色温泉野営場内にある登山口から至る楽なコースもあることを知りました。

 私はこれまで夏のスキー場をさか登って山頂へ行く山行を何度となく経験せざるを得なくなった苦い経験をしてきました。

 ここでまたそのつらい思いを繰り返したくないと思い熟慮を繰り返し「ニセコアンヌプリ登山」に挑んだわけです(後日紹介する予定)。

山頂から下山 山頂から下山

山頂から下山 山頂から下山

 東峰山頂に立つことができ。ニセコアンヌプリの背後に立つ羊蹄山の姿も見ることができた私は、早々に山頂標識のある所へ戻りました。

 北峰へは時間の都合もありパスさせてもらい、そのままのコースで反時計回りに進んで下山しました。

 少し下ってはまた登り返しながら進んで行くとまた大きなケルンに出会いました。

山頂から下山 山頂から下山

山頂から下山 山頂から下山

 ここは天気の良い日はいいのですが霧や靄で覆われることもあり、その時は道迷いの危険が大きいので所々に大きなケルンを築き登山者の安全な山行を促しているのでしょう…、と思いました。

 この辺りまで来ると下りだけの道になり、遠くに見える樹木の中にぽっかりと口を開けているかのように大沼の水面が見えていました。

山頂から下山 山頂から下山

山頂から下山 山頂から下山

 大沼だけじゃなく洞爺湖や支笏湖、倶楽楽湖など樹海の中にポツンと浮かぶ湖の姿を見ると、そんな所にでかい水溜まりがある、という一種異様な風景に驚かされてしまう私でした。

 皆さんはどう感じますか?

 こんな標高の高い森の中に大きな水溜まりがポコンとずっと長い間あるんですよ、不思議に思わないですか?

山頂から下山 山頂から下山

 私は、だいたい水というのは低い所に溜まるものと思っていて、こんなb内陸の標高高い所にずっと居座るなんて「どうして…」と思ってしまします。

 思いは人それぞれだとは思いますが、山に登った時に目にする湖を見ると「なぜ?あの水は流れてなくならないの…」と思ってしまいます。

 そんなことを思いながら歩いていると、先ほどの「噴火口跡」の広場が眼下に見える所まで戻ってきていました。

※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

※ ウィキペディアフリー百科事典「 イワオヌプリ」「五色温泉インフォメーションセンター」「ニトヌプリ」「神仙沼」「ニトヌプリ」「チセヌプリ」「大沼」を参考にさせて頂きました。

 ご訪問頂きありがとうございました。

 

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