『登山日記・再び黒岳へ』-黒岳石室から黒岳山頂へ-
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今回は、「黒岳石室から黒岳山頂へ」再び戻って行ったときの様子を紹介します。
桂月岳から無事に下山し、黒岳石室へ戻りました。
そこで、時計と「山と高原地図」を見ながら「さらに他の山へ行くと、どれくらいの時間で戻れるか」を試算しながら「行こうか戻ろうか」を思案していました。
麓から桂月岳の山頂付近を見てみました、 ちょっと前に私が立ち、座っていたあの場所に新たな登山者がいました
黒岳唯一のトイレと黒岳石室、石室の前には雨水を貯めておくためのオレンジ色の大きなタンクがありました。
例えば、黒岳石室から北鎮岳(2244m)までは往復で3時間20分、北海岳(2149m)までは2時間40分、地図に書かれているこの数値はあくまでも標準的な人の場合です。
私の場合は、これまでの少ない登山経験から見積もっても標準の方の1.5~2倍はみておかないと心配です。
黒岳石室への入口にある道標、 それぞれの目的地への方角と距離、グレードが明示されています
桂月岳までは「距離0.5㎞で、グレード3」、私でも全然大丈夫、登れました!
さらに黒岳山頂からの下山にかかる時間と、ペアリフトやロープウェイの最終便の時刻も加味すると、どの山へ行ってもタイムリミットを越えてしまいます。
北海岳には「グレード3」と「グレード4」の両方が付いていました、あれっ!?
黒岳までは「距離0.9㎞で、グレード3」、私でもたぶん大丈夫でしょう? 下りて来られました!
北鎮岳にも「グレード3」と「グレード4」の両方が付いていました、これってどういうことだろう…?
「ハイマツ」ね、…長年の風雪に耐えた勲章? で、説明文がよく読み取れません。
もし万が一にでもペアリフトやロープウェイの最終便に遅れたら、自前の足を使って下山しなければなりません。そんなことになったら・・・、・・・ぞっとします。
夕暮れの中、一度も歩いたことのない7合目からの山道を下山するのは非常に不安です。山に囲まれた層雲峡ですから、日暮れる時刻も日の入り時刻よりもずっと早いはずです。「絶対に遅れないぞっ!」そう心に固く誓う私でした。
ふと見ると、北鎮岳へ雲がかかり始めていることに気がつきました
横から、上から、斜めから、下から?どの方向から考えても「これ以上他の山へ行って帰ってくることは『無理!』」でした。単独行動ですので、特に危険は冒せません。
やはり青空よりも雲の方が多くなってきているように見えます
ここはもう余裕をもって「潔く撤退するのが正解!」ですので、後は再び黒岳山頂へ戻ることにしました。
一方反対側の「黒岳山頂の方は?」と見てみると、来た時と変わりなく青空が広がっていたので安心しました。
黒岳石室がどんどん小さく、遠くに見えていました。次回ここに来る時には、もっと経験を積んで「宿泊しながらあちこちの山を巡りたい」と思います。
そうすると、今度は逆にかなり余裕のある行動ができます。
往路は周囲の様子をじっくり見る余裕もなく急ぎ足で向かっていましたが、復路は道端の花などをめでながらゆっくり歩いても良さそうです。
そうは言っても「花よりだんご」の私ですから、そんなに時間はかかりません。
再び黒岳山頂に戻って来ました、こちらから見える風景の中にも、心なしか白い雲の量が多くなってきているような気がします。
愛別岳、上川岳の方角の様子です、先は急な斜面になっているので近づき過ぎないように気をつけて…、桑原桑原!
※ 風切り音が入っていますので、音量に留意されご覧ください。
「そろそろ下山しよう」と思っていた時の崚雲岳から北鎮岳、中岳の方角の空の様子です。山頂付近はすっかり雲に覆われてしまっていました。
※ ウィキペディアフリー百科事典「黒岳 」「黒岳ロープウェイ」を参考にさせて頂きました。
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