『北海道のダム』-朝里ダム-
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今年の五月の連休中は北海道らしいさわやかな天気が続きあちこちに出かけることができました(その反動なのでしょうか?!6、7月は北海道でも「梅雨」のような鬱陶しい天気が続きました)。その前半に数十年ぶりに札幌市にある『豊平峡ダム』に行ってきました。今回はその時の様子を数回に分けて紹介させて頂きます。
豊平峡ダムまで行くコースはいくつかあるのですが、連休で混雑しているだろう札幌の街中を通るのも鬱陶しいので、多少遠回りでもいろいろな所を見て廻れるコースを選びました。名付けて!!『札幌近隣ダムツアー』というのはいかがでしょうか?結構見所のあるコースだと思いますが・・・。
札幌市北区経由で国道5号線を走り手稲から朝里まで海岸線に沿った道路を行きます。朝里市街から道道1号線に入り『朝里ダム』のある『オタルナイ湖』、朝里峠を越えて『定山渓レークライン』をゆくと『定山渓ダム』のある『さっぽろ湖』が現れてきます。さらに先に進むと国道230号線に出ますので定山渓温泉街を貫けてから脇道に入り『豊平峡ダム』のある『定山湖』を目指します。
銭函(ぜにばこ)
銭函(ぜにばこ)辺りから右手に海が見え始めます。真っ青な空と蒼い海、白い波頭をチラチラと見ながら「やっぱり海がいい!」なんて思いながら早朝の5号線を走ります。『札樽自動車道』が山側に並走しています。高速道路は先を急ぐ時には有効ですが、道路脇にフェンス等があってほとんど景色を楽しむことができません。
張碓(はりうす)トンネル
途中、『張碓トンネル』の手前に高速道路の高架下で5号線が大きくカーブしている所があります。学生の頃、原付バイクで友人と二人で積丹へツーリングした時に私のバイクがトラブったのがちょうど小樽寄りのその高架下でした。それ以来そこを通るたびに、その時の「自分のどんくささ」が頭の中で蘇ってきて、今でも思わず苦笑してしまいます。
JR張碓駅
『張碓トンネル』で思い出すのが、数年前まで『秘境駅中の秘境駅』と言われた『JR張碓駅』を思い出します。残念ながらその頃には駅にはほとんど興味がなく行ったことがありません。現在はもう取り壊されてしまいほとんど何も残っていないそうです。本当に残念です!!一度は見てみたかったです。
朝里スカイループ
そんなことを想いながら走っていると朝里市街に入ります。『朝里インターチェンジ』に向かう標識に従って交差点を左折します。道なりに進むとスキー場もある朝里川温泉街に入ります。しばらく走っていると、『朝里スカイループ』とも呼ばれている『朝里大橋』(ループ橋)が見えてきます。
オタルナイ湖の朝里ダムのすぐ下流に『朝里大橋』通称『朝里スカイループ』があります。朝里ダムの建設に伴い道道1号線のルートが変更されダムに上がるための高さを得るために半径約150mのカーブを360度一周するループ橋が1986年(昭和61年)に完成しました。ダムの上からも橋の全景を眺望することができます。
朝里ダム
朝里ダムは小樽市朝里川に建設された73.9mの重力式コンクリートダムです。1979年(昭和54年)に着工され、1993年(平成5年)に竣工しました。小樽市の水がめとしての役割を担っています。
朝里ダム記念館、テニスコート、散策路等もある湖畔園地が整備されています。朝里ダム記念館ではダム建設に関するパネルの展示の他に、ダムシアターでダム建設の記録や小樽市観光イメージビデオ等が上映されています。この夏休みには家族連れで訪れてみてはいかがでしょうか。
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