『廃止線駅巡り・日高本線(一部区間)』-旧汐見駅-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回から日高本線の一部廃止になったために廃止になってしまった駅の様子を数回に分けて紹介していきます。
(訪問日:2021年(令和3年)6月上旬)
日高本線は以前、苫小牧市の苫小牧駅から様似町の様似駅までを結んでいた鉄道路線でした。
2015年(平成27年)1月に発生した高波により線路が被災したため全線の約8割に当たる鵡川駅から様似駅までの区間が営業運休となっていました。
2021年(令和3年)4月、ついに運休していた区間が復旧することなく廃止され、バスによる旅客輸送に転換されることとなりました。
その間の詳細な経緯につきましては、ウィキペディアフリー百科事典「日高本線」等をご参照ください。
そこで、このたび廃止となった鵡川駅の隣駅「塩見駅」から「様似駅」までの24駅について、先日取材してきましたので、各旧駅の様子を紹介していきますのでよろしくお願いいたします。
日高本線の残された路線の駅(苫小牧駅-勇払駅-浜厚真駅-浜田浦駅-鵡川駅)はどれも「胆振総合振興局」管内にあり、路線名にだけ「日高」の名前が残ることのなりました。
また、JR線の中で「本線」の名がつく最も短い路線となりました。
1回目の今回は、「旧汐見駅」を紹介します。
旧汐見駅
汐見駅(勇払郡むかわ町汐見一区)は、1959年(昭和34年)に国有鉄道の「汐見駅」、旅客のみ取り扱う駅として開業しました。
営業当時は単式ホーム1面1線をもつ地上駅、開業時からの無人駅でホームから少コンクリートブロック造りの待合所がありました。
鵡川駅
日高本線の一部区間の廃線により同線の「終着駅」となった鵡川駅は現在も継続して営業している駅ですが、旧汐見駅の隣駅で一緒に取材してきましたので現在の様子を紹介したいと思います。
1913年(大正2年)、苫小牧軽便鉄道の苫小牧駅-佐瑠太駅(さるふとえき:旧富川駅)開業に伴い一般駅として開設されました。
1929年(昭和2年)、苫小牧軽便鉄道が国有化され国有鉄道に移管されました。
1943年(昭和18年)、線路名が「日高本線」に改称されました。
2009年(平成21年)、キヨスク閉店に伴い簡易委託が廃止され完全無人化されました。
2015年(平成27年)、厚賀駅-大狩部駅間が高波の被害により本駅ー様似駅間の運行が休止されました。
2021年(令和3年)、本駅-様似駅間の廃止に伴い日高本線の終着駅となりました。
※ ウィキペディアフリー百科事典「汐見駅」、「日高本線」を参考にさせて頂きました。
ご訪問頂きありがとうございました。
今 回 ⇨⇨⇨ 旧 富 川 駅
※青字部分をクリックすると、そのページが表示されます。
※これまで掲載した記事をご覧いただくには、「ホーム」ページの「インデックス」をご利用ください。