『函館本線(函館駅~札幌駅)駅巡り』-大沼公園駅-
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今回は、「大沼公園駅」(亀田郡七飯町字大沼町85番地8)を紹介します。
前回紹介しました「大沼駅」を後にして、道道338号線から道道43号線に入ります(駅前にその両道道が分岐する交差点があります、というか「重複区間」らしいです。)。
そして、大沼方面に向かって北へ約2㎞ほど進みますと左手に本駅があります。
本駅の大まかな成り立ちについて紹介します。
・1907年(明治40年):北海道鉄道の「大沼公園臨時乗降場」として開業する(6月)。
・1907年(明治40年):北海道鉄道が国有鉄道に移管される(7月)。
・1907年(明治40年):大沼公園臨時乗降場が閉鎖される(12月)。
・1908年(明治41年):「大沼公園仮停車場」が開業し、旅客及び荷物扱いが開始される。
・1909年(明治42年):線路名が「函館本線」となる。
・1920年(大正9年):「大沼仮停車場」に改称、そして大沼駅は「軍川駅」に改称される。
・1924年(大正13年):「駅」に昇格し、「大沼駅」になる。
・1929年(昭和4年):大沼電鉄の大沼駅(後の「大沼公園駅」)から新本別駅間が開通する。
・1945年(昭和20):大沼電鉄が不要不急線に指定され、函館本線(砂原̪支線)の開通と同時に廃止される。
・1949年(昭和24年):日本国有鉄道(国鉄)に継承される。
・1960年(昭和35年):荷物扱いが廃止される。
・1964年(昭和39年):「大沼公園駅」に改称、軍川駅が「大沼駅」に改称される。
・1984年(昭和59年):荷物扱いが廃止される。
・1987年(昭和62年):国鉄分割民営化によりJR北海道に継承される。
・1998年(平成10年):業務が委託化される。
・2015年(平成27年):列車別改札開始メロディに「千の風になって」の使用が開始される。
1面1線の単式ホームをもつ地上駅です。業務委託駅で早朝と夜間は駅員が不在で、みどりの窓口と自動券売機があります。駅舎内にトイレがあります。
※ 大沼電鉄
大沼電鉄は、亀田郡七飯村(現・七飯町)と茅部(かやべ)郡鹿部村(現・鹿部町)の間を結んでいた軌道路線及び運営会社。
1929年(昭和4年)に函館本線大沼駅(現在の大沼公園駅)から鹿部村新本別駅間が開通し開業しました。
1945年(昭和20年)に不要不急線に指定され、函館本線(砂原支線)の開通と同時に廃止されました。
戦後1948年(昭和23年)に国鉄銚子口駅で砂原支線と接続する形で一部の区間が地方鉄道として復活しましたが、1952年(昭和27年)に廃止されました。
※大沼国定公園
大沼国定公園は、1958年(昭和33年)に全国で13番目に南北北海道唯一の国定公園になりました。
北海道の南西部渡島半島の中央部に位置し、活火山の「駒ヶ岳」と、その噴火によってできた大沼(大小126の小島が浮かぶ)、小沼、蓴菜(じゅんさい)沼等の一帯(9,083ha:七飯町・鹿部町・森町の3町にまたがる)が指定されています。
大沼周辺は2010年(平成22年)に「日本紅葉の名所100選」に選定され、2012年(平成24年)に「ラムサール条約」登録湿地になりました。
※ ウィキペディアフリー百科事典「大沼公園駅 」「大沼国定公園」を参考にさせて頂きました。
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