『旅・徒然に』- 道の駅石狩『あいろーど厚田(あつた)』-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、「道の駅石狩『あいろーど厚田(あつた)』」(石狩市厚田区厚田)を紹介します。
(訪問日:2020年(令和2年)7月中旬)
ある日、職場の同僚から「厚田村に新しくできた道の駅へ行ってきたよ」という話を聞きながら、道の駅には常々お世話になっているので「今度の非番の日にでもさっそく行ってみよう!」と思い、後日早々に行ってきました。
札幌市方面から「あいろーど厚田」へ向かうと、「石狩市厚田区」へ行く手前に「望来地区」があります。
坂道を下って望来市街地へ行くのですが、私はこの坂の上から見える眺望がとっても気に入っていて通りかかると時間がある時にはついカメラを向けてしまいます。
市街地に入ると、「望来浜」という小さな海水浴場があり、私が小学生の頃に家族で何度か海水浴がてらテントを持ってキャンプに訪れた想い出の場所でもあります。
「厚田の夕日」ならぬ「望来の夕日」を楽しむことができるビューポイントです。
コンビニの傍の交差点で左折すると左手にパークゴルフ場を見ながら、丘の上へ続く坂道を登って行きます。
「嶺泊(みねとまり)」の集落を過ぎ、ほぼ90度近くの急カーブ辺りに「嶺泊展望パーキング」(「カシオペアの丘」とも呼ばれているそうです)があります。
ここから見える「緑の丘・白い風力発電・海岸線・青い海」の眺望も私のお気に入りの一つです。
※ 以下の動画の視聴に際しては、風切音などの雑音が入っていますので音量にはご注意ください。
天気が良くて割と空気が澄んでいるときには、水平線近くの海上に「石狩新港」の様子も見られる時があります。
この日は運よくそれらを見ることができました。
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厚田村(2005年に「浜益村」と共に編入されましたので、正確にいうと現在は、「石狩市厚田区」といいます)に新しくできた道の駅の正式名称は、「道の駅石狩『あいろーど厚田(あつた)』」といいます。
2018年(平成30年)4月27日に国道231号線沿いに「交流人口の増加や地域産業の振興など地方創世の拠点」としてオープンしました。
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「道の駅石狩『あいろーど厚田(あつた)』」に着きました。
この道の駅ができる前も確か国道の海側には展望施設と数台が停められるくらいの駐車場があったように記憶しています。
以前からこの辺は「厚田の夕日」のビューポイントでしたから。
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そして現在も建物などリニューアルはされていますが変わらずに駐車場もありますので、こちらに駐車することにしました。
ちょっとしたお土産などを売る小さな店と公衆トイレが併設された建物(…多分そうだったと思います、記憶があやふやですいません)でしたが、「ヤン衆の店」という食堂兼お土産店のようになっていました。
北海道の各地に設置されている「にしん街道」の標柱もありました。
以下、その標柱の傍らに置かれた説明板より
『 「あつた」の地名は、歴史を遡ると松前藩の「新御国絵図」(寛文元年一六六一年)に見ることができます。
また、天保十一年(一八四〇年)以降は増毛、天塩、宗谷方面に和人の出稼ぎが許可されるようになりましたが、それまでは厚田場所が西蝦夷地の北限でした。
ニシンの北上とともの松前、江差方面の漁夫も北上し、松浦武四郎の「西蝦夷日記」(嘉永三年、一八五〇年)オショロコツ(押(おし)琴(こと))の項によれば、訪れる和人は一万人もいたとされています。押琴の泊は、弁財船(千石船)が三〇隻も停泊できる良港で運上屋も建てられ、古潭、押琴一帯は大変な賑わいを見せたといわれています。
ニシンは魚偏に非ずという字を書き、コメの取れない蝦夷地では米(と同様の価値)であるという意味で、単位も米と同じ石が用いられたといいます。
