『旧唐松駅・三笠市立新幌内小学校』-三笠市唐松-
こんにちは、ご訪問ありがとうございます。今回は三笠市唐松にあります『旧唐松駅・三笠市立新幌内小学校』を紹介します。
1、幌内線
まずは『幌内線』から紹介します。唐松駅は、かっての『幌内線』にあり、幌内線は函館本線が岩見沢駅で分岐し三笠市の幾春別駅までの路線でした。
1882年(明治15年)に官営幌内鉄道によって開業され道内で最も古い鉄道路線の一部で、石炭を小樽や苫小牧、室蘭の港湾に運んでいました。1889年(明治22年)に北海道炭礦鉄道に譲渡され、1906年(明治39年)には国有化され『幌内線』となりました。1987年(昭和62年)国鉄民営化によりJR北海道に移り、その年に廃止され『JR廃止線第1号』になりました。
2、唐松駅
次に『唐松駅』について紹介します。1929年(昭和4年)12月に石炭搬出のための貨物駅として開業しました。1930年(昭和5年)8月に旅客・荷物の取扱いも始まり一般駅となりました。石炭産業が衰退していくにつれて利用者が減少し1981年(昭和56年)貨物・荷物の取扱いが廃止され、1987年7月に幌内線廃止に伴い廃駅になりました。
駅名の由来は、開拓期にこの地域で木材を切り出していた人『藤松』の名を取って地域を『藤松沢』と呼ぶようになりました。その後、上流にあった炭砿『藤松炭砿』が『唐松炭砿』と改称され、要請によって駅名も『唐松駅』となりました。
駅舎は北海道の木造校舎には珍しい西洋風の『ギャンブレル屋根』(将棋の駒に似ていることから『駒形切妻屋根』といわれることもある)が特徴的で古い農家のような建物です。
3、三笠市立新幌内小学校
最後に『三笠市立新幌内小学校』を紹介します。道道917号線を桂沢湖方面へ向う途中に『唐松駅』がありますが、その手前に『唐松郵便局』が、さらにその手前に廃校となった『三笠市立新幌内小学校』があります。1900年(明治33年)5月に開校し、2011年(平成23年)3月に閉校になりました。そして、幾春別小学校、新幌内小学校、美園小学校の3校が三笠小学校に統合となりました。
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