『道北の旅Ⅱ』-礼文島(北部)景勝地巡り-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
前回では「金環日食観測記念碑・礼文空港・久種湖畔」の様子を紹介しましたが、今回は礼文島香深港から北にある景勝地をまとめて「礼文島(北部)景勝地巡り」と題して紹介していきます。
(訪問日:2019年(令和元年)7月下旬)
東西8㎞、南北30㎞、面積約82㎢で南北に細長い島で、「花の浮島」とも呼ばれる礼文島観光地巡りは2日から3日の予定で計画していました。
1日目はレンタルバイクが全台出払っていて機動力は落ちますが止む無く自転車をこいでの観光地巡りとなりました。
礼文島の南にある北のカナリアパークを見学し、その後ハイキングコースの桃岩展望台コースに入って元地灯台、ツバメ山、キンバイの谷辺りまで行ったところで時間切れとなってしまい香深港へ戻りました。
2日目は、幸運にもレンタルバイクを借りることができ機動力が何倍にもアップ!
お陰で礼文島の南西部にある観光地の桃台猫台・猫岩から元地海岸(メノウ浜)、地蔵岩と巡った後も、今度は島の北部へ向かって行き島の中央辺りにある日食観測記念碑、そして金田ノ岬手前にある礼文空港へ行くことができました。
残りあと半日で、この後紹介していきます北部から北西部の景勝地(各地は距離的には近いので移動時間は短くて済みます)を巡る予定でした。
さて、話は前回からの続きになりますが礼文空港(空港は只今休港中で飛行機の姿は見られませんでした)を後にして「金田ノ岬(かねだのみさき)」へ向かいました。
金田ノ岬
礼文島の地図を見ていただければ一目瞭然なのですが、礼文島は南北に細長い形をしていてその北端の部分が東側と西側に2本の角?が生えるように海に突き出ています。
金田ノ岬(かねだのみさき)はその2本の内東側に突き出ている角?の先端にある岬です。
もう一方の角?の先端にある岬が後に紹介する「スコトン岬」です。
※ 以下の動画には風切音や機械音など雑音が入っていますので、視聴に際しては音量にご注意ください。
金田ノ岬はスコトン岬よりもやや南に位置しているので、「日本最北端の岬」の座はスコトン岬に譲ってしまいました。
でも、スコトン岬には灯台はありませんが、金田ノ岬には「金田ノ岬灯台」(岬の先端の丘の上にある灯台へ行く道はありません)があり「礼文島最北の灯台」となっています。
※ 金田ノ岬灯台・・・白赤横線塔形、群閃白光、毎8秒に2閃光、光達距離12海里、塔高12m、灯高27m、初点灯昭和28年11月。
※ 以下の動画には風切音や機械音など雑音が入っていますので、視聴に際しては音量にご注意ください。
岬ではありますが道路は行き止まりではく、岬の先端から海岸沿いへ回る道があり道道40号に再び戻る形になっています。
岬の先端には食堂と岩山があるのですが、展望台施設などがないので景色を十分に楽しみたいという方の願いには答えられないかもしれません。
※ 以下の動画には風切音や機械音など雑音が入っていますので、視聴に際しては音量にご注意ください。
この辺りはアザラシ見物の名所となっていますがいつもいるわけではありませんし、食堂の建物や岩山があるためにその沖合の海は見ることはできません。
岬の南側は草原が広がる台地となっていて礼文空港へと続いていますので、景色を楽しみたい方にはそちらの草原に囲まれた「夕日の丘」がお勧めです。
大きな岩と食堂の建物の向こう側は入り江になっていて食堂内の窓から海の様子が眺望でき、運がよければアザラシの姿も見られるかもしれないそうです。
レブンアツモリソウ群生地
金田ノ岬を後にして道道507号線を南下し久種湖キャンプ場を通過して、浜中地区からさらに礼文島の西海岸を目指して進みました。
次の目的地として「澄海岬(すかいみさき)」を目指して、途中で道道507号線を外れ脇道(村道)に入りました。
その道の途中で「レブンアツモリソウ群生地」(礼文町大字船泊村字鉄府;れぶんちょうおおあざふなどまりむらあざてっぷ)の大きな看板が目に入りましたので、「何だろう…?」と思ったので道端に停車してその看板の説明を見てみました。