厚田が再びニシンで群(く)来(き)ることを願い、往時の繁栄と記憶を後世に引き継ぐとともに、新たな観光ルールとして確立し、地域の活性化につなげるため、この「にしん街道」標柱を設置します。
設置月日 平成二十年七月吉日
設置者 一般社団法人石狩観光協会 』
ヤン衆の店の北側には広場があり、「あいロード 夕日の丘」と刻まれた石碑と「漁師の礎 海難慰霊碑」がありました。
今回の目的の施設「あいろーど厚田」へ国道を渡って向かいました。
建物は2階建てで、1階は石狩の地場産品の売り場と各種飲食店、2階は「歴史と食のフロア」ということでいろいろな展示物がありました。
『 道の駅 石狩 「あいろーど厚田」 (説明板より)
●地域の紹介
札幌市の北側に隣接する石狩市は、石狩市発祥の「石狩鍋」の代表される郷土料理のほか、海の幸や野菜、果実など、商材の宝庫です。
また、自然景観を活かした乗馬、トレッキング、シーカヤックなどの体験や、戸田記念墓地公園の桜、マクンベツ湿原のミズバショウなど魅力的な観光スポットが満載です。石狩市は「食べる」「遊ぶ」「見る」が楽しめるまちとして注目を集めています。
●道の駅
石狩「あいろーど厚田」は、平成26年8月、国土交通省による『地方創世の拠点として先駆的な「道の駅」モデル』の募集に対し、重点「道の駅」に選定されたものです。(平成27年1月)
「道の駅」は、一般道路で安心して利用できる道路利用者のための休憩施設で、休憩・情報発信・地域連携の3つの機能を併せ持つ、個性豊かなにぎわいの場として、快適で質の高いサービスを提供するものです。
石狩「あいろーど厚田」は、石狩市と北海道開発局が連携し、休憩・情報施設・情報コーナー、特産品販売所などを備えた地域振興施設を石狩市が、駐車場を北海道開発局が整備したものであり、地域の特色を生かした休憩施設を形成しています。
●地域の観光案内
港朝市 石狩 4月上旬~7月上旬頃の毎日
厚田 4月上旬~10月中旬頃の毎日
浜益 4月下旬~5月下旬頃の日曜日
体験観光 石狩浜海水浴場・厚田海浜プール
・川下海水浴場 7月上旬~8月中旬
イチゴ狩り(北生振) 6月上旬~7月中旬
サクランボ狩り 6月上旬~8月上旬
はまなすの丘公園・いしかり砂丘の丘資料館・はまなす郷土資料館
・黄金山(登山)・濃昼山道(トレッキング・トレイルランニング)など
温泉施設 石狩天然温泉番屋の湯・石狩市浜益保護センター(浜益温泉) 』
『 道の駅 石狩 「あいろーど厚田」 (説明板より)
恋人の聖地 展望台
展望台は、愛を誓い合い、プロポーズするのにふさわしい観光スポット100ヶ所を選定する「恋人の聖地」プロジェクトで、2006年7月、北海道で初めて選出された場所です。雄大な海岸線や日本海に沈む夕日が大変美しく見える展望台です。
「誓いの鐘」や、恋人たちが固く結ばれることを願ってかける南京錠を取り付けるためのフェンスが設置されています。
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-略-
厚田海浜プール
厚田漁港横に誕生した海浜プールは、穏やかな波が自慢です。
夕焼けの下、水辺を散策できます。
お問合せ
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キャンプ場
札幌から約1時間の距離でありながら、野鳥や昆虫、小動物たちが遊ぶ森のキャンプ場として人気があります。広々とした場内には炊事場や水洗トイレ、バーベキュー施設、遊具などの施設がきれいに整っています。
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厚田区出身の著名人 ※資料室でみられます
-略- 』
屋上(3階展望デッキ)に出ると、眼下には厚田漁港・海浜プールそして穏やかに凪いでいる日本海が広がっていました。
戸田城聖生家
戸田城聖(とだじょうせい:1900年から1958年)氏は、宗教家、教育家、実業家、数学者で、創価教育学会理事長(初代)、創価学会会長(第2代)などを歴任しました。
1900年(明治33年)に石川県江沼郡塩屋村(現・加賀市塩屋)で生まれ、1902年(明治35年)に厚田郡厚田村に移住しました。
「歴史小説家 子母澤寛」碑
子母澤寛(しもざわかん:1892年~1968年)氏は、小説家で厚田郡厚田村の出身で「新選組始末記」などを出し、1962年に第10回菊池寛賞を受賞しました。
