『北海道開拓の村』-旧近藤染舗、他-

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旧近藤染舗 こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。

 今回は、「旧近藤染舗(きゅうこんどうそめほ)、他」を紹介します。

          (訪問日:2018年(平成30年)6月上旬)

 前回紹介しました「旧来正旅館(きゅうくるまさりょかん)」を後にして、その隣りにある「旧来正旅館」へ向かいました。

   旧近藤染舗

 1890年(明治23)に四国徳島から石狩郡新篠津村に入植し、1898年(明治31)に旭川に移住し近藤染舗を開業しました。

 近藤染舗は、半てん、幟(のぼり)、旗、のれん、帆前かけ等を主に染めていました。

旧近藤染舗 旧近藤染舗

旧近藤染舗 旧近藤染舗

『     旧近藤染舗       (説明板より)

 近藤染舗(そめほ)は、明治31年(1898)に創業された旭川(あさひかわ)で最も古い染物店である。
 この建物は、店の繁盛にともない大正2年(1913)に地元の建築業者によって新築された店舗兼住宅である。外観や内部の間取りは、当時の店舗兼建築のようすをよくあらわしている。    』

旧近藤染舗説明板 旧近藤染舗

旧近藤染舗     旧近藤染舗

 北海道開拓の村に移設された「旧近藤染舗」は、大正初期の名残を伝える近藤染工場の旧店舗です。

 1984年(昭和59)に「株式会社近藤染工場」より北海道開拓の村に寄贈されたそうです。

旧近藤染舗 旧近藤染舗

旧近藤染舗 旧近藤染舗

『    旧近藤染舗      (説明板より)
 近藤染舗(そめほ)は、、英二31年(1898)に徳島県移住者、近藤仙蔵(せんぞう)および弟の圓蔵(えんぞう)、瀧蔵によって創業された染物店である。藍(あい)は徳島県の特産であり、故郷の技術をうけついだ商売であった。
 大正2年(1913)に新築された店舗の裏には、藍甕(かめ)を据(す)えた染物工場があり、半てんや幟(のぼり)などが染められていた。旭川(あさひかわ)で染物業が繁盛する大正後期の店のようすと家族の生活を展示している。   』

旧近藤染舗 旧近藤染舗

旧近藤染舗 旧近藤染舗

 開拓の村ボランティアが解説している建物では、ミニ体験も開催しているそうで、旧近藤染舗では「藍の生葉染」を体験できるそうです。

※ 染物ミニ体験

開催期間:4月20日(土曜)~11月4日(月曜)(休刊日を除く)

開催時間:10時30分~15時30分

開催場所:旧近藤染舗

 尚、詳しくは、「イベント北海道開拓の村」で検索してください。

旧近藤染舗 旧近藤染舗

旧近藤染舗 旧近藤染舗

   馬車鉄道

北海道開拓の村内では、馬車鉄道が運行されています。

運行区間:市街地群・旧来正旅館前⇔こどもの広場横の間(約270mを約5分間かけて運行)

馬車鉄道 馬車鉄道

馬車鉄道 馬車鉄道
乗車料金:250円(3歳以上)、2歳以下無料(お支払いは現金のみ)
乗車定員:一便(車両)あたり10名まで
 尚、詳しくは「北海道開拓の村 馬車鉄道 運行時刻表」で検索してください。

馬車鉄道 馬車鉄道

馬車鉄道 馬車鉄道

※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

   北海道百年記念塔

 北海道開拓の村を見学した後、隣りにそびえ立っている「北海道百年記念塔」に久しぶりにたちよってみましたので合わせて紹介させて頂きます。

 北海道百年記念塔は、札幌市厚別区にある野幌森林公園内にあった記念建造物です。

北海道百年記念塔   

北海道百年記念塔 北海道百年記念塔 北海道百年記念塔

 1968年(昭和43年)11月に北海道開道百年を記念して着工され、1970年(昭和45年)7月に竣工し、翌年1971年4月から一般公開されました。

 1970年というと、岡本太郎氏による「太陽の塔」やアメリカ館で「月の石」が展示されて話題となった日本万国博覧会が大阪で開催された年です。

北海道百年記念塔 北海道百年記念塔 北海道百年記念塔

北海道百年記念塔 北海道百年記念塔 北海道百年記念塔

 開道百年に合わせて高さ100mの塔で、「天をついて限りなく伸びる発展の勢い」を表現していて「空に向かい無限に延びる二次曲線によって未来への発展を象徴し、壁面の凸凹は風雪と闘った歴史の流れを表現して、塔断面は「北」の文字を、基部の平面は六角形をした雪の結晶を継承しています。また、下部には池も配置されています。

北海道百年記念塔 北海道百年記念塔

北海道百年記念塔 北海道百年記念塔

 25階建ての塔にはエレベーターもありましたが、1970年代後半から保守専用となったようです。

 8階(23.5m)の展望室(入場無料)までは塔内の階段で登ることができ、札幌市から江別市など石狩平野が見渡せました。

 私も何度か階段で展望台まで登ったことはありましたが、眺望は大へん素晴らしかったのですが大そう足腰が疲れたことを覚えています。

北海道百年記念塔 北海道百年記念塔

北海道百年記念塔 北海道百年記念塔

 塔ができて間もない頃、小学生だった私は学校の見学旅行の一環で訪れたことがあり、その時はエレベーターで登った記憶があります。

 そんな思いで深い記念塔でありましたが私同様に老朽化が進んでいたようで、2014年(平成26年)には金属片が落下したことで塔周辺への立ち入りが禁止になってしまいました。

 北海道百年記念塔

北海道百年記念塔        北海道百年記念塔

 その後、存続も検討されましたが維持費が高額に必要となるから2019年(平成31年)2月に解体の方針が決定されました。

 北海道は2022年(令和4年)度中に解体工事に着手することを決定し、2023年(令和5年)1月から解体工事を開始し2024年(令和6年)5月末には終了する予定となっているそうです。

 尚、この「北海道開拓の村」シリーズは今回をもちまして終了いたします、ありがとうございました。

※ フリー百科事典ウィキペディア「北海道開拓の村」、株式会社近藤染工場サイト「STORY 近藤染工場のいまむかし」、フリー百科事典・ウィキペディア「北海道百年記念塔」を参考にさせて頂きました。

ご訪問頂きありがとうございました。

 

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