『旅・徒然に』-東藻琴コース登山口・小清水高原展望台、藻琴山展望駐車公園-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、「東藻琴コース登山口・小清水高原展望台、藻琴山展望駐車公園」を紹介します。
(訪問日:2019(令和元)年9月下旬・2020(令和2)年9月中旬)
私は幾度となく北海道東部(道東)地域へ行き、その時の様子を紹介させて頂いています。
その際に毎回必ずという訳ではないのですが、その登山の手軽さ(標高1,000m、スカイライン遊歩道約2㎞、所要時間往復で約2時間)から、「時間と天候などの条件が合えばぜひ登頂してみたい」と思いながら出かけて行きました。
↑ 道道102号線から東藻琴コース登山口へ向かう入口です。
↑ 東藻琴コース登山口へ向かう林道
↑ 東藻琴コース登山口へ向かう途中にあるシカ侵入防止ゲート
ところが、藻琴山付近を通る機会があるたびに藻琴山に熱い視線を向けるのですが、その度に天候が悪かったり下界は晴れていても山頂付近に雲が垂れこめていたりして、藻琴山は私を歓迎してくれていませんでした。
↑ シカ侵入防止ゲートは施錠されていませんので自分で開けて、入ったら閉めます。
そんなことが何回か続いていたのですが、ある年にやっと藻琴山の女神?が私にやっと微笑んでくださったのか、登山のチャンスがやってきました。
その時の登山の様子を紹介したものが只今連載中の「登山日記・藻琴山」です。
↑ 6合目から7合目へ、車で行けるというのは実に良いです! 嬉しい~っ!
↑ 登山口のある8合目に着きました! やったー!
その登山の様子はそちらをお読み頂くこととして、ここでは登山に至るまでのチャレンジの様子を紹介させて頂きます。
東藻琴コース登山口・小清水高原展望台
2019(令和元)年9月下旬に「道東~オホーツクの旅」の途中で立ち寄ったのが「東藻琴コース(銀嶺水遊歩道)登山口」でした。
↑ 左の建物が「バイオトイレ」、右の建物が「銀嶺荘」です。
↑ 山でのルールを守って、豊かな自然を護って行きましょう。
事前に調べた資料によると、「6合目さらには8合目登山口までも車で行くことができ、登山口から頂上までは約30分の道のり」とのことでしたので、天気さえ良ければ数時間で念願の藻琴山に登頂できるかもしれない、と思っていました。
↑ 銀嶺層の中の様子です。悪天候に遭遇してしまった時の避難小屋ですね。
能取湖(のとろこ)や濤沸湖(とうふつこ)周辺の観光地巡りで網走市・大空町・小清水町辺りを走り回っている時にふと思いついたのでした。
↑ 名水「銀嶺水」が流れる水場です。湧き水なので飲んでも「エキノコックス」なども大丈夫だとは思いますが…。私はいつも持参の水オンリーなのです。
「ここからなら藻琴山の北側にある「東藻琴側の登山口」に近いし、片道30分往復1時間程度で山頂に行けるなら、登頂できるかもしれない…、ただ天気次第だけど…」
↑ 山頂があると思われる方角を見上げてみましたが、青空は見えませんでした。
↑ 下界の方はこのような感じで見えていました。
↑ 「楽して登ろうなんて許しません!」何て山の神様が言っているのでしょうか?登山は諦めて撤退し、弟子屈町の道の駅に行く途中「小清水高原展望台・ハイランド小清水725」に寄って行くことにしました。
その時の時刻はお昼を過ぎていましたが、ここは距離的には登山口まで一番近い所です。
この旅の帰り道は、摩周湖(ましゅうこ)・屈斜路湖(くっしゃろこ)・阿寒湖(あかんこ)の南側を走る国道を行く予定でいました。
↑ こちらの道は舗装されていて快適に走ることができました。
↑ 坂道を登って行くのですが、途中で「ハイランド小清水725」の建物が見えてきました。
弟子屈町市街地から藻琴山の登山口まで行くとなるとかなりな遠回りになってしまうので、時間的にも登山は無理ということになります。
これから行くとしても山頂付近の様子によっては登れないかもしれませんが、「この旅で行くなら…? …今でしょう!」と思い切って立ち寄ることにしました。
↑ 途中で見かけた標識です、「こもれび街道」と書かれてありました。
大空町(おおぞらちょう)から弟子屈町(てしかがちょう)方面に向って道道102号線を南下し、その途中の案内標識が立っている所で林道に入り目指す登山口に向かって行きました。
