『登山日記』-ピンネシリ・その4-
こんばんは、ご訪問ありがとうございます。
今回は『ピンネシリ逍遥』の4回目です。
ピンネシリ山から無事に下山し、帰り道の林道をバイクでトコトコと走っている途中、キタキツネの子ども2匹(その子達に直接聞いた訳ではないので私の勝手な推測ですが、大きさからして多分子ギツネなのではないかと・・・)に出くわしました。50m位前方の路上からその脇にある空き地にかけてちょろちょろしているところでした。
「キタキツネ発見! 嘘みたい!!」
そろり、そろりと、停めていたバイクを足でこぎながら近づきます。
気づかないのか? キタキツネは逃げません。
観察して見ていると(これも彼らに聞いた訳ではないのでハッキリとは言えませんが)、路上にいる虫等の餌を見つけて追いかけては食べ、追いかけては食べしているのだろうと思いました。私は「これは千載一遇のチャンス!!とばかりにバイクのエンジン(原付2種ですからそんなに大きな音ではないのですが)を切るのも後回しにして、焦りながらも静かにそっとコンデジと一脚を取り出し、画像や動画を撮り始めました。
止せばいいのに、まだまだ近づきます。
逃げません。 でも、ここらでストップ!することに・・・。
くつろいでいます。「おい、何してる?行くぞ!」って、前のキタキツネ、そんな感じ!
北海道ですから2輪や4輪で山道を走っている時に、キツネやエゾシカを見かけることは結構あります。でも、こちらに気づいて直ぐに立ち去ってしまうことがほとんどです。「スピードを緩め停車させてカメラを取り出し構えて撮影する」というチャンスはほとんどありません、少なくとも私はそうです。
「クンクン・・・」 「・・・んっ!」
「おやっ?おやおやっ? 何かいるぞ・・・」
「わたしゃ、それより痒いの、痒いのっ!」
以前に富良野の『五郎の石の家』へ向かう林の中の小路で、10m位先に「エゾリス」が出てきてしばらく「にらめっこ」状態になったことがありました。コンデジで撮っても小さくしか撮れなく残念でした。「望遠で撮れるカメラがあったら!」と思ったものです。春に宮島沼の渡鳥を撮っていた時にもそう思いました。
「ごちそうは居ないかな? ごちそうは・・・」
「あっ、いたぞ!」 「それっ!」
「残念、草の根っこでした・・・」 「んっ、見てた?」
それで、夏を前に50倍ズームのできる望遠コンデジを購入して持ち歩いていました。今回はそれも使って撮ってみました。望遠で被写体にズームして撮れるのは良かったのですが、ズームすればするほど手振れの影響が強く出てきます。今回は、何せ慌てていてバイクに跨ったままの体勢で撮っていた(一脚は使っていました。三脚なら良かったのでしょうが・・・)ので大変でした。
「わたしゃ、こうして地道に探しますよ。クンクン・・・」
「・・・そうだな、・・・そうするか!」
「おっ! 今何かいたような・・・」 「いやいや、地道な努力が大切、大切、クンクン・・・」
虫を追いかけ、エサ取りに懸命に、そして私は「路傍の石? 道端の草?」となりました・・・。
今まさに私の横に来ています!! そして、去って行きました・・・。
ということで、一応動画も掲載しますが画像にブレがありますことをご容赦ください。
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ご訪問ありがとうございました。