『登山日記・樽前山から風不死岳』-風不死岳山頂-
こんにちは、ご訪問いただきありがとうございます。
今回の「登山日記・樽前山~風不死岳」は、「932峰」から「風不死岳山頂」へ至った様子を紹介します。
(訪問日:2021年(令和3年)2021年9月上旬)
前回では、「932峰」に登り、そこからの眺望を楽しみました。
まだ最終目的地に風不死岳山頂が待っててくれていますので、そこでゆっくりとはしていられません。
早々に932峰と風不死岳への分岐標識があった所まで下りて行きました。
その分岐から歩いていくと林の中へ入って行く手前に「風不死岳」・「樽前山」・「ヒュッテ」への分岐を示す標識がありました。
「樽前山へ」は、私が932峰への分岐まで歩いてきた道を逆に辿って行く道となります。
「ヒュッテへ」というのは、樽前山々頂へ向かうのではなく、932峰分岐へ戻る途中にある風不死岳分岐から下って樽前山の裾野を歩いて「7合目ヒュッテ」に向かう道(いわゆる「北東お花畑コース」)になります。
※ 以下の動画には風切音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分注意してご覧ください。
またしばらく林の中を歩いて行くと、樹木が少なくなり開けた広場のような所に出ました。
その広場の一角に「風不死岳登山路」と書かれた標識が珍しく地面の上に石ころで支えられるようにして置いてありました。
※ 以下の動画には風切音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分注意してご覧ください。
広場が終わると登山道は再び林の中へと入って行きました。
この辺は迷いやすい所なのでしょうか?所々に登山道を教えてくれる標識が樹木の幹につけられてありました。
その標識の一つに「Go outside and play!」と書かれた「うちわ」が標識と幹の間に挿し込まれてありました。
「Go outside and play!」?英語が苦手な私にはどういう意味か分かりませんでしたが、そのユニークさが面白かったです。
さてまたしばらく木々が茂る森の中を歩いて行くと、ゴツゴツトした岩肌が出ている切り立った斜面に出くわしました。
ここまでは多少の上り下りはありましたが、ここにきてこの絶壁のような斜面、思わず「聞いてないよっ!」って思ってしまいました。
※ 以下の動画には風切音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分注意してご覧ください。
ここに来ていきなり「ロープ場」に「クサリ場」の登場にびっくりしました。
少しの間その岩肌の急斜面の様子を観察しながら「ここはやはりロープやクサリを頼りに登るのが賢明だな…」と思いました。
その間に、支笏湖畔側にある登山口から風不死岳に登り(北尾根コース)樽前山へ縦走していると思われる年配のグループ御一行様が斜面の上に来ました。
ここは先輩諸氏でもありますし急な斜面、足元もおぼつかない岩場で私が登るにも人3倍くらい時間がかかりそうなので、御一行様に先に下りてもらうことにしました。
その間私は下で見ていると、皆様驚くほどの健脚ぞろいでロープを使いながらするするとスムーズに下りて来られました、
健脚なのもあるでしょうが、登山経験も豊富な方たちなのでしょう、ここでまた一つ驚かされてしまいました。
※ 以下の動画には風切音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分注意してご覧ください。
クサリ場を越えると、「おっ!さんちょうかな?」と騙されてしまう標高963mの最初のピークが現れました。
そのピークを過ぎ少し下ると、眼前に二つ目のピーク(地形図で見ると標高990mくらい)が迫ってきました。
「今度こそこれを登れば頂上なんじゃ…?」と期待しながら登って行きました。
息切らせながら張り切って登ってみると、行く手にはさらにもう一つのピークが立ちはだかっていました。
また少し下ってから、「今度こそあそこが頂上だよな?!」と思いつつ二つ目のピーク(地形図で調べてみたら、標高1040mくらい)を登って行きました。
登ってみると、何と視線の先にもう一つのピークが見えていました。
「いやいや、ずいぶん期待を引っ張ってくれる山やね、三つ目のニセピークだよ…」
でも、その先の方目をやると。もうピークはなさそうなので「今度こそ、このピークが山頂に違いないっ!」と確信しました。
※ 以下の動画には風切音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分注意してご覧ください。
三つものニセピークに騙されながら、ついに風不死岳の山頂に到達することができました。
山頂は、こじんまりとしたスペースで火山灰質の土と大小様々な大きさの岩が重なった中に山頂標識「風不死岳 標高1102.5m」がありました。
そして、少し離れた所には「三等三角点」(点名風不止)もありました。
※ 以下の動画には風切音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分注意してご覧ください。
眼下には支笏湖の広がりが見えていましたが、湖をとり囲むようにある山々には残念ながら雲がかかっていました。
山頂からは支笏湖を隔てて向かいの湖岸に恵庭岳(標高1320m)の勇壮な姿や、北西の方角に羊蹄山(標高1898m)、その左横に尻別岳(標高1107m)が見えるはずなのですが雲があるため確認できませんでした。
さらに湖を隔てて北東の湖岸に面して無線中継所のアンテナ群がある紋別岳(標高866m)も見えるはずなのですが、雲に隠されていて見えませんでした。
山頂から南の方角に振り返ると、先ほど登って来た樽前山々頂と溶岩ドームが流れる雲の合間に見え隠れしていました。
この後の下山は、ヒュッテ分岐まで戻り火山灰質の道が7合目ヒュッテまで続く「北東お花畑コース」を歩いて駐車場へと帰りました。
※ ウィキペディアフリー百科事典「樽前山」・「風不死岳」を参考にさせて頂きました。
尚、この「登山日記・樽前山から風不死岳」シリーズは今回で終了させていただきます、ありがとうございました。
ご訪問頂きありがとうございました。
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