『道北の旅Ⅱ』-北のいつくしま弁天宮、他-

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北のいつくしま弁天宮 こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。

 今回は、「北のいつくしま弁天宮(べんてんぐう)、他」ということで利尻島の観光地の見所をいくつか紹介します。

     (訪問日:2019年(平成 令和元年)7月下旬)

 海岸沿いに走る道道108号線を北上していきます。

北のいつくしま弁天宮へ 北のいつくしま弁天宮

 走っているとまず出会うのが、「北のいつくしま弁天宮」の赤い祠(ほこら)で、次に「寝熊(ねぐま)の岩」、「人面岩(じんめんいわ)」の順となります。

   北のいつくしま弁天宮

 北のいつくしま弁天宮は、その昔付近を通りかかった弁財船(べんざいせん)が嵐で難破しそうになった時に弁天様(べんてんさま)に助けられた感謝の気持ち建てられたお宮なのだそうです。

※弁財船・・・中世末期(安土桃山時代)から江戸時代、明治にかけて日本の国内海運に広く使われた大型木造帆船、弁才船、弁済船とも記述されました。

※弁天様・・・恵比寿様、大黒天様など福をもたらすとして日本で信仰されている七福神の中で唯一の女神(弁財天あるいは弁才天)で、知恵財宝、愛嬌縁結びの徳があるといわれています。

北のいつくしま弁天宮 北のいつくしま弁天宮

北のいつくしま弁天宮 北のいつくしま弁天宮

 道路脇にある駐車場の横に赤い小さな鳥居があり、海辺に浮かぶ岩の上に建っている祠へは小さな橋を渡っていきます。

北のいつくしま弁天宮 北のいつくしま弁天宮

北のいつくしま弁天宮 北のいつくしま弁天宮

 祠が建っている岩は「龍神の岩」と呼ばれ、この岩にも由来があります。

北のいつくしま弁天宮 北のいつくしま弁天宮

『   「龍神の岩」由来   (説明板より)
 昔から古老の話のよれば、大正の初期、ある日暮時、大沢より地鳴をたてて下りて来る何物かがあり、それがこの大岩で消えたと伝えられ当時は吉凶何れかのお告げとして誰もが黙して語らず、ある時、通りかかった修行者が、この大岩の祠を立てて信仰するように宣して立ち去ったと云う。

 ここに、昭和五十四年北のいつくしま弁天宮の標識を建立、はじめて龍神の岩が広く世間に知られるところとなった。
 昭和五十五年元総理大臣三木武夫先生の指毫による「龍神の岩」の碑を、利尻町観光連盟が建立し、北のいつくしま弁天宮の守護神として一層信仰を深めるようになった。

      利尻町観光協会         』

※ 以下の動画視聴に際しては、風切音など雑音が入っていますので音量にはご留意ください。

   寝熊の岩

 北のいつくしま弁天宮から少し歩いた所の海沿いに「寝熊の岩」があります。

 大きな熊が海に向かって寝そべっているように見える岩が寝熊の岩です。

寝熊の岩 寝熊の岩

寝熊の岩 寝熊の岩

 見ようによっては…?!、そう言われてみれば…見えるかな…?、見えないこともないかも…?!…というのが私的な感じ…です。

寝熊の岩 寝熊の岩

寝熊の岩 寝熊の岩

 私が利尻島を訪れる1年前に『「ヒグマが生息していないとされる利尻島」で106年ぶりに上陸が確認されるというヒグマ騒動』(2018年5月下旬)が起きました。

寝熊の岩 寝熊の岩

『   穴澗 寝熊の岩碑の由来    (説明板より)

 この碑は昭和四十年五月二日時の運輸大臣 松浦周太郎先生来島の際指毫されたものを、当地産の自然石に刻み建立したものであります。
 昔、この地に先住民族住居跡と伝えられる大穴澗があったが、道路工事のため埋没し、現在寝熊の岩だけが残っている。
 又附近には地区住民信仰篤き弁天宮があり、この碑の由来を託し永く後世に伝えるものである。
    碑  文
穴澗 寝熊の岩
 運輸大臣 松浦周太郎
昭和四十年八月吉日建立
 利尻町観光協会              』

 今回、利尻島へ渡るに際して少なからず心配していた「ヒグマ騒動」でしたが、騒動から一年余りが経った6月末(2019年6月)に宗谷総合振興局により「終息宣言」が出されました。

※ 以下の動画視聴に際しては、風切音など雑音が入っていますので音量にはご留意ください。

   人面岩

 人面岩は、寝熊の岩の所からでも見える(小さいですが)ほどの近くにあります。

 海岸の岩場の上に丸い頭のような岩が飛び出しているのが「人面岩」です。

人面岩 人面岩

人面岩 人面岩

 その額の部分には白い縄のようなものが鉢巻の様にまかれてあるので、それと直ぐに分かりました。

 ただ…それが人面?、人の顔…?に見えるか?…と問われれば、「…微妙……」なところだと私は思いました。

人面岩 人面岩

※ 以下の動画視聴に際しては、風切音など雑音が入っていますので音量にはご留意ください。

カモメの親子 カモメの親子

※ 以下の動画視聴に際しては、風切音など雑音が入っていますので音量にはご留意ください。

 見る方向があるのかもしれません、私は寝熊の岩方向(道路から見て人面岩の左側)からしか見ていなかったことに気づきました。

 右側から見ると、新たな発見があったのかもしれません。

カモメの親子 カモメの親子

※ 以下の動画視聴に際しては、風切音など雑音が入っていますので音量にはご留意ください。

 というのも、人面岩の近くでカモメのヒナを見たもので、そっちの方ばかりに気を取られてしまい、人面岩をその反対側から見ずに次の場所へ移動してしまいました。

 今思うと「実に惜しいことをした」と、もう「後の祭り」ですがたいへん悔いています。

※ 以下の動画視聴に際しては、風切音など雑音が入っていますので音量にはご留意ください。

※ 利尻島観光ポータルサイト「りしぷら 」、フリー百科事典「ウィキペディア」・「弁才船」、「弁財天」を参考にさせて頂きました。

ご訪問頂きありがとうございました。

 

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