レブンアツモリソウ(礼文敦盛草)は、ラン科アツモリソウ属の一種で日本では礼文島でしか見られず、このレブンアツモリソウ群生地一帯は北海道の文化財(天然記念物)に指定されています。
かつては島内各地で生育していたのですが、盗掘のために今では保護区以外ではほとんど見られなくなってしまったそうで、ここ群生地では自然の状態で間近に見ることができます。
毎年5月下旬から6月中旬の階下に合わせて開園しているそうです。
また、花のビジターセンター「高山植物圓」では季節ごとに島内で咲く作高山植物が、8月中旬まではレブンアツモリソウも楽しめるそうです。
私は、例によって先を急いでいる都合があったので標示板のある所から奥へは行きませんでした、もっと知りたいと思われた方には詳しく紹介できず申し訳ありません。
※ 尚、詳しくお知りになりたい方は「礼文町高山植物圓」へお問い合わせください。
澄海岬(西上泊園地)
やがて海岸線に沿って走る道路に出ましたので、交差点を右折し西上泊港(にしかみどまりぎょこう)方面へ進みました。
西上泊港を左手に見ながら走っていると、港のある入江の奥にある丘の上に西上泊園地らしきものが見えてきました。
西上泊漁港に沿って北の方へ伸びる坂道を上って行くと休憩舎とトイレが併設された駐車場に着きました、
車を停め、早速に展望台へ向かって歩いて行きました。
※ 以下の動画には風切音や機械音など雑音が入っていますので、視聴に際しては音量にご注意ください。
何せここはTVドラマ「ドクターコトー診療所」で中島みゆきさんが歌うエンディングテーマ曲「銀の龍の背に乗って」のPVがここで撮影されたり、映画「北のカナリヤたち」のロケも行われたりした所と知って、大いに期待していた所でした。
↑ 澄海岬展望台へ上がって行く手前からの入り江の風景(左画像)、展望台へ向かう階段(右画像)
澄海岬展望台(すかいみさきてんぼうだい)を含めてその周辺を「西上泊園地(にしかみどまりえんち)」と呼ばれていて、南は元地海岸(もとちかいがん)まで続く海岸線は波の浸食により断崖絶壁となっています。
また、北の方角にはゴロタ岬からスコトン岬、トド島へと続いています。
※ 以下の動画には風切音や機械音など雑音が入っていますので、視聴に際しては音量にご注意ください。
海の底が透けて見えるほど透明度の高く「レブンブルー」とも呼ばれる海は、最北の離島・礼文島でありながら南国沖縄の海を思わせるような澄海岬の美しいビーチです。
澄海岬展望台の北側隣りに見えている大きな岩山の上に小さな鳥居(とりい)と社(やしろ)が見えていました。
利尻島には「北のいつくしま弁天宮(べんてんぐう)」がありましたが、あれもそれと同じ弁天宮なのかもしれません(特に説明板などはありませんでしたが…)。
『 礼文島西海岸 (説明板より)
礼文島西海岸の元地から始まる発達したこの海食崖は、10数㎞に及び、山と海の展望・絶壁と岩礁・お花畑など自然の要素にめぐまれ、礼文島の秘境ともいえるところです。
礼 文 町 』
※ 以下の動画には風切音や機械音など雑音が入っていますので、視聴に際しては音量にご注意ください。
ゴロタ岬
澄海岬展望台を後にして、次は「ゴロタ岬」へ向かいました。
ゴロタ岬は、礼文島の最西端にあり車では行けず徒歩で7コースある「礼文島トレイルコース」の中の「岬めぐりコース」の最大の難所(標高70mの登山口から標高180mまで登る)とされる所にある岬です。
道道507号線を走っていると、二股になっている交差点がありました。
道端に立っている道標を見ると、まっすぐ行くと「スコトン岬」で、左折すると「江戸屋山道(えどやさんどう)」と表示されていました。
↑ 江戸屋山道への入口にある道標(左画像)、岬めぐりコース鮑古丹入口にある道標(右画像)
地図で確認してみると、ゴロタ岬への登山口は江戸屋山道の途中にあることが分かりました。
「山道」とあったので林道のような道路をイメージしていたのですが、道の先の方の様子を眺めると舗装された道が続いているようでした。
↑ 二日目にしてやっと借りられたレンタルバイク、機動力が自転車とは断然違いました!
