『北海道のダム』-忠別ダム-
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今回は、「忠別ダム(ちゅうべつだむ)」(上川郡美瑛町・東川町)を紹介します。
忠別ダムは、羽衣の滝など秘境の観光地として知られる天人峡のある大雪山国立公園の入口に位置していて、前回紹介しました「聖台(せいだい)ダム」からおよそ7㎞ほど東の方角にあります。
美しい景観と豊かな自然に囲まれ、忠別湖の奥には「北海道の最高峰 旭岳(あさひだけ)」を見ることができます。
石狩川水系忠別川に建設された特定多目的ダム(洪水調節・不特定利水・灌漑・上水道・発電)で、重力式コンクリートダムとロックフィルダムの複合ダムのコンバインダム※1です。
堤高86m・堤頂長290mの重力式コンクリートダムと堤高78.5m・堤頂長595mの中央コア型フィルダムの複合ダムです。
ダムによってできた人工湖の名前は、一般公募によって決定され「忠別湖」と命名されました。
堤高86m、堤頂長885m、湛水面積379ha、総貯水量9300万㎥となっています。
1977年(昭和52年)に着工され、2006年(平成18年)に竣工しました。
本ダムへ向かう道路はいくつかありますが、私が使ったコースは国道237号線からJR北美瑛駅近くを通る道道213号線に入り東・「志比内(しひない)」方面に向かいます。
志比内小学校近くの交差点を右折し、しばらく道なりに進んで行くと「エオルシトンネル」があります。
トンネルの手前辺りから左手に本ダムが見え始め、さらにトンネルを抜けてすぐの道路沿いにダムを展望できる駐車場がありました。
そこでしばらくの間眺め旭岳の姿に感激した後、設置されている案内板に従って「忠別ダム堤頂広場」へ向かいました。
※1 コンバインダム
複合の形式を組み合わせ建設されるダム形式の一種で、異なる形式が同じ河床に連結して建設されたダムのことをいいます。ダムの建設には岩盤の硬さが重要ですが、建設地点の両岸のうちいずれかの河岸が堅固でない場合や超巨大なダムの場合に複数の方式を組み合わて建設される場合があります。
※ ウィキペディアフリー百科事典「忠別ダム 」、「コンバインダム」、「一般財団日本ダム協会ダム便覧 忠別ダム」を参考にさせて頂きました。
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