『旧JR江差線の駅を訪ねて』ー木古内駅ー
こんにちは、ご訪問ありがとうございます。
今年も残すところ2ヶ月を切りました。何と!この頃1年過ぎるのが早いこと早いこと、歳を重ねるごとに早くなってきていることを実感している今日この頃です。
そんな今年も後半に入り、「来年3月末にいよいよ北海道に新幹線が開通」という報道とは裏腹に、非常に残念なことですが相次いで「路線や駅の廃止」との報道もありました。
「留萌本線の留萌駅・増毛駅間の廃止」に始まり、「鷹ノ巣駅・東追分駅・十三里駅・花咲駅・上白滝駅・旧白滝駅・下白滝駅・金華駅・小幌駅の廃止」の話も出てきました。
駅の廃止についてはまだ流動的なところもあるようですが、北海道から鉄路がだんだん消えていくことに寂しさを感じています。
何とか地域の特色を生かした観光鉄道的な形態(定期的にSL列車やトロッコ列車等を走らせるとか、北の大地にSLはピッタリだと思うのですが・・・)を取り入れることで存続させられないものかな?などと素人ながらに思ったりもします。
「廃止になった路線の駅」を訪ねて紹介されているブログを、幾つか見せて頂いているうちに私も現地に行ってその駅の様子を見てみたくなりました。
それで、この夏から秋にかけて近い所では「万字線」(志文駅から万字炭山駅)、遠い所では「旧江差線の一部」(木古内駅から江差駅;現在の江差線は五稜郭駅から木古内駅)を訪ねて回ってきましたので、これから何回かに分けてその様子を紹介していきます。
木古内駅(木古内開業準備駅)
まず、今回は北海道渡島地方の木古内町にある『木古内駅』を紹介します。現在、北海道最南端の駅(廃止によって旧渡島鶴岡駅がなくなったため)となっています。私が木古内駅(木古内開業準備駅)を訪れたのは今年の8月上旬でした。残念ながら旧木古内駅舎の姿は既に無いようで、「木古内開業準備駅」が建設の途中でした。また、北海道知事やJR北海道社長、木古内町長等からのメッセージも掲示されていました。
木古内駅の大まかな歴史
・1930年(昭和5年)に国鉄江差線の終着駅として開業しました。
・1935年(昭和10年)に江差線が湯ノ岱駅まで延伸されると途中駅となり、1937年(昭和12年)に松前線(木古内駅から松前町松前駅;1988年(昭和63年)に廃止)が開業すると江差線と松前線の分岐駅となりました。
・2014年(平成26年)に当駅から江差駅間が廃止されたことにより再び江差線の終着駅となりました。
・2015年(平成27年)に「木古内開業準備駅」が設置されました。
※ 2016年(平成28年)に北海道新幹線の駅が設置され、新幹線・在来線の共用区間になります。そして、当駅から五稜郭駅までの江差線はJR北海道から経営分離され第三セクター鉄道の「道南いさりび鉄道」となる予定です。
木古内開業準備駅の駅舎
現在は「木古内開業準備駅」が設置され、「在来線の駅」と「新幹線の駅」があります。
「在来線の駅」は、3面5線の相対式・島式ホームの複合地上駅で橋上駅舎となります。
「新幹線の駅」は、在来線の駅の北側になり、高架上の2階に相対式ホーム2面2線と通過線の2面3線構造です。
旧知内駅(準備中)👈 本 駅 👉 札苅駅
続・木古内駅 👈 👉 続・札苅駅 (クリックすると、その駅が表示されます)
ご訪問ありがとうございました。