『根室本線駅巡り』-帯広駅-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、「帯広駅(おびひろえき)」(帯広市西2条南12丁目)を紹介します。
(訪問日:2016年(平成28年)3月下旬)
前回紹介しました「札内駅(さつないえき)」を後にして、国道38線に戻ります。
札内駅からおよそ5㎞ほど進んだ所の「西2北1」交差点で左折して、道道26号線に入ります。
後は、道道26号線「平原通」を道なりに真っ直ぐ進み「西2南12」交差点も通過すると、本駅の「北口」駅前に到着しました。
本駅の大まかな成り立ちについて紹介します。
・1905年(明治38年):逓信省札幌鉄道作業局出張所釧路線(後の日本国有鉄道根室本線)の帯広―釧路間の一般駅として開業する。
・1907年(明治40年):鉄道庁北海道帝国鉄道管理局十勝線・旭川―帯広間(後の日本国有鉄道根室本線)が開通する。
・1909年(明治42年):跨線橋が設置される。
・1924年(大正13年):十勝鉄道の貨物線乗り入れ。
・1925年(大正14年):「士幌線(しほろせん)」が開業する。
・1929年(昭和4年):駅の南東に十勝鉄道「帯広大通駅」が開業、国鉄との乗換駅になる。その後、「広尾線(ひろおせん)」が開業する。
・1930年(昭和5年):2代目の駅舎に改築される。
・1945年(昭和20年):北海道空襲により駅舎の一部とホームが破損する。
・1953年(昭和28年):構内地下道が完成する。
・1959年(昭和34年):十勝鉄道帯広大通駅が廃止される。
・1965年(昭和40年):コンテナ貨物取扱いを開始する。みどりの窓口が設置される。その後、ホクレン専用線が使用開始される。
・1966年(昭和41年):3代目の駅舎に改築され、帯広ステーションビル地上3階・地下1階建ての民衆駅になる。
・1972年(昭和47年):駅舎4階部分が増築される。
・1975年(昭和50年):休車として残っていた士幌線・広尾線及び入換用の蒸気機関車全車が廃車になり、帯広運転区の無煙化が完了する。
・1977年(昭和52年):十勝鉄道の貨物線が廃止される。
・1981年(昭和56年):『石勝線(せきしょうせん)「出発式」』が挙行される。
・1982年(昭和57年):乗車券印刷発行機、切符自動販売機が設置される。
・1986年(昭和61年):荷物扱いが廃止される。
・1987年(昭和62年):2月に広尾線が廃止される。3月に士幌線が廃止される。4月に国鉄分割民営化によりJR北海道に継承される。
・1991年(平成3年):「北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線」が本駅に乗り入れる(2006年廃止)。
・1996年(平成8年):連続立体交差事業により駅高架化し、4代目の駅舎に改築される(エスタ帯広がオープン)。
・2001年(平成13年):東西通路、自動改札機が新設される。
・2009年(平成21年):「帯広市民ギャラリー」が開設される。
2面4線の島式ホームをもつ高架駅です。
終日社員配置駅でエレベーター・エスカレーターが設置されています。
地下1階に帯広市民ギャラリー、1階にエスタ帯広・コンビニエンスストア―・みどりの窓口・ツインクルプラザ・自動券売機・指定席券売機・自動改札機・待合室・ゆうちょ銀行ATMがあります。
2階に帯広市役所帯広駅戸籍住民課分室・とかち物産センターなどの施設があり、その上にホームがあります。
※ 士幌線・・・日本国有鉄道(国鉄)が運営していた鉄道路線です。帯広駅で根室本線から分岐し十勝平野を北上し士幌町の十勝三股駅(とかちみつまたえき)までを結んでいました。国鉄再建法の制定に伴い1984年(昭和59年)第2次特定地方交通線に指定され、1987年(昭和62年)に全線が廃止されました。
※ 広尾線・・・日本国有鉄道(国鉄)が運営していた鉄道路線です。帯広駅で根室本線から分岐し十勝平野を南下し広尾町の広尾駅までを結んでいました。国鉄再建法の制定に伴い1984年(昭和59年)第2次特定地方交通線に指定され、1987年(昭和62年)に全線が廃止されました。
※ 石勝線・・・千歳市の南千歳駅から千歳線から分岐し、安平町の追分駅で室蘭本線に接続し、さらに分岐して夕張市を経て新得町の新得駅を結ぶ鉄道路線です。
※ 北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線・・・北海道ちほく高原鉄道が運営していた鉄道路線です。池田町の池田駅から北見市の北見駅を結んでいました。旧国鉄特定地方交通線の「池北線(ちほくせん)」を引き継ぎ、日本最長の第三セクター鉄道路線でしたが、2006年(平成18年)に廃止されました。
※ ウィキペディアフリー百科事典「 帯広駅」、「士幌線」、「広尾線」、「石勝線」、「北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線」を参考にさせて頂きました。
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