『道東の旅Ⅲ』-コッタロ湿原展望台-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、「コッタロ湿原展望台」(上川郡標茶町(かみかわぐんしべちゃちょう)コッタロ)を紹介します。
(訪問日:2019年(令和元年)9月下旬)
前回では、史跡北斗遺跡展示館からに着き、「ヤチボウズ」をモチーフに造られたという展望台の傍にある釧路湿原展望台遊歩道の様子を紹介しました。
今回紹介するコッタロ湿原は釧路湿原の北東の端にあり、眺めを楽しむならコッタロ湿原展望台が良いとのことで立ち寄ることにしました。
釧路湿原展望台を後にして道道53号線を釧路市街地へ戻り、その途中から「釧路湿原道路」という湿原の中を走っている道に入り「遠矢(とおや)」に向かいました。
遠矢市街地にからは国道391線を道なりに進んで北上し、塘路湖(とうろこ)を右手に見ながら1km程行くと大きな右カーブに差しかかります。
『 国指定釧路湿原鳥獣保護区 (説明板より)
総面積
11,523ha
(特別保護地区6,962ha)
設置期間
平成20年11月1日から
平成30年10月31日まで
(10年間)
釧路湿原鳥獣保護区について
釧路湿原は日本最大の湿原であり、タンチョウを始めとする希少な鳥獣が多数生息し、これまでに確認された鳥獣は42科202種にのぼります。また、獣類は19科39種が確認されています。
昭和55年(1980年)には、当鳥獣保護区の特別保護地区が日本で最初のラムサール条約湿地として登録されました。現在でも原生的な湿原環境を有し、多様な鳥獣が生息する場所として保護されています。
注意事項
・ここでは、鳥獣の捕獲やその卵を採取することが法律で禁止されています。
・ここにはたくさんの動物たちがすんでいます。動物たちの生息環境を脅かすような行動、ゴミの投棄などはやめましょう。
・野生動物への安易な餌付けは生態系に影響を与えたり、鳥獣の感染症の拡大を引き起こしたりするおそれがあるのでやめましょう。
環境省 』
その右カーブに差しかかる手前にT字路がありますので、そこで左折して脇道(道道1060号線)に入って行きます。
あとは道なりに6km程走ると「コッタロ湿原展望台」の駐車場と立派な公衆トイレの建物がありますので迷うことはないでしょう。
ただ道路は未舗装でダート道ですので、自車の前に自動車が走っている場合には前車が発てる土煙をもろに浴びながら走ること(まるで煙幕の中を走るがごとく、運転注意!)になり、エアコンは我慢して窓を一切締め切っての走行となりました。
一段と高い所にないと見晴らしの利く「展望台」とはなりません。
目指す「コッタロ展望台」も丘?山?の上の高い所にありますので、当然低い所にある駐車場から一段と高い所にある展望台まで登って行かねばなりません。
けっこう急な坂道でしたが、でも大丈夫でした、ご心配なく! 上の展望台までは階段が設置されてありました、長い長~~い階段が(200mほどの)。
※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量にご注意ください。
登山を思い出しながら頑張って登って行くと、コッタロ川が流れる雄大なコッタロ湿原を高い位置から見下ろすことができました。
「コッタロ」とはアイヌ語で「水が湧くところ」を意味しているそうで、タンチョウの営巣地としても重要視されている低層湿原地帯なんです。
春から夏にかけての時期に訪れると、運が良ければ雛を連れたつがいのタンチョウの親子を見ることができるそうです。
↑ コッタロ湿原展望台から摩周岳を見ることができました(画像・右)
また、この釧路湿原の川には幻の魚といわれる「イトウ」や飛ぶ宝石といわれる希少なトンボ「イイジマルリボシヤンマ」なども生息しているそうです。
でも、湿原内に勝手に立ち入って良いのかどうかも分からない(釧路湿原内は鳥獣保護区になっています)し、以前紹介したと思いますが湿原の中には「馬殺し」と呼ばれるような中には深さ3mにもなる「谷地眼(やちまなこ)」という巨大な穴が開いているそうですから、私は行こうとも思いませんが…。
※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量にご注意ください。
※ 『国土交通省北海道開発局釧路開発建設部釧路市ホームページ・サイト「釧路湿原展望台」』、株式会社パムウェブサイト『たびらい観光情報北海道観光情報 コッタロ湿原展望台/標茶町』を参考にさせて頂きました。
ご訪問頂きありがとうございました。
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