『道東の旅Ⅱ』-双湖台・双岳台-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、「双湖台(そうこだい)・双岳台(そうがくだい)」(阿寒町阿寒湖畔双湖台・双岳台)を紹介します。
双湖台・双岳台のどちらも阿寒湖畔と弟子屈町を結んでいる阿寒横断道路(国道241号線)の山間にある展望地です(阿寒湖畔から弟子屈町へ向かうと、双湖台、双岳台の順になります)。
双 湖 台
双湖台は標高680mで、その高台の駐車場から下を見下ろすと深い森の中に青く澄んだ水を湛えている「ペンケト-」と「パンケトー」※1の二つの湖が見えます。
手前に大きく北海道のような形をしている湖が「ペンケトー」、その奥左上の方に樹林に隠れ残念ながらほんの少ししか見えていない湖が「パンケトー」です。
※1「ペンケト-」と「パンケトー」
「ペンケト-」は面積0.3㎢、周囲長3.9㎞、最大水深39.0m、平均水深23.9m、水面の標高520mの堰止湖です。双岳台川・双湖台川が流れ込んでいて上イベシベツ川を通じてパンケトーに流れ込んでいます。アイヌ語の「ペンケ・トー」(上の・湖)に由来しています。
「パンケトー」は面積2.86㎢、周囲長12.4㎞、最大水深54.4m、平均水深14.0m、水面の標高450mの堰止湖です。上イベシベツ川・中ノ沢川・三の川が流れ込みイノシベツ川を通じて阿寒湖に流れ込んでいます。アイヌ語の「パンケ・トー」(下の・湖)に由来しています。「ペンケト-」と同様にヒグマの生息地になっています。
※ 双湖台を撮影していましたら、私の大好きな飛行機がジェット音と共に飛んでいきました。私の悪い癖で思わずカメラを向けてしまいました(ですから双湖台とは一切関係ありませんので念のため…)。
でも、実際には奥にあるパンケトーの方がずっと大きいことが地図で確認してみると分かります。
以前には、レストハウスや公衆トイレもあったようですが、現在は閉鎖しているようです。
双 岳 台
双岳台は、双湖台からさらにおよそ3㎞ほど弟子屈町寄りの峠の頂上付近にある標高740mの展望地です。
特に、ここからは「雄阿寒岳(おあかんだけ)」と「雌阿寒岳(めあかんだけ)」の二岳一緒に美しく見えることで有名です。
手前に大きく「雄阿寒岳」を、その奥に噴煙を上げる「雌阿寒岳」とそのすぐ隣に「阿寒富士(あかんふじ)」の姿も眺望することができます。
雄阿寒岳
双湖台から阿寒湖畔へ向かっていたら、思いがけず正面に大きな雄阿寒岳がこちらに迫ってくるかのように見えてきました。
私はその大きく迫力ある山容に感激してしまいました。それで、まずは冷静に車を道路脇に停めて、それからおもむろにカメラを手にして車外に飛び出した次第です。
こんなに間近で大きなその姿を見られるなんて、私にとってはどこよりもここが一番のビューポイントとなりました。
※ ウィキペディアフリー百科事典「ペンケト-」・「パンケト-」、「阿寒摩周国立公園 阿寒湖畔エコミュージアムセンター・ホームページ」を参考にさせて頂きました。
ご訪問頂きありがとうございました。
※青字部分をクリックすると、そのページが表示されます。
※これまで掲載した記事をご覧いただくには、「ホーム」ページの「インデックス」をご利用ください。