『道南の旅』-イカリカイ駐車公園、他-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、「イカリカイ駐車公園、他」(上磯郡知内町字小谷石(かみいそぐんしりうちちょうあざこたにいし))を紹介します。
(訪問日:2019年(令和元年)7月下旬)
福島町の「青函トンネル記念館」を見学した後、次の見学地・知内町「青函トンネル北の玄関口」へ向かいました。
青函トンネル北の玄関口
福島町の「青函トンネル記念館」を後にして、国道228号線を北上し、次の目的地にしていました「青函トンネル北の玄関口」(「道の駅 しりうち」へ向かう途中の道路沿いにあります)に向かいました。
福島町から知内町の方へ向かって車を走らせると、道の右手に「青函トンネル北の玄関口」と書かれた看板があり、その傍に木造の展望台があります。
知内町は、1988年(昭和63年)に開業した青函トンネル出入り口の町です。
今回この記事を書くに際して「青函トンネルの北海道側の出入口」でいろいろググってみました。
その結果、この「青函トンネル北の玄関口」の展望台から見えているトンネルの出入口は真の意味の青函トンネルの出入口ではなく、第1湯の里トンネル(長さ約1.2㎞)の坑口でした。
その第1湯の里トンネルに続いてコモナイ川に架かる「͡短いシェルターで覆われたコモナイ川橋梁」が続き、そしてやっと本当の青函トンネルの坑口(見えている坑口からさらに1500mほど本州側)となるのだそうです。
初めて知った真実でしたが、どうせ山の向こうで見ることができないのですから、あそこが「青函トンネル北の玄関口」でいいと思った次第でした。
※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
その展望台の傍に親切にも「青函トンネル 進出/侵入予定時刻表」が立てられていました。
時刻表を見ると、次に進出してくる列車までの時刻が近く30分まで待たなくても見ることができました。
ところが、さすが新幹線でして待っている時間の割に「あっ!」という間に通り過ぎてしまい「速っ! あっけない!」という印象でした。
道の駅 しりうち
「青函トンネル北の玄関口」の展望台の他にも新幹線を見ることができる展望台がもう一つ近間(約1㎞)にありました。
それが、「道の駅 しりうち」に隣接している「新幹線展望塔」です。
道の駅しりうちは。およそ800年の歴史を持つ知内町の観光拠点となっていて、物産館販売コーナーではニラやトマト、しいたけなどの地元の野菜やホヤや一夜干しイカなどの水産加工品なども販売されています。
また、敷地内に旧石器時代の墓と見られる日本最古の土壙が発見され国の重要文化財に指定されましたが、その記念のモニュメントも設置されています。
『 悠久の眠りからさめて (説明板より)
1983年10月発掘調査がおこなわれていたこの台地で、琥珀(こはく)とカンラン岩で作られた垂飾(すいしょく)2点・小玉3点の装身具(そうしんぐ)と石刃核(せきじんかく)・細石刃(さいせきじん)などの石器9点をともなった旧石器時代(約2万年前)の墓が、国内で最初に発見された。
装身具や石器などの副葬品(ふくそうひん)は、当時の人々の生活や文化を知るための貴重な資料であり、わが国の墓制の起源を縄文時代から旧石器時代にさかのぼらせるなど、学術的にもきわめて価値が高いことから、1991年6月国の重要文化財に指定された。
また、自然石を外環径が約6m、内環径が約2.5mの二重環状にめぐらした、道内ではまれな形態である縄文時代後期のストーンサークルも発見されている。
このモニュメントは、過去から現在までの時の流れをモチーフとして、中央の石柱が知内の大地に最初に根をおろした人々と時空を、円形に敷きつめられた石がストーンサークルをあらわしている。
1996年3月
知 内 町 』
道の駅しりうち内(旧JR知内駅(かつての海峡線の旅客駅)の跡地;湯の里知内信号場)に、2016(平成28)年に高さ約14mの展望塔が完成しました。
展望塔から線路を眺めると、レールが3本敷かれた「三線軌条」を見ることができます。
青函トンネルを含め青函共用走行区間では、標準軌(軌間1435mm)の新幹線と狭軌(軌間1067mm)の在来線(貨物列車など)が共用しています。
そのため、全国的にも珍しい貨物列車が待機している横を新幹線が走行する様子を見ることができます。
展望フロアまでは階段の他にエレベーターも設置されていますが、さらに上の屋上へ行くには階段しかありません。
イカリカイ駐車公園
「道の駅 しりうち」を後にして、国道228号線を東へ知内町市街地に向かいました。
その市街地から道道531号線に入り、狐越岬(こごしみさき)・ナマコ岬を通過してさらに南下して「イカリカイ駐車公園」を目指しました。
イカリカイ駐車公園は知内町の海沿いにある自然体験スポットで、磯遊びや海のレジャーを楽しみながらキャンプができる公園です。
※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
松前矢越道立自然公園(まつまえやごしどうりつしぜんこうえん)内にあり、その沖合には面積約0.0013㎢の無人島「イカリカイ島」が浮かび、岩と岩礁に囲まれた景観が美しいです。
トイレや水飲み場もありますので、駐車場脇の砂利のサイトにテントを張ってキャンプをすることもできます。
階段を降りて行くと磯遊びや釣りなど海のレジャーを楽しむこともできます。
※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
※ 松前矢越道立自然公園・・・知内町の南端に位置している矢越岬(やごしみさき)は「松前矢越道立自然公園」に指定され、涌元(わきもと)から矢越の間にはイカリカイ島・蛇ノ鼻岩・狐越岬・ナマコ岬・猿人岩などの奇岩怪岩が連なった海岸線となっています。
※ フリー百科事典ウィキペディ「松前矢越道立自然公園」、知内町サイト「松前矢越道立自然公園」・「イカリカイ駐車公園」、北海道サイト「松前矢越道立自然公園」を参考にさせて頂きました。
ご訪問頂きありがとうございました。
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