↑ ここが「小清水高原展望台・ハイランド小清水725」への分岐になります。右折してさらに上って行きました。
↑ 小清水高原展望台・ハイランド小清水725に到着しました。
林道の途中にはエゾシカ侵入防止ゲートがありますが、施錠はされていませんので自分で開けて中へ入れますが、必ずゲートを閉めてから先に進みます。
さらに林道を行くと、6合目に着きました。
↑ 石板にここから見えている山などの名前が表示されていて、無知な私には大へん助かりました。
※ 下の動画の中には風切音や機械音など不要な雑音が入っていますので、動画視聴に際して音量には十分気をつけて下さい。
やがて道幅は狭くなり「ここで終わりかな?」と思いましたが、さらに奥へと林道は続いていました。
「車2台がすれ違うにはきついかな…?対向車が来たらどうしよう…。」などと心配しながらも進んで行くと、ついに目的地の8合目に着きました。
↑ 白い噴煙を上げている山がアトサヌプリ(硫黄山:いおうざん)です。
↑ アトサヌプリ(硫黄山:いおうざん)のズーム(画像:左)、白くかすんで見えにくいですが多分うっすらとオホーツク海が見えています(画像:右)
↑ こちらは右端に斜里岳で、左の方に知床連山(画像:左)、斜里岳のズーム(画像:右)
8合目には車が数台停められるスペースと、立派な小屋が2棟建っていました。
一つは「バイオトイレ」で、もう一つは「銀嶺荘(ぎんれいそう)」という山小屋でした。
↑ ここにも解説板がありました(画像:左) 板の向こうに見えていた風景です(画像:右)
↑ 屈斜路湖の西側の風景です、階段がありますが展望台につながっているそうです(画像:左) 山並みの向こうに頭を出しているのが多分「雄阿寒岳」です(画像:右)
↑ 雄阿寒岳をズームしてみました。
山小屋の近くには「銀嶺水」という湧き水が流れ出ている水場もありました。
その傍に藻琴山々頂へつながっていると思われる登山道の入口がありました。
空は全体に広く曇っていて、肝心の藻琴山々頂が多分あるだろうと思われる辺りの方角を見上げてみました。
↑ 屈斜路湖です。
↑ 屈斜路湖を間に挟んで向こうに見える山が多分「摩周岳(尖がっている山)と西別山(饅頭のような形の山)
※ 下の動画の中には風切音や機械音など不要な雑音が入っていますので、動画視聴に際して音量には十分気をつけて下さい。
期待に反して残念ながら、その辺り一帯の上空にはねずみ色の厚い雲が垂れこめるばかりでした。
「山頂まで行くことはできるだろうけれど、この状態では多分山頂はガスっていてとても眺望は望めないだろう」と悟りました。
↑ 湖畔にある建物群(何か分かりません、画像:上の段左) 川湯温泉街なのでしょうか?(画像:右)
↑ ハイランド小清水725の中の様子です、窓から見える景色も良かったです。
果たして今回も藻琴山々頂に私が行くことを拒否されているように感じました。
それに、これまでガスの中を無理して登った経験もなかったので次回チャンスがまた来ることを期待して撤退することにしました。
ここからなら片道約30分、往復で1時間と知った私。
「そんなに簡単に山頂まで行けるなんて、何て素敵な山なんだ!」と期待に胸はずませてここまで向って来たわけですが、天候に恵まれず目的は果たせませんでした。
↑ ハイランド小清水725の窓から見える景色(斜里岳が見えています:画像:左) 屋外にあるトイレ棟です(画像:右)
↑ スカイライン遊歩道への登山口です。
そこから宿泊場所に予定していた弟子屈町「道の駅 摩周温泉」へむかう途中、「ハイランド小清水725」に立ち寄ることにしました。
次の日は他に予定を組んで行く所を決めていたので、今回の旅で藻琴山登山はできませんが、今後必ず実現する藻琴山登山のために登山口だけでも確認しておくことにしました。
↑ 登山口の傍にある案内板です。
小清水高原展望台の中にあるハイランド小清水725は藻琴山の中腹に位置していて、そこから山頂付近を見上げると相変わらずすっかり雲で覆われていました。
それでも周囲を見回してみると、斜里岳から摩周岳、硫黄山、屈斜路湖、南の方には雄阿寒岳まで見渡すことができ、すばらしい眺めでありました。
藻琴山展望駐車公園
2020(令和2)年9中旬に西別山登山を第一の目的に道東へ行った際に立ち寄ったのが「藻琴山展望駐車公園」でした。
