『石北本線・金華駅を目指して』-東旭川駅-
こんにちは、ご訪問ありがとうございます。
今回の駅は、「東旭川駅」(旭川市東旭川北3条5丁目)です。駅の近くには国道295号線が走っていて、その道路沿いに「旭川神社」があります。
現在は旭川駅付近に旭川市の中心市街地が広がっていますが、「なぜ、その郊外の東旭川に旭川神社があるのだろうか」という疑問、感じませんか?
その答え、本来は長い話になりますが簡潔にまとめます(ちょっと脱線しますが…)。
明治の頃、旭川の地は「屯田兵」が中心となって開墾が始まりました。その入植地は現在の東旭川(当時は「旭川兵村」)地域であり、現在の市街地(当時は「忠別市街地」)はもっと後になってから発展してきた地域でした。
ところが、忠別市街地の住民が「旭川」の名を使うことを北海道庁に先に働きかけ、公表されてしまいました。それを知った旭川兵村の屯田兵らは反対運動を起こし道庁に抗議しましたが、今さら名前の変更は不可能でした。
その打開策として『「旭川発祥の地は東旭川」であることを後世に残すため、「旭川」の名を使用してよい』とのお墨付きを「北海道庁長官」から授かりました。
以上のような経緯があって、東旭川にある神社や学校等の名前に「旭川~」という名前が使われている、ということなのだそうです。
脱線が長くなりましたが、再び「東旭川駅」に戻り、本駅の歴史です。
1922年(大正11年):鉄道省石北線新旭川駅・愛別駅間の開業に伴い一般駅とし
て開業(当時の駅名を「ひがしあさひがわ」と読みました)
1949年(昭和24年):日本国有鉄道に移管
1961年(昭和36年):石北本線に改称
1984年(昭和59年):無人化
1987年(昭和62年):JR北海道に継承
1988年(昭和63年):「ひがしあさひかわえき」に読み方を変更
2面2線の千鳥式ホーム(対面する2つのホームがずらして設置されているホーム)の地上駅です。ホームをつなぐ跨線橋はなく、構内踏切が設置されている。簡易駅舎の無人駅です。
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