『登山日記・美瑛富士』-望岳台から雲ノ平分岐へ-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は「登山日記・美瑛富士」ということで、美瑛町の美瑛富士から美瑛岳へ縦走して来ようと思い望岳台から向かった時の様子を紹介いたします。
ところが前もってお断り致しますが、この山行は体調不良により途中撤退となってしまい双方の山とも登頂できませんでしたので、予めご了承ください。
訪問日:2022年(令和4年)9月上旬)
8月下旬に千歳市の紋別岳への登山を終え、予てから「登ってみたい!」と思っていた「美瑛岳と美瑛富士」にいよいよ挑戦してみようと計画しました。
時期はまだ9月に入ったばかりでしたので、「山行にいつも時間のかかる足の遅い私でも夜明け前後当たりに出発すれば可能かな…?」と思ったのでした。
美瑛富士は美瑛町の十勝岳連峰北部にある標高1888m、美瑛岳は美瑛富士の直ぐ南隣りにある標高2052mの山です。
登山コースとしては数コースありまして、「望岳台登山口」からのコースには十勝岳経由で平ヶ岳・鋸岳を通って美瑛岳へ向かうコース、十勝岳へ向かうコースの途中から雲ノ平・函状の沢・ポンピ沢・美瑛岳分岐を通って美瑛岳へ向かうコース、あるいは美瑛岳分岐から美瑛富士を経由して美瑛岳へ向かうコース等があります。
登山口が望岳台ではなく、白銀温泉街経由で涸沢林道の先にある「美瑛富士登山口」から天然庭園・美瑛富士キャンプ地・美瑛富士避難小屋を通過し美瑛富士・美瑛岳へ向かうコースもあります。
どのコースを選ぶにしても私にとっては一長一短があって、その選択にすごく悩みましたが、今回は十勝岳へ向かうコースの途中から雲ノ平・函状の沢・ポンピ沢・美瑛岳分岐を通って美瑛岳へ向かうコースにしました。
十勝岳経由で平ヶ岳・鋸岳を通って美瑛岳へ向かうコースには、以前十勝岳への登頂に挑んだ時に「スリバチ火口」手前辺りの急登でへばってしまい途中撤退した苦い経験があったことと、十勝岳から美瑛岳への爆裂火口を歩く稜線の道は距離が長く平均的な方で往復約12時間(山と高原地図より)はかかるようでした。
※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
私ならもっともっとかかるでしょうから、日が暮れるまでに下山できない可能性が十分に考えられました。
私が今回選んだ十勝岳へ向かうコースの途中から雲ノ平・函状の沢・ポンピ沢・美瑛岳分岐を通ってまず美瑛富士に先に登り、次に隣りの美瑛岳へ登って美瑛岳分岐へ下山し、ポンピ沢・函状の沢・雲ノ平を経て望岳台へ下山するというコースで、平均的な方で往復約10時間(山と高原地図より)というものでした。
※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
ということで、この2コースの2時間の差は私にとっては「生死を分ける」ほどの違いがあるように感じました(大げさかな…?でも、その位の思いはありました)。
前置きが長くなってしまいました、すいません。
北の国からの富良野市から国道237号線をさらに北上し「上富良野町」へ、道道291号線に入り十勝岳温泉手前で道道966号線に進み望岳台へ向かいました。
もちろん今回の山行は次の朝・日の出頃の出発予定なので、「十勝岳望岳台防災シェルター」駐車場での前泊・車中泊は欠かせません。
※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
次の日の朝、予定通り日の出前に起床でき、洗顔・軽い朝食を済ませ身支度を整えて望岳台を順調に出発しました。
日の出前ではありますが、周囲は真っ暗ではなくうす暗い中で視線を上げると大きな噴煙を上げる十勝岳の姿もしっかり見えていました。
歩き始めて1時間少し歩いた頃、登山道脇に「雲ノ平分岐」の道標を見つけました。
以前、最初の十勝岳登山で途中撤退した時、次の富良野岳登山後に十勝岳登頂を果たした時、この雲ノ平分岐は素通りでした。
「いつ、ここを左に折れて進んでいくことになるのだろうか…」と思いながら通っていましたが、今回はついに左に向かって歩いて「美瑛富士・美瑛岳」を目指す日を迎えたことに嬉しさと、歩く時間が長いので不安と両方感じていました。
こんなに長時間かかる山行は、2度の羊蹄山登山(2度とも日が暮れてしまった中での下山でした)以降しばらく挑んでいませんでしたから。
※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
まさに未知の道へ入り進んで行こうとしていました(かなり大げさ!でした)。
富良野市の街から眺めると富良野岳、十勝岳と共に並んでいる十勝岳連峰の左側端の方に見えている富士山のような端正な形をした美瑛富士、その隣の美瑛岳へこれから向かおうとしていました。
「その山頂から見える眺望はどんなだろうか?」と思いながら期待感マックスの私でした。
※ ウィキペディアフリー百科事典「 望岳台」「美瑛岳」「美瑛富士」を参考にさせて頂きました。
ご訪問頂きありがとうございました。
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