岬めぐりコースは、「レブンアツモリソウを愛でる豪華コース」といわれ、その全貌はスコトン岬からゴロタ岬、澄海岬を抜け浜中へと続く全長約13㎞で所要時間約5時間のコースです。
↑ 途中の道端で見つけた装置(左画像;登山者数をカウントしている装置かな?)、歩き進めて行くと見える景色からだんだん高度が上がっていくのが分かりました
※ 以下の動画には風切音や機械音など雑音が入っていますので、視聴に際しては音量にご注意ください。
江戸屋山道(「山道」とはとても思えない立派な舗装道路で大型バスも通る観光道路のようです)の途中にあるヘアピンカーブ並みの急カーブの頂点辺りの道路脇に駐車場ような未舗装の空きスペースがあり、そこにゴロタ岬への登山口(岬まで0.6㎞)がありした。
↑ この後行く予定のスコトン岬、その奥に見えているのがトド島(ズーム)
私はその空きスペースにレンタルバイクを停め、「岬めぐりコース」へ入りゴロタ岬へ向かいました。
最初の400mほどは稜線に沿って見晴らしもよく緩やかな坂道でしたが、岬のある「ゴロタ山」に近づくにつれて勾配がきつくなりさすがに息が切れるようになりました。
※ 以下の動画には風切音や機械音など雑音が入っていますので、視聴に際しては音量にご注意ください。
山頂までは私の足で30分ほどで上りはきついけれど、「逆に帰りは下り坂だ」と思うと多少苦しくても頑張れました。
↑ 南方向(ゴロタノ浜から澄海岬)の景色(左画像)、北方向(スコトン岬・トド島)の景色(右画像)
ゴロタ岬へ向かう途中の道からは眼下に鮑古丹(あわびこたん)の集落、弧を描きながらスコトン岬へと伸びる海岸線、その岬の先に浮かぶトド岩などが見えました。
背丈の高い樹木は生えていないので草原が緑の絨毯のようにず~~と広がっていて見通しが良いので景色を楽しみながら歩くことができました。
だんだん急坂な登りになってきたのを我慢しながら歩いていると、視線の先にゴロタ岬の展望台が見え始めてきました。
「岬めぐりコース」を示す道標も道端に立っていました。
ゴロタ岬の頂上から先は切り立った崖になっているので、周囲には柵が巡らされていました。
海側には大きな岩の塊がド~ンと鎮座してましたので岬直前の海岸線の様子は見ることができませんでした。
↑ ゴロタ岬から南方向(ゴロタノ浜から澄海岬)を望む
ここに着くまで見えなかった反対側の景色、ゴロタ浜から鉄府浜へと曲線を描いている海岸線と青い海、久種湖、天気がよければ利尻島までも望むことができるそうです。
短い時間でしたがすばらしい眺望を堪能した私は、レンタルバイクが待つ登山口に向かって歩き始めました。
銭屋五兵衛貿易の地
ゴロタ山から何事もなく下山できた私は、トド岩展望台やスコトン岬へ向けてレンタルバイクを走らせました。
道道507号線には戻らず江戸屋山道の急カーブを先へ進んで、スコトン岬を目指してさらに北上して行きました。
その途中で道の海岸側に柵で囲まれたスペースに石碑のような物が目に入ってきたので立ち寄ってみました。
近づいて行って見てみると「銭屋五兵衛貿易の碑(ぜにやごへえぼうえきのひ)」という石碑で、その横に説明板がありました。
