『登山日記・再び黒岳へ』-黒岳山麓駅へ-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、「黒岳山麓駅へ」帰るまでの様子を紹介します。
前回では、7合目の標示がある所まで下りてきました。あともう少し下るとペアリフト乗場が見えてくるはずです。
この「胸突き八丁」というのは、「登山ばかりじゃなくて、どんな場面でも辛くて嫌な「時間」だな」と、いつも思います。
そんなこんなでやっと道の向こうに待望の7合目ロッジ・事務所の屋根が見えてきました。
嬉しいような! 寂しいような?! 何かそんな気持ちで7合目ロッジ、展望台に戻ってきました。
7合目展望台からの眺めです、朝の様子と比べると雲は多くなってるし、全体に霞んでいるような感じがしました。それでもその雄大な眺めにしばらく見入ってしまいました。
そんな時に思いがけない「珍客」の登場です! 小さいので画像では分かりにくいのですが…。
「エゾリス」のお出ましです。
黒岳紹介パンフの中に「ひょっとしたら会えるかも…」とは書いてありましたが、まさか本当に対面できるとは思ってもいませんでした。
でも、あっという間に飛び跳ねるようにすばやく走って草の中に消えて行きました。
歩きながらあちこち見ていましたら、向こうにいたお客さんがスマホのカメラを茂みの方に向けている様子が目に入りました。
「何っ?」と思って見てみると、2度目の登場でした。
さっき見た子と同じかどうか…ちょっと分かりません。
それにしてもとにかく動きが素早く、しかも容姿も小さいのでカメラで追っかけるのが大変でした。
「どこ行った?どこっ…?」必死で探します。
それでも一瞬立ち止まる時もあって、パチリッ!
「あっ、そうだっ! 動画にっ!」特急でスイッチを押して、…起動して映しだすのが遅いったら!ありゃしません。
時間にして数秒のできごと。あっという間に、また居なくなってしまいました。
いくら待ってもまた出て来てくれそうになかったので、諦めてリフトに乗ることにしました。
残念ながら「3度目の正直!」はありませんでした。
5合目リフト降り場に着きました。
今回はついに目的を果たして乗った下りのリフトでしたので、前回とは違って感無量の時間を過ごせました。
リフト降り場から少し下がった所に、「エゾサンショウウオ」と書かれた小さな池があります。
前回来た時は、粒々の卵がたくさん並んで細長くつながったものが水に浮かんでいる状態でした。
今回は、その卵からかえったオタマジャクシ(サンショウウオの場合もオタマジャクシというのか分かりませんが)が泳いでいました。
駅へ戻る途中にある「高松台」という展望台へ行き、そこから黒岳の方を眺めてみました。
朝の様子とは全く違い、黒岳から桂月岳、凌雲岳、上川岳まで上の所はすっかり雲に覆われてしまっていて、それぞれの山頂は全く見えませんでした。
縞々のエゾリスが可愛かった7合目ペアリフト乗場も遠くに小さく見えていて、「ああ…、ここまで戻って来てしまったんだ」とつくづく思いました。
駅前にある花畑では、その花の時期はほとんど終わってしまってました。
5合目黒岳駅の前にある案内板を見ながら、今回の山上りの様子を思い返してみました。
「うーん、黒岳石室から桂月岳までのコースは出てないなあ…、あそこも良かったのに残念」。
黒岳駅の屋上にある展望台にも上がり、そこでも黒岳山頂から上川岳の方まで見ましたが、相変わらず雲・雲・雲に覆われていました。
反対側・黒岳山麓駅方面の景色は?
振り向くと、 手前にドンと「朝陽山」、その後ろに「天塩岳」から「ニセイカラシュッペ」、「平山」、「丸山」、「屏風岳」までズラッと連なっている山々がきれいに見えていました。
名残惜しい気持ちで後ろ髪をグイグイっと引かれていましたが、いつまで居ても仕方ありません。
今度は、下りのロープウェイに乗って黒岳山麓駅に向かいました。
黒岳山麓駅に無事に戻って来ることができました。
時計を見ると、近くの観光地ならまだ寄って行けそうな時刻でした。それで、この後「流星の滝・銀河の滝」へ行ってみることにしました。
尚、今回で『登山日記・再び黒岳へ』シリーズは終了します、長い間ありがとうございました。
※ ウィキペディアフリー百科事典「 黒岳」、「黒岳ロープウェイ」を参考にさせて頂きました。
ご訪問頂きありがとうございました。
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