『北海道開拓の村』-旧開拓使札幌本庁舎-
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今回は、「旧開拓使札幌本庁舎」を紹介します。
旧開拓使札幌本庁舎は、前回紹介した「旧札幌停車場」を通り抜けると広い「 」があり、その左手に見える大きな建物です。開拓の村の「ビジターセンターとしての役割」*1もしています。
現在の『赤レンガ庁舎』は「北海道の役所」ですが、昔は同じ「北海道庁」という名前ですが「国の役所」でした。さらにまたそのひと昔前は「開拓使」という役所がありました。
その開拓使札幌本町本庁舎は、現在の赤レンガ庁舎の北側(「史跡」の標石とその由来を記した案内あり)にありました。
1873年(明治6年)に建てられた開拓使札幌本庁舎を再現したものです。築後5年、明治12年に火災のため消失しました。
※ 開拓使札幌本町本庁舎の近くに馬車鉄道の乗り場があります。
1869年(明治2年)『蝦夷地』が『北海道』となり、北方開拓のために『開拓使』*2が設置されました。この開拓使制度は、1882年(明治15年)まで続けられ、その後は『札幌』『函館』『根室』の三県が設置(三県一局時代)*3されました。
1886年(明治19年)には、三県制度も廃止され、新たに『北海道庁』が設置されました。北海道庁は、1888年(明治21年)に竣工しましたが、1909年(明治42年)に火災のため一部を焼失しました。
1911年(明治44年)に元の姿に近い形に修復、さらに1968年(昭和43年)に北海道百年を記念して元の姿に修復されました。
*1ビジターセンターとしての役割・・・館内には総合案内、情報サービスセンター、講堂、研修室(見学の事前事後の学習・休憩などに利用)があります。
*2開拓使・・・北方開拓のために1869年(明治2年)から1882年(明治15年)まで置かれた日本の官庁。開拓使設置前は箱館府(箱館県)が北海道行政を行っていました。開拓使の廃止後は、札幌県・箱館県・根室県が設立されました。
*三県一局時代・・・1882年に北海道開拓使を廃止し、北海道事業管理局と北海道開拓使の札幌本庁及び函館・根室の2支庁の管轄区域に応じて道外と同様に県という行政区域を新たに3つ設定しました。北海道として初めて近代行政機関・近代行政区画を持つことになりました。
1886年(明治19年)3県と事業管理局は北海道庁設置に伴い廃止されました。札幌に本庁が、函館と根室に支庁が置かれることになりました。
※ ウィキペディアフリー百科事典「北海道開拓の村ホームページ」、「旧開拓使札幌本庁舎」、「開拓使」、「三県一局時代」、「北海道庁」等を参考にさせて頂きました。
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