『 銭屋五兵衛貿易の地 (説明板より)
享和から文化年間にかけて(約百六十年前)加賀の国銭屋五兵衛が露国と密貿易のかたわらキンツバ焼を始めたが江戸仕込みであったので屋号を江戸屋としたことから字名を江戸屋としたと伝えられているが一説には『遠藤屋』というのれんをかけたのでそのまま『エンドヤ』となったものだとも言われている。
この地に『銭屋五兵衛貿易の地』と記念碑が建立され胆力と黄金とでさっそうと北海の荒海を縦横無尽に航海していた風雲児銭田五兵衛の洛姿が偲ばれている
礼 文 町 』
※ 銭屋五兵衛・・・銭屋五兵衛(三代目)は、江戸時代後期の加賀出身の商人・海運業者であり、金沢藩の御用商人でもありました。外国との交易が厳禁されていた当時にありながらも外国との密貿易を行っていました。蝦夷地の樺太でアイヌを通じて山舟交易、国後(くなしり)場所や択捉(えとろふ)場所の択捉近海ではロシアと抜荷取引をしていたといわれています。後に、銭屋が海の毒を流したという咎(とが)で子らと共に投獄され五兵衛は否定していたが獄死し、子らも獄死やはりつけ等となり銭屋は財産没収・加盟断絶とされました。
トド岩展望台
「銭屋五兵衛貿易の地」の隣りにあるのが「トド岩展望台」です。
ここからはスコトン岬よりも高い所からトド島が見られるので、トド島周辺の小さな島や岩礁を見ることができます。
※ 以下の動画には風切音や機械音など雑音が入っていますので、視聴に際しては音量にご注意ください。
展望台からは、トド岩の他にもスコトン岬、ゴロタ岬、金田ノ岬、船泊湾(ふなどまりわん)、さらには澄んだ天気の際には利尻島や利尻山、遠くロシアのモネロン島やサハリンまでも見えるそうです。
※ 以下の動画には風切音や機械音など雑音が入っていますので、視聴に際しては音量にご注意ください。
※ 以下の動画には風切音や機械音など雑音が入っていますので、視聴に際しては音量にご注意ください。
設置されている説明板の図によりますと、ここから見える眺望の西から東へ『メナシトマリ岩・トド岩・サハリン島影・金田ノ岬・船泊・浜中漁港(はまなかぎょこう)・船泊湾・ゴメ島・江戸屋分港』の順で見えているそうです。
私が訪れた日は、天気は良かった方だと思うのですが空気はあまり澄んでいなかったようで水平線へ近づくにつれて霞んで見えていましたので、ロシア領の島影までは確認できませんでした、残念っ!!。
スコトン岬
さて、この日訪問したかった景勝地巡りもいよいよ大取りに近づいて参りました。
トド島展望台を後にして、私は愛馬「レンタルバイク号」を駆っていよいよ「スコトン岬」へと向かいました。
スコトン岬は礼文島の北西端にある岬で、昔は宗谷岬よりも最北端にあると思われていましたが、測量の結果宗谷岬の方が北にあることが判明し、それ以来「最北端」ではなく「最北限」というようになったそうです。
※スコトン岬は北緯45度27分51秒、宗谷岬は北緯45度31分22秒で宗谷岬の方が約3分31秒(距離にして6,541m)北に位置しています。
私の感想としては、そのへんにはほとんどこだわりは覚えず、「人が住んで生活している最北の離島」ということで「手を打って!」いいのではないでしょうか…?
