『北海道開拓の村』-森林鉄道機関庫-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は,「森林鉄道 機関庫」を紹介します。
(訪問日:2018年(平成30年)6月上旬)
旧平造材部飯場を後にして、林の中の小道を歩いて行くと「吊り橋」がありました。
現在のこの吊り橋は、以前のものが老朽化して危険なため架け直されたもののようで新しく歴史的な建造物というような感じはしませんでした。
私が子どもの頃に日高地方に住んでいましたが、その町には現役の吊り橋が架かっている川があってしょっちゅう渡っていました。
二十代になってその町を訪ねた時には、もうその吊り橋は無くなっていてがっかりしたことを覚えています。
懐かしく思いさっそく渡ってみると、橋がゆらゆらと揺れ始め、数十年ぶりに感じたこの揺れる感覚を楽しんでいました。
吊り橋は橋の途中に橋げたなどは無く、橋の上の方に通っている2本のワイヤーで橋を吊っている構造になっていますので、人が渡ると揺れてしまいます。
昔の思い出に浸っていたら、反対側から人が渡り始めてきたので、私は「変なおじさんがいる!」と思われないうちにそそくさと橋から退散しました。
さらに小道を歩いて行くと、木造の倉庫のような大きな建物がありました。
それが、「森林鉄道機関庫」でした。
『 森林鉄道機関庫 (説明板より)
北海道庁は、大正8年度(1919)から拓殖計画に国有林の直営伐採事業を加え、木材搬出のための森林鉄道の敷薛設に着手した。その後、道内各地で建設が進められ、昭和初期には従来の流送にかわって鉄道運材が主流となり、機関車や貨車のほか、機関庫、貯木場も整備された。 』
『 蒸 気 機 関 (説明板より)
1765年にイギリスで蒸気機関が発明されてから、世界の工業は革命的な飛躍を遂げました。
1800年に蒸気船が、1825年に蒸気機関車が完成されるに至って、蒸気機関は交通機関用や工場用の動力として二世紀にわたり文明の発展に偉大な貢献をしてきました。しかし、二十世紀の後半には電力に主役をゆずり、現在ではほとんど実用されていません。
この展示品は伊藤組木材置戸工場において、大正初期から昭和中期に工場が電化されるまで製材工場用動力として使用された蒸気機関で、制作はアメリカコネチカット州のピカリング社です。
置戸工場は網走支庁管内、常呂郡置戸町に所在し、1914年(大正3年)から1987年(昭和62年)まで73年間にわたって操業しました。 』
※ 「北海道開拓の村ホームページ」等を参考にさせて頂きました。
ご訪問頂きありがとうございました。
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