『道外への旅』-江の島③ 江の島シーキャンドル-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、「江の島② 奉安殿から中津宮」の様子を紹介します。
(訪問日:2023年(令和5年)11月下旬)
私の稚拙なブログにいつも訪れて頂いている皆様、またブログ更新に間が開いてしまい大変申し訳ありませんでした。
先月より体調(今回は両眼)を崩してしまいパソコンの操作を控えざるを得なくなりましたが、現在は主治医の許可も出ましたので、今後ともよろしくお願いいたします。
私は今回初めての「江の島」訪問で、当日の朝知人に「どこかの観光地へ案内してちょうだい!」という私のリクエストに応えてくれて急遽連れて行ってもらったのが江の島でした。
そんな事情でしたので、もちろん江の島について何の知識もないままの訪問でしたので、前回まで紹介した詳しい内容は帰宅後に調べて分かったことばかりです。
当日は、各施設でもらったパンフレットを読んで知った程度の知識しかありませんでした。
いつも思うのですが「どうせ行くなら事前に良く調べてから現地に赴くべきでだった」と大いに後悔はするのですが、旅行に計画性が欠如しているものですからすいません。
事前に知っていたら「ここにも見たかった、あそこにも行って見たかった」と「後悔先に立たず」の毎回です。
↑ 県道134号線上を走る車中から見た江の島+江の島ヨットハーバー等の埋め立て地(画像:左)、 昔の東京オリンピック以前は左の画像位の江の島+その左端にポツンと小さな「聖天島(しょうてんじま)」があった位の大きさの江の島だった
↑ 自動車専用の「江の島大橋」を渡っていきます(画像:左) 江の島シーキャンドルをズーム・ズーム(画像:右)
初めて見て興味を持ったもの等は、一応カメラで撮って来るようにしているのですが、後で調べてみると地味なものでも歴史的に有名なものもあったりして「カメラに撮ってくればよかったな~」と後悔することも多々ありました。
スマホ等でその都度検索して調べてみればいいのでしょうが、その活用法をほとんど知らないもので「宝の持ち腐れ」状態なのかもしれません。
↑ 360度ガラス張りの「展望フロア」からの眺め、雲が無ければ遠くに小さく富士山も見えるらしい(画像:左)、渡ってきた江の島大橋とその左側に見える港「片瀬漁港」(画像:右)
※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
「江の島」に近づき自動車専用の「江の島大橋」を渡って行くと一番目に着くのは、島の樹木の中からニョッキリと飛び出て見える江の島灯台兼展望台の「江の島シーキャンドル」と名付けられた塔です。
いろいろ検索して調べてみると、面白い「江の島の歴史話」を知ることができました。
「江の島灯台(初代)」は、二子玉川園内の遊具施設として1940(昭和15)年に「読売大落下傘塔」として設置されたものでした。
↑ 江の島を遠望すると島(山)が二つつながっているように見えるのですが、その二つの島(山)がくっ付いている辺りの様子(画像:左)、天気が良ければ、多分こちらの方角に富士山が見えるらしいです(案内板によると;画像:右)
↑ さらに下の方へ視線を移した様子・切り立った崖になっています
遊具施設といっても、戦中は兵隊の落下傘降下訓練にも使用されていたくらいの立派な施設だったようです。
戦後解体され、それらの材料を用いて建設されたのが前身の「江の島灯台」であったようです。
※ 二子玉川園は東京都の二子玉川(世田谷区玉川)にあった東急グループの遊園地
旧江の島展望塔(展望灯台)は、1951(昭和26)年に「読売平和塔」としてオープンし、1953(昭和28)年に「江の島展望塔(展望灯台)」に改称されながら、2002(平成14)年まで設置されていたようです。
※ 旧江の島展望塔(展望灯台)の塔の高さは、平均水面上から灯火まで103.0m、高さ53.7m、塔は海面から113.7mだったそうです。
↑ 室内の展望フロアから屋外の展望デッキに出ることもできます、展望デッキから江の島の東側(江の島ヨットハーバー、港がある方角)の様子・江の島大師の建物等が見えます
現灯台「江の島シーキャンドル(旧名称:江の島展望灯台)」は、2002(平成14)年5月に着工され同年12月に江ノ島電鉄開業100周年記念事業のフィナーレとして点灯式が行われることで初点灯されました。
翌2003(平成15)年1月に「新しい江の島灯台」として初点灯し、同年4月には「江の島観光灯台として展望台」が開業しました。
↑ 江の島の東側・江の島大橋とそのすぐ左隣りに江ノ島弁天橋、青銅の鳥居や江の島ホテル等が立ち並ぶ辺り(画像:左)、江の島ヨットハーバーや湘南港、林の中に江島神社等の建物(画像:右)
↑ 江の島の西側で坂を下りて行くと、龍宮(わだつみのみや)や稚児ヶ淵(ちごがぶち)、江の島岩屋(いわや)へ通じている
※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
その後、同年10月には「第48回神奈川県地区コンクール」で「一般建築部門奨励賞」を受賞し、2010(平成22)年には公募によって「江の島シーキャンドル」の愛称が命名されました。
※ 高さ59.8m、白色やぐら形、光度:実効光度39万カンデラ、高さ:地上から構造物の頂部まで60m、平均水面上から灯火まで107m
江の島シーキャンドルの所在地は、藤沢市江の島2丁目3番地、江の島サムエル・コッキング苑内です。
↑ 先ほどの「山二つ」の北側の海岸の様子、南側の切り落ちた崖とは対照的な様子
↑ 「丹沢」の山並み、その奥に天気が良ければ富士山が見えるらしいのですが・・・(画像:左)、江の島シーキャンドルの上部、灯火・レンズがある灯台部分の様子(画像:左)
※ 江の島サムエル・コッキング苑(えん)・・・貿易商サムエル・コッキング氏が1882(明治15)年に造成した和洋折衷の庭園跡。園路、築山、池、花壇のほか広さ660㎡もの温室があった。1949(昭和24)年に「江の島植物園」に、2003(平成15)年には「江の島サムエル・コッキング苑」となりました。2021(令和3)年から翌年にかけてリニューアル整備を行い「温室遺構展示体験棟」や「ふわふわドーム」が設置されました。
江島神社中津宮等を一通り見学した後、江の島の頂上付近にある相模湾等が眺められる「亀ヶ岡広場(かめがおかひろば)」の中を、次の目的地「江の島シーキャンドル」の姿を目の前に眺めながら向かって行きました。
江の島シーキャンドル入り口から塔の上部にある「展望フロア」まではエレベータもありますが、その横には階段もあり登って展望フロアの屋外にある「展望デッキ」まで上がることもできます。
上りはつらいのでエレベータを利用し下りる時には外階段を利用するのも一興ですが、強風等の天候によっては階段を利用できない場合もあるようです。
私は時間節約のため往復エレベータを利用しました、決して「体力的に辛いから」ではありません…。
※ フリー百科事典ウィキペディア「江の島灯台」「山二つ」を参考にさせて頂きました。
ご訪問頂きありがとうございました。
奉安殿から中津宮 ⇦⇦⇦ 今 回 ⇨⇨⇨ 次 回(準備中)
※青字部分をクリックすると、そのページが表示されます。
※これまで掲載した記事をご覧いただくには、「ホーム」ページの「インデックス」をご利用ください.