厚田展望台
愛を誓いプロポーズするのにふさわしい観光スポット100ヶ所を選定する「恋人の聖地」プロジェクトで、北海道で初めて平成18年に選出されました。
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『 「恋人の聖地」厚田展望台 (説明板より)
Lover's Sanctuary 北海道認定第1号 Since2006
NPO法人地域活性化支援センターが進めるプロジェクトで、各地域を代表する観光施設・地域を中心に、愛を誓い合いプロポーズするのにふさわしい観光スポットをプロジェクトのシンボルとして聖地に認定するものです。
ここ厚田展望台は、新石狩市の誕生(2005年10月1日)による新たな魅力発信の一つとして2006年に申請し、同年7月北海道で第1号の聖地認定を受けました。
この認定を記念してモニュメントや鐘、フェンスなどが寄贈により設置されています。また、この認定を機に、ここ厚田展望台「恋人の聖地」をプロジェクトの象徴として「i」(市名の頭文字)、「あい風」(厚田区で古くから言われる幸せを呼ぶ海からの風)、「愛冠岬」(浜益区昆砂別の海岸にある岬)の3つの「あい」を基に、市内を貫く国道231号線を「あいロード」と呼び様々なプロジェクトが進められています。
その一つ、ここから約30㎞北の浜益区ふるさと公園には、市内の藤女子大学と石材店そして地元のメンバーの協働により設置されたモニュメント「ラバーズ・オーシャン」があります。このモニュメントはハートとクローバーがデザインのモチーフになっていて、ある言葉が8ヵ国語で刻まれています。
さて、その言葉とは…。このモニュメント越しに見る愛冠岬は、来訪者の幸せを後押ししてくれるはず。こちらにも足を延ばしてみてください。 』
※ 以下の動画の視聴に際しては、風切音などの雑音が入っていますので音量にはご注意ください。
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「カラン、カラ~ン♬」と互いの愛を誓って鳴らす「誓いの鐘」、固く結ばれることを願って南京錠をつけるためのフェンスが設置されています。
子ども広場
あいろーど厚田の展望デッキから見た時に「あれは何だろう?」と思っていた「白い大小二つの小さい山」、厚田展望台から下りてきて早速行ってみました。
「ふわふわドーム」といい対象年齢が3歳から12歳で、靴などを脱いで上に乗っかって飛び跳ねて「ふわふわ」として遊ぶ遊具と思われます(新型コロナウィルス対策のため使用禁止になっていました、私は大人なのでもちろんNG)。
厚田港
あいろーど厚田やその他周辺の施設を見終わったので、厚田港へ向かいました。
「厚田港朝市」は、「石狩湾漁港朝市」・「浜益ふるさと市場」と共に「石狩市漁港朝市」の一つです。
前浜で獲れたばかりの旬の新鮮な魚介類を安く販売している朝市です。
厚田港朝市は毎年4月上旬から10月中旬まで開催される漁港朝市で、時化(しけ)により漁がなく開催されない時もあり電話で確認してから出かけた方がよいそうです。
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港の隣にあるのが「厚田海浜プール」です。
2009年にオープンし、周囲のほとんどが防波ブロックで囲まれているので穏やかな波の海水浴場です。
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トイレ、シャワー、更衣室が完備されています(私が訪問した時は、新型コロナウィルスの影響でしょうか、海浜プールは「使用禁止」となっていました)。
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※ ウィキペディアフリー百科事典「道の駅『あいろーど厚田』」、「子母澤 寛」、「戸田城聖」、「北海道石狩市公式ホームページ『厚田港朝市』」を参考にさせて頂きました。
ご訪問頂きありがとうございました。
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