『登山日記・利尻山』-8合目・長官山-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、「8合目・長官山(ちょうかんやま)」を紹介します。
(訪問日:2019年(令和元年)7月中旬)
前回で私は、7合目そして第2見晴台と過ぎて、8合目・長官山へ向いました。
第2見晴台(1100m)でも眼下には雲海~雲海~雲海と白い雲の大海原が広がるばかりで、期待していた鴛泊港やその周辺、紺碧の日本海の様子は残念ながら見ることができませんでした。
「胸突き八丁」と言われる急登(私にとってはず~っと急登を登っているような気がするんですが…)、背丈ほどもあるハイマツの尾根の上を一歩一歩登って行きました。
ヨレヨレになって登ってきた私へ、神様からのご褒美なのでしょうか?! 目の前には、青空に突き上げるように聳え立っている利尻山がありました。
※ 動画に風切音や機械音等が入っていますので、視聴に際しましては音量にご留意ください。
どうやら「8合目・長官山」に着いたようです。
「山と高原地図」の「利尻」には、北麓野営場の登山口入口から8合目までは「3時間20分」(足し算が間違ってなければ…)となっています。
でも、私の足ではそんなものでは着きません、5時間近くかかってしまいました。
「長官山」の名前は、昭和8年に北海道庁長官が登ってきたことに由来するのだそうです。
※ 動画に風切音や機械音等が入っていますので、視聴に際しましては音量にご留意ください。
長官山の片隅に建っている石碑に記されていました。
その石碑から少し上った所に「8合目 長官山」の標柱がありました。
ここから望む利尻山は本当に素晴らしいと思いましたが、反面「こんなに山容がよく見えるということは、あの山頂までまだまだ長いということじゃないのかな?」とも感じました。
長官山の標高は1218m、利尻山北峰のそれは1718m、その差は500mです。
「あと500m?」それとも「まだ500m?」、「利尻山は行程が長い」と覚悟はしていましたが、「山頂まで頑張れるだろうか?」と思ってしまいました。
※ 動画に風切音や機械音等が入っていますので、視聴に際しましては音量にご留意ください。
先ほどまでは輝くように見えていた利尻山の本峰が、今は行く手を阻む大きな大きな壁のようにも思えてきました。
第2見晴台(1100m)でも眼下には雲海~雲海~雲海と白い雲の大海原が広がるばかりで、期待していた鴛泊港やその周辺、紺碧の日本海の様子は残念ながら見ることができませんでした。
「ここまで来たのだから、カメの歩みでも足を一歩一歩進めるしかない。止まったらお終い、山頂には絶対に着かない!!」恥ずかしながら、ここでもいつもの思いを繰り返していました。
て、
気を取り直し改めて周囲の様子を眺め、スポーツドリンクで水分補給して、上がった息が鎮まるのを待ちながら休憩をとりました(歳はとりたくないものです…、高齢者のボヤキでした)。
8合目の道標の周りで休んでいた人達の中から一人また一人と荷物を再び背負い身支度を始めて、次の目標地に向けて歩き出して行きました。
※ 動画に風切音や機械音等が入っていますので、視聴に際しましては音量にご留意ください。
あまり長居はできません、「私もそろそろ出発しないと日が暮れてしまう」という思いに背中を押され、次の避難小屋に向けて歩き出しました。
※ ウィキペディアフリー百科事典「利尻山 」、「利尻富士町サイト・コース概要」、「利尻島観光ポータルサイトりしぷら・利尻山登山」を参考にさせて頂きました。
ご訪問頂きありがとうございました。
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