江戸屋山道を走ってきましたが、途中で道道507号線に合流しいよいよスコトン岬に近づいてきました。
「スコトン岬まで300m」の道路標識を過ぎ、さらに進んで行くとお土産屋さんとトイレのある広い駐車場に着きました。
「スコトン」とは、アイヌ語で「シコトン(大きな谷)・トマリ(入江)で「大きな谷にある入江」」という意味があります。
スコトン岬はゴロタ山から海岸まで続く細長い岬の先端にあるので、見晴らしはよく日本海から宗谷海峡を一望することができます。
眼前に広がる海原に浮かぶトド島が先のトド島展望台からよりも一層大きく見ることができました。
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スコトン岬から正面に見えるトド島は、約1.2㎞先にあり周囲4㎞、面積0.21㎢、最大標高44mの島です。
その名前のように、かつてはトド漁が行われるほど多くのトドがいたそうですが、今でも冬から春先にかけてトド島やその周辺の岩礁に数十頭のトドが波打ち際で寛ぐ姿が見られるそうです。
トド島はm1960年代には昆布漁やウニ漁のための番屋や民宿も設置され観光船航路もありましたが、1980年代終わりまでには無人島になったそうです。
トド島の周囲のは小さい島や岩礁があります。
トド島の南島には「マンジュウ岩」(岩礁)、その西に「クキアイ」(岩礁)、最高標高21mの「メナシトマリ岩(タタキ島)」、その北西にある岩礁群「三ッ岩」、トド岩の陰に隠れて見えない北側にある標高6mの「平島」、さらに北に3㎞に標高3mの「種島」(かつて国内唯一のトド繁殖地であった)、その種島の中で最北み位置する礼文島最北端の「種北小島」となっています。
峠の下の方には民宿「スコトン岬」があり、「こんな海岸の険しい所によく建てたもんだ!」と思ってしまいました。
岬の正面にド~ンとトド島、そして海を挟んで対岸には今朝早い時間に訪れた金田ノ岬が見えていました。
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因みに、日本最北端の地は宗谷岬にある「日本最北端の地の碑」(北緯45度31分22秒)ではなく「宗谷岬(そうやみさき)の沖合に浮かぶ弁天島(べんてんじま)」(岩礁;北緯45度31分30秒)です。
また、今はロシアに実効支配されている北方領土も日本領土に含めて考えると、日本最北端の地は「択捉島(えとろふとう)カモイワッカ岬」(北緯45度33分19秒)ということになるそうです。
礼文岳登山口
スコトン岬のすばらしい景色を堪能し岬を後にした私は、利尻島に戻るために帰りのフェリーに乗るために香深港(かふかこう)へ向けて出発しました。
この時点でフェリーの出航時間を考えると、この旅で計画し残っている訪問地の礼文岳への登山は明日へ持ち越すしかないと考えていました。
そこで、明日の登山に備えて「礼文岳への登山口」を確認しておこうと思い、この帰り道の途中にある登山口に立ち寄りました。
礼文島の最高峰である「礼文岳」は、標高490m、片道約4.5㎞、歩行時間4時間で、レブンアツモリソウなど300種以上の高山植物が自生しています。
晴れていれば山頂から360度の眺望が開け、利尻島の利尻山まで見えるそうです。
礼文岳登山はこの礼文島観光の中でも私にとっては主な目的の一つでしたので、ゴロタ岬展望台に行った時にも礼文岳付近の雲の様子はしっかり確認していました。
この日の山頂付近には厚い雲が垂れこめていて、山頂付近はガスっていることが予想できる状態でした。
それで明日登山するかどうかは、明日の天気予報を見てから考え判断することにしました。
この日の朝、鴛泊港(おしどまりこう)のフェリーターミナル内にあるパソコンで「今後一週間の天気予報」を検索してみたところ、「天気は下り坂で雨天に向かっている」ことは分かっていました。
香深港に着いた私は予定通りの利尻島への帰りのフェリーに乗ることができました。
その帰りの船上から少しずつ近づいて来る海上の利尻山を眺めながら、「明日は雨…、だったら礼文岳登山は明後日に伸ばして…、でも明後日なら晴れるとは限らないし…、そんなに何日も滞在を伸ばせるかな…」とぼんやりと考えていました。
※ 以下の動画には風切音や機械音など雑音が入っていますので、視聴に際しては音量にご注意ください。
※ フリー百科事典ウィキペディア「金田ノ岬灯台」、「スコトン岬」、「銭屋五兵衛」、礼文町ホームページ「スコトン岬」、「トド島」、「ゴロタ岬」、「レブンアツモリソウ群生地」、「澄海岬」を参考にさせて頂きました。
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