『根室本線駅巡り』-池田駅-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、「池田駅」(中川郡池田町字東1条32番地1)を紹介します。
(訪問日:2016年(平成28年)5月下旬)
前回紹介しました「十弗駅(とおふつえき)」を後にして、道道73号線を北上します。
十弗駅からおよそ14㎞ほど進むと、町道へ分岐する交差点があります。
道道から町道に入って直ぐの交差点を左折して道なりに進みますと、左手に本駅が見えてきました。
本駅の大まかな成り立ちについて紹介します。
・1904年(明治37年):北海道官設鉄道の一般駅として開業する。
・1905年(明治40年):北海道官設鉄道が官設鉄道に編入される。
・1910年(明治43年):池田駅から網走線(後の網走本線・池北線)が開業する。駅舎が増築され跨線橋が設置される。
・1917年(大正6年):池田電気(後の北海道電力)が駅裏南側に火力発電所を開設、専用線が敷設される。
・1918年(大正7年):池田倉庫が創業、駅表北側に倉庫を作り専用線を引き込む。
・1919年(大正8年):富士パルプ(後の富士製紙)池田工場開業、専用線の運用が開始される。
・1930年(昭和5年):富士製紙池田工場が廃止、専用線が廃止される。
・1945年(昭和20年):池田機関区が空襲される。
・1961年(昭和36年):駅舎が改築される。
・1984年(昭和59年):貨物の取り扱いが終了する。
・1985年(昭和60年):荷物の取り扱いが終了する。
・1987年(昭和62年):国鉄分割民営化によりJR北海道に継承される。
・1989年(平成元年):池北線(ちほくせん)が北海道ちほく高原鉄道に転換され「ふるさと銀河線」となる。
・2006年(平成18年):北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線が廃止される。
・2010年(平成22年):池田町出身のアーティスト・吉田美和(DREAMS COME TRUE)のオルゴール音を改札音として使用を開始する。
・2016年(平成28年):1番線のホーム段差を解消するために1番線を閉鎖して線路の路盤を掘り下げる工事を実施する。
単式・島式ホームを組み合わせた2面3線の地上駅(社員配置駅)です。
※ 池北線・・・日本国有鉄道(国鉄)池北線は1984年(昭和63年)に第2次特定地方交通線の承認が一時保留されましたが、翌年には承認されました。1988年(昭和63年)に池北線廃止による代替え措置を「第三セクター運営による鉄道輸送」に決定され、翌1989年6月3日に80年に及ぶ歴史に幕を下ろしました。
※ 北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線・・・池北線廃止の翌日、北海道唯一で、日本一長い第三セクター鉄道として北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線はスタートしました。2005年(平成17年)3月「北海道と沿線自治体の財政難」を理由に、ふるさと銀河線を廃止しバス転換することが決定されました。2006年(平成18年)4月、ふるさと銀河線はその17年間の営業を終了しました。
※ ウィキペディアフリー百科事典「 池田駅」、「北海道ちほく高原鉄道」、「北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線」を参考にさせて頂きました。
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