『登山日記・雌阿寒岳』-雌阿寒岳山頂-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、「雌阿寒岳山頂」とその周辺の様子を紹介します。
(訪問日:2018年(平成30年)8月上旬)
前回に引き続き、外輪山上の登山道をさらに歩いて雌阿寒岳山頂へ向かいました。
登山道入口からず~っと目指してきた山頂は、ついに「目と鼻の先」状態となってきました。
↑ 「雌阿寒岳山頂 1499m」の標示板、ついに山頂に達しました!!
※ 以下の動画の中には、風切り音などの雑音が入っていますので、音量には十分ご留意ください。
歩いている道の左側わずか1メートルあるかないか位のところはもう切り立った崖となっていて、ずっと下の方に見える火口へと落ち込んでいました。
↑ 頂上の標示板と、その下に方角が示されている盤がありました。北東方向にはもうお馴染みになった「阿寒湖」、南東方向には五色沼とも呼ばれる「オンネトー」。
※ 以下の動画の中には、風切り音などの雑音が入っていますので、音量には十分ご留意ください。
幸運なことにこの日は天気が良く(多少雲はありましたが…)風もほとんどなくぽかぽかと暖かい絶好の登山日和でした。
すぐ傍に阿寒富士(標高1476m)はありますが、阿寒湖の南西に位置する独立峰の雌阿寒岳は強風が吹いていることの方が多いようですから、今回は「超ラッキー」といっていいでしょう。
↑ 「えっ、あの岩から噴煙が?!」違うでしょ…、あの岩の陰に噴煙口があるんでしょうね!
「体が強風に煽られる」なんてことは全く心配しなくてよく、間違っても登山道から火口へ飛ばされるなんてことは1ミクロンも考えられませんでした。
↑ 「オンネトーの顔をぜひ見てみたい」と思い、山頂から先の方へ進んで行きました。出来たてほやほや!? ゴツゴツとした様相を呈している火口、とは言っても約400年前にできたものだそうです。
↑ そのゴツゴツ火口の底に、雌阿寒岳の火口に見られるもう一つの沼「赤沼」です。
※ 以下の動画の中には、風切り音などの雑音が入っていますので、音量には十分ご留意ください。
それでも、「何かの拍子で崖から滑落したら…」と考えるだけでぞっとするような場所にいることだけは間違いありませんでした。
なるべく「右寄りを歩こう」という心理が無意識で働いていたかも…。
↑ 連ちゃんで明日登る予定の「雄阿寒岳」、その勇壮な姿につい見とれてしまいます。ところで、あの山腹に見えている一筋の傷? あれは何なんでしょう…?
左手に広がっている約700年前の噴火でできた旧火口ポンマチネシリの大きな火口と、その中に青い水を湛えた「青沼」を過ぎると、いよいよ雌阿寒岳山頂が近づいてきました。
↑ 見えました「オンネトー」です。雌阿寒岳の西側にある堰き止め湖、天候や見る位置、時間などによって湖水の色が変化するということから「五色沼」の異名を持っています。
昔は「青沼」、「赤沼」の他に「小赤沼」もあったそうです。
その後の火山活動の活発化によって地熱が上がったために小赤沼は干上がってしまったそうです。
↑ 山頂からかなり下りてきてしまいました。このまま進んで行くと、「雌阿寒温泉コース」を通って「野中温泉」傍の登山口に至ります。
※ 以下の動画の中には、風切り音などの雑音が入っていますので、音量には十分ご留意ください。
赤沼火口の内壁には、ゴツゴツとしたポンマチネシリの溶岩が露出していて、近くの登山道を歩くと噴火の際に放出された大小様々な噴石が散らばっている様子を見ることができます。
※ ウィキペディアフリー百科事典「雌阿寒岳 」を参考にさせて頂きました。
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