『登山日記・斜里岳』-馬の背~山頂-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、「馬の背~山頂」 へ至る様子を紹介します。
(訪問日:2021(令和3)年9月上旬)
前回では、「熊味峠」へ続く新道コースへの分岐点であり、斜里岳での唯一の「トイレブーステント」が設置されている「上二股」に着きました。
この上二股から頂上までは、標高差が約315mで、標準タイムでいうとあと登り1時間というところでした。
時間的に余裕がなかった私は、随時水分補給と写真・動画撮影をささっと済ませて上二股から「胸突き八丁」「馬の背」と続く急な上り道を進んで行きました。
↑ この辺りが「胸突き八丁」と言われている所かな?
↑ ガレ場が続いていて登ロりにくい斜面を登って行くと、やっと「馬の背」と言われる所が見えてきました。
上二股を過ぎると沢登りが終わり、足元は歩きにくいガレ場になってきました。
ガレ場なので大小大きさの様々なレキが転がっていますので、後ろ足がズルッといった拍子に石ころが下に転がって行かないとも限りませんので、下の人に危険のないように気を付けて歩きました。
草木の生えていない裸地で少し開けたスペースが馬の背でした。尾根の上になるので展望は聞きますが、私が訪れた日は雲が多かったので期待していた様な展望はありませんでした。
時間的にも昼過ぎた頃でしたので、山頂方向には一つも人影は見られませんでした。
「山は午前中に山頂を目指すに限るよな…、、大失敗だ!」と反省を込めて思いました。
そんな反省をしても後の祭りでしたので、「今はとにかく山頂へ向かい登頂を果し、そして早めに下山することだ…」と明るいうちに登山口に戻れるかを心配していました。
ダケカンバやハンノキの低い木々の中をきつい上り坂を息切らせながら登って来てやっと馬の背に至りました。
さらにガレ場は続いていて、次は「斜里岳神社」の祠がある所を目指して歩いて行きました。
山頂付近には雲が流れているのでしょう、山頂へ向かう途中にもガスが流れてきて青空が覗いたり、白いガスに覆われたりの繰り返しでした。
周囲に山々が見えて展望が利いてくると、うれしくて急いでカメラを向けてシャッターを押していました。
じきに春日流れて来て、また道を登り続けるを繰り返しながら山頂を目指しました。
馬の背辺りは稜線なので風が強かったりする、と聞いていましたが当日はそれほど風もなく気分よく登って行けました。
※ 以下の動画の中には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
山頂に近づいて行くにつれハイマツ帯が広がって行きました。
視線を上げると、山頂直下辺りには草木がなく地面が出ている所が山頂と思われるピークの下の方まで広がっているのが見えていました。
その崖のように切れ落ちている所から数m離れた所にハイマツが茂っていて、その中を通っている登山道をいよいよ山頂に向けてもぼって行きました。
最後の急登を乱れる呼吸に耐えながらやっと越えてると、ついに目指す山頂に到着しました。
着いた山頂には、他の方の登山ブログで見町な山頂標識ではなく、素朴な形?の木の柱のようなものに「斜里岳 標高 1547m」と書かれた山頂標識が立っていました。
最初にそれを見た時は「あれっ…?!」と思いまいしたが、「とにかく山頂だ! 何でもいいや。標識には標識の都合があるんだろう…」と思いました。
山頂に着くまでは、時折青空も覗いたりして、山頂直下のガレ場が崖となって下の方まで切れ落ちている様子等が見えていました。
山頂付近はガスに巻かれることなく山頂周辺の様子はよく見ることができました。
でも、山頂周辺の下方をみわたすと雲が湧いていて雲海も広がっていたので、斜里岳の麓に見えるはずの斜里町や清里町の格子状に見える畑などの風景やオホーツク海の海原などは一切見ることができませんでした。
そうした風景が望めることを期待しての斜里岳登山でしたが、そううまくは物事進みませんでした。
このブログでそうした画像を小見swすることができなかったこともすごく残念でした。
かと言ってリベンジーで再びここを訪れるかと言うと、何せ家から遠いのと山頂までの登山に時間がかかること、摩周湖と同じようで地形の関係で夏の間はガスや雲が発生しやすいみたいで天気図を見ても好転の予想がたて辛い等の理由で再挑戦には二の足を踏んでしまいます。
でも、他の方のブログで拝見するような斜里岳山頂から見下ろす眼下の田園風景や青いオホーツク海の広がる風景を実際にこの目で見てみたい、という願望も捨てきれずにいます。
後期高齢者になって仕事を引退しまだ足腰がいうことを利くような状態だったら、ゆっくりと天気を見ながら再挑戦してみたいと思っています。
実現できるか?和Kじゃりませんけど…、今のところは。
山頂標識の傍には、小さなケルンもありました。
これで天気が良いと、摩周湖(ましゅうこ)や屈斜路湖(くっしゃろこ)、知床(しれとこ)の山々や国後島(くなしりとう)の島影までも見えるそうなんです。
※ 以下の動画の中には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
それら全てが展望出来たら、この世の天国・素晴らしい眺めだったろうな~~~、とつくづく思いました。
ただ少しだけ流れる雲の間から何だか分からないけれど下界の様子を垣間見ることができました。
まあ今回はそれを見られただけで「よし!」としようかと思いました。
「ああっ!それと、斜里岳に無事に登頂できたこと!!」で満足しなくちゃ、バチが当たるかも?!
それと、山頂に立っても風はそんなに強くなく火照った体に気持ち良いくらいのものでしたのも良かった点かな?
もう一つ斜里岳の隣にある「南斜里岳」は流れる雲の合間から見えたました。
斜里岳山頂から少し下った所に「二等三角点」を示す柱標と丸い印がありました。
昼もかなり経過していてのんびりとはしていられませんので、即下山開始をしました。
ここから、再び馬の背・上二股まで戻って、新道への分岐点から「熊見峠」へ回って下山する予定でした。
新道は距離が旧道よりも長いと分かっていましたので急がなくてはなりませんでした。
※ ウィキペディアフリー百科事典「斜里岳」・「洗濯板」、NPO法人きよさと観光協会「日本百名山 斜里岳を登る」・「斜里岳登山情報」、清里町サイト「清岳荘」、山と渓谷オンライン「斜里岳」、北海道ホームページ「斜里岳道立自然公園」を参考にさせて頂きました。
ご訪問頂きありがとうございました。
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