↑ 弟子屈町の道の駅から北へ向かう途中でアトサヌプリ(硫黄山)の東側を通るのですが、国道を走っているとその荒々しい姿の山が見えてきました(以前に寄りましたので、今回はパス!)。
↑ 朝、小雨がパラついていたのですが屈斜路湖に近い道路を走っていたら虹が出ていました。「うまく撮れるかな?」と思いながらも撮ったのですが、虹だと分かる程度には写っていました。
スカイライン遊歩道からの藻琴山登山を予定していましたので、参考資料から登山口から上りで約1時間(私の場合は休み休み登るので早くても2時間位はみないといけません)、下りで45分ほどで登山できる、ということが分かりました。
↑ お目当ての「藻琴山展望駐車公園」に近づいてきました、その向こうに見えている山は「藻琴山」でしょう。山頂付近に雲が垂れこめています。
↑ 駐車場の他にベンチや東屋があり景色を楽しみながら休憩することができます。
「お昼頃に登山口に到着し、それから登り始めたとしても、標準より遅い私の足で登ったとしても午後4時頃には下山完了できる」と考えました。
その日の翌日には早朝から西別山登山を予定していましたので、どちらも実行できるかどうかは天気次第(天気予報も見ていましたがまずまずの予報)ですが出かけて行くことにしました。
↑ 藻琴山展望駐車公園からの眺望です、山の中腹にハイランド小清水725の建物も見えていました。この時までにすでに何回も立ち寄っていましたので、ここもパスしました。
今回は前述の「東藻琴コース(銀嶺水遊歩道)登山口」へ向かうルートとは逆で、足寄町から国道241号線(屈斜路湖や摩周湖の南側)を弟子屈町へ向かいました。
そして、私の道東の旅ではもう定番となっていました「道路の駅 摩周温泉」で1泊し、翌日に国道391号線(屈斜路湖と摩周湖の間に通っている)を北上し途中で道道102号線に入り東藻琴方面へ向かいます。
↑ 駐車場よりも高い所にある広場です、少し霞んでいましたがまずまずの眺望でした。
大きな屈斜路湖の姿を助手席の窓からちょこちょこ眺めながら、気持ちよくワインディングロードをドライブして行くと左手に広い駐車場が見えてきました。
そこが「藻琴山展望駐車公園」でした。
藻琴山展望駐車公園に着く前から車を走らせている間にも藻琴山々頂周辺の様子が見えていました。
残念ながら今回も山頂付近には雲がかかっていて、私にとって登山できるような状況ではないので藻琴山登山はまたの機会に延期することにしました。
ただ雲り空でしたが幸いまだ雨までは降っていなかったので、このまま進んで藻琴山展望駐車公園まで行って見学し、明日の登山に備えて弟子屈町に戻ることにしました。
因みに、さらに進んで行くと小清水峠への分岐があり、さらに真っ直ぐ進んで行くと「ハイランド小清水725」と「スカイライン遊歩道登山口」がある「小清水高原展望台」につながっている分岐に至ります(標識も立ってますので分かりやすいと思います)。
↑ 上の4枚の画像に写っている山は多分「斜里岳」です、ズームもしてみました。
↑ この2枚はアトサヌプリ(硫黄山)です。ここから見るアトサヌプリも良いものだと思いました。
このような次第で藻琴山登山、二度目のチャレンジも撤退を余儀なくされました。
それで「私は藻琴山には縁がないのかな? よほど嫌われているのかな?」と思いつつ、挑戦を諦めませんでした。
そして、ついに「3度目の正直」とでも言いますか、2021(令和3)年9月下旬に「斜里岳登山」の前にもう一度「藻琴山登山」を計画し、見事!念願の二座の登頂に成功したのでありました。
※ 下の動画の中には風切音や機械音など不要な雑音が入っていますので、動画視聴に際して音量には十分気をつけて下さい。
その時の「藻琴山登山」の様子は「登山日記・藻琴山」で紹介していますので、そちらを訪問してみて下さい。
また、「斜里岳登山」の様子も後日紹介させて頂く予定でおりますので、その際にはよろしくお願い致します。
※ ウィキペディアフリー百科事典「 藻琴山」、川湯ビジターセンターホームページ「藻琴山展望台PA(藻琴山展望駐車公園)」・「藻琴山登山道」・「藻琴山トレイルマップ」、摩周湖観光協会公式観光サイト「弟子屈なび 弟子屈町について」、大空町ホームページ「藻琴山の自然」を参考にさせて頂きました。
ご訪問頂きありがとうございました。
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