『令和4年3月で廃止の駅巡り』-旧池田園駅・旧流山温泉駅・旧銚子口駅-

スポンサーリンク

旧銚子口駅  こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。

 今回は、函館本線の旧池田園駅(きゅういけだえんえき)、旧流山温泉駅(きゅうながれやまおんせんえき)、旧銚子口駅(きゅうちょうしぐちえき)の3駅です。

                     (訪問日:2022年(令和4)5月中旬)

   旧池田園駅

 池田園駅(七飯町字軍川(いくさがわ))は、1945年(昭和20年)に国有鉄道函館本線(砂原線)大沼駅~渡島砂原駅間開通に伴い一般駅として開業されました。

旧池田園駅 旧池田園駅

旧池田園駅 旧池田園駅

 以下、本駅の歴史を紹介します。

・1949年(昭和24年)日本国有鉄道法施行に伴い日本国有鉄道(国鉄)に継承されました。

・1987年(昭和62年)国鉄分割民営化に伴い、JR北海道に継承されました。

・2020年(令和2年)7月 JR北海道(箱館支社長名で)から七飯町に「本駅他3駅を廃止するか町が管理するか、方針を示してほしい」旨書面で協議要請があり、七飯町は「当該3駅を維持管理していくことは困難」と回答しました。

旧池田園駅 旧池田園駅

旧池田園駅 旧池田園駅

・同年9月 JR北海道(社長名で)は七飯町に対し本駅他3駅の廃止について正式に文書で通知されました。

・2022年(令和4年)利用客減少により廃止されました。

 島式ホーム1面1線をもつ地上駅で転轍機を持たない棒線駅でした。また、大沼駅管理の無人駅で、駅舎は構内の南側に位置しホームとは跨線橋で連絡していました。

※ 以下の動画には機械音や風切音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に留意してください。

   旧流山温泉駅

 流山温泉駅(七飯町字東大沼)は、2002年(平成14年)に函館本線(砂原支線)池田園駅~銚子口駅間に駅として新設開業(旅客のみ取扱い)しました。

※ JR北海道が開発主体であったリゾート施設「流山温泉」へのアクセス駅として開業されました。

 以下、本駅の歴史を紹介します。

・2013年(平成25年)駅構内に静態保存されていた200系新幹線車両を老朽化のため解体・撤去されました。

旧流山温泉駅 旧流山温泉駅

 旧流山温泉駅が廃止されて私有地である大沼流山牧場内へ勝手に入ることはできませんでしたので、ここで失礼させて頂きました。

・2020年(令和2年)7月 JR北海道(箱館支社長名で)から七飯町に「本駅他3駅を廃止するか町が管理するか、方針を示してほしい」旨書面で協議要請があり、七飯町は「当該3駅を維持管理していくことは困難」と回答しました。

・同年9月 JR北海道(社長名で)は七飯町に対し本駅他3駅の廃止について正式に文書で通知されました。

・2022年(令和4年)利用客減少により廃止されました。

旧流山温泉駅 旧流山温泉駅

 単式ホーム1面1線をもつ地上駅で、ホーム線路の南側に位置し転轍機を持たない棒線駅でした。また、大沼駅管理の無人駅で、ホームのみの駅で駅舎や待合所はありませんでた。

 ホームに沿うように道道338号線(大沼公園線)が通っていましたが、駅への通路は設置されていませんでした。そのため、駅外との出入りは隣接する大沼流山牧場の私有地を通る必要がありました。

※ 流山温泉・・・日帰り温泉施設で、「NPO法人大沼・駒ヶ岳ふるさとづくりセンター」が運営していました。当初は北海道企画開発、北海道旅客鉄道(JR北海道)グループのジェイ・アールはこだて開発により運営されていました。温泉施設を中心に、パークゴルフ場・キャンプ場・スポーツ広場・ダチョウ牧場・彫刻広場がありました。JR北海道の直営事業としての営業は、2015(平成27)年2月に終了しました。

   旧銚子口駅

 銚子口駅(七飯町字東大沼)は、1945年(昭和20年)に国有鉄道函館本線(砂原線)大沼駅~渡島砂原駅間開通に伴い一般駅として開業しました。

旧銚子口駅 旧銚子口駅

 以下、本駅の歴史を紹介します。

・1948年(昭和23年)大沼電鉄が本駅前に設置された新銚子口駅~鹿部温泉駅間で運転を再開しました。

・1949年(昭和24年)日本国有鉄道法が施行され「日本国有鉄道(国鉄)」に継承されました。

旧銚子口駅 旧銚子口駅

・1952年(昭和27年)大沼電鉄線全線が廃止されました。

・1987年(昭和62年)国鉄分割民営化に伴い、JR北海道に継承されました。

・2020年(令和2年)7月 JR北海道(箱館支社長名で)から七飯町に「本駅他3駅を廃止するか町が管理するか、方針を示してほしい」旨書面で協議要請があり、七飯町は「当該3駅を維持管理していくことは困難」と回答しました。

旧銚子口駅 旧銚子口駅

・同年9月 JR北海道(社長名で)は七飯町に対し本駅他3駅の廃止について正式に文書で通知されました。

・2022年(令和4年)利用客減少により旅客扱いが廃止され、銚子口信号場となりました。

旧銚子口駅 旧銚子口駅

 2面2線の相対式ホームをもつ地上駅(無人駅)で列車交換ができる駅でもあり、ホーム同士は構内踏切で連絡していて駅舎内にトイレがありました。

※ 「大沼電鉄」・・・亀田郡七飯村(現在の七飯町)と茅部郡鹿部村(現在の鹿部町)の間を結んでいた軌道路線及び運営会社です。1929年(昭和4年)に国鉄函館本線大沼駅(現在の大沼公園駅)と大沼お温泉・鹿部村を結ぶ目的で施設されました。

旧銚子口駅 旧銚子口駅

 戦中の1945年(昭和20年)に不要不急線に指定され、函館本線砂原支線の開通と同時に廃止されました。

 戦後の1948年(昭和23年)に国鉄銚子口駅で砂原支線と接続する形で一部の区間が途方鉄道として復活しました(国鉄銚子口駅の駅前に大沼電鉄の「新銚子口駅」(廃駅)がありました)が、1952年(昭和27年)に廃止されました。 

旧銚子口駅 旧銚子口駅

※ 以下の動画には機械音や風切音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に留意してください。

 

※ ウィキペディア・フリー百科事典「池田園駅」、「流山温泉駅」、「銚子口信号場」、「大沼電鉄」、「流山温泉」を参考にさせて頂きました。

 ご訪問頂きありがとうございました。

 

 旧石谷駅、旧本石倉駅 ⇦⇦⇦ 今   回 ⇨⇨⇨ 次   回(準備中)

※青字部分をクリックすると、そのページが表示されます。

※これまで掲載した記事をご覧いただくには、「ホーム」ページの「インデックス」をご